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軟骨のお味は?

作者: 暁 仁

短編のホラーになります。

かなり短いですがよろしくお願いします。

とある町はずれにある出店でのことだった。

「軟骨っておいしいの?」

小さな少女が一人の中年男性に尋ねる。

「ナンコツ?おいしいよ。コリコリした触感がクセになるよ~」

少し酔い気味の口調で答えると、

「じゃあおじさん、軟骨ちょうだい。」

少女が笑顔で男性にお願いする。

「ごめんね、軟骨は注文してなくてね。ところでお嬢ちゃんこんな時間にどうしたんだい?

お父さんかお母さんは?」

ふと腕時計を見ると午後の11時をまわっていた。

中年男性が質問すると、少女は少し残念そうな顔をして

「おじさん軟骨くれないの?」

質問の回答に男性は困ったが、次の瞬間!

「--じゃあおじさんの軟骨もらうね」

不適な笑みを浮かべて少女が言った。

背筋がゾッとし全身から血がひくのがはっきりわかったが、気が付いた時には遅かった。少女は懐から取り出したサバイバルナイフで男性の腹を突き刺した。

白いYシャツが赤黒く染まり、周囲に血潮が飛び散る。腹を掻っ捌いた後、四肢を切断し、皮膚を桂剥きで削いでいった。

その後、軟骨を切り出し、口に運んだ。

「…あんまりおいしくない。」

眉を顰め、口に入れたものをペッと吐き出した。

「おじさんの嘘つき」

そう言い残し少女は去っていった。


翌日、そのことはニュースに取り上げられ近隣を騒然とさせた。

しかし、彼女の存在を知るものは存在せず、この異様な死体事件の真相は解明されないまま世間から忘れ去られてしまった。




読んでいただきありがとうございます。

今回がはじめての投稿になるため、問題点が多々あると思います。

皆さまからの指摘などもあれば幸いです。

これから頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします。

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