偽執事とお嬢様
シェリーと透のご対面
4月ー
シェリーは一人で、明日から通う学校の校門前に来ていた。
待ち遠しいのと、不安で何度も家から行き来している。
(家は学校の近くで、子供の徒歩でもつく。)
(そう言えば、今日の夜だよね。東さんご一家と外食)
なんか、お見合いみたいだなぁ~っと思ったシェリー。
しかし、両親にとって、将来的に結ばれれば…などと、
思っているのは、シェリーには内緒である★
(東さんのお子さんと仲良くなれるかな~?
双子の兄妹らしいけど…。双子って結構厄介な性格の人が
居るらしいけど、僕の事気に入ってくれると良いな~。
あくまでも、友達として。)
※あくまでも、フィクションです。双子の人が全員悪い性格ではありません。
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(コンビニ寄ってから帰ろ♪)
(夜)
(何考えてるの!お父さん~!!ここ五ツ星レストランじゃない!!
普通のご家庭なら五ツ星はキツイよ?マナーとか大事だし、
学校通う時、子供達が気兼ねしない様に、普通の家を購入したんでしょ?
もしかして、東さんって何かの社長さん?うわぁ~!!、何か嫌な予感感じるの
もしかして僕だけ?僕がテーブルマナーミスしたら、彼ら(双子)にイジメられるんじゃ…!!
嫌ーーーーー!!(泣き)帰りたい(滂沱)無理だけど!!
お母さんお父さん、恥かかせない様に頑張りますが、テーブルマナーで
ミスしたら、くれぐれもフォローしてくださいね!!)
シェリーの心中をなど、気付かずに父親は玄関から現れた男性に声をかけた。
「久しぶりたな!!」
「ああ、日本で会うのは久しぶりか…」
シェリーは、明るい笑顔の美中年に眩しそうに目を細めた。
「オイ、オイ、相変わらず無意識に誰彼構わず、誑かすのか!?」
シェリーの様子を見て呆れた声を出す。
「誑かして無い!!シェリーちゃんだったね、僕は東 透。
お父さんの同級生で友人をやっている」
「仕事相手みたく言うなよ!」
「一応、クライアントでしょう。弁護士としての」
弁護士!?…そういえば、うちの会社っに顧問弁護士が何人か居た様な…
日本のうちの会社の弁護士さんって事かな?
「シェリーちゃんの考えている通り顧問弁護士だけど、問題が起きなきゃ、
ただの給料泥棒になるからって、弁護士兼日本の会社の秘書やらされてるよ!
酷いよね~、ここまでこき使うかよ!!友達同士なのに~!!
それに、僕も事務所、持ってるのに!!」
※何度も言いますが、フィクションです。
「その事務所を秘書任せにして、俺の会社でゴロゴロしてただろうが!!
お前はまず、自分の秘書に謝れ!!」
アハハ…東さんってこういうタイプなんだ…イメージ的には執事さんって言うか、凄く
紳士的に見えるのに…
ガラガラと東に対するイメージが崩れていく、シェリーだった。
…何か、明彦のイメージも壊れ欠けてる様な…