86.5:その頃……
やっぱり心残りなので書きました。
執筆時間10分!
本文としてではなく、ネタとしてお読みください。
『制服を脱ぐ許可を頂きました。さぁ、アオイも脱いでください』
「あいぉ〜」
アオイが一人で一生懸命服を脱いでいる間に、ワタクシも装備と制服を外します。
おや?
制服の下は真っ白な下着でしたか。あ、ショーツも白ですね。
今まで一度も脱いだ事などなかったし、下着を着用している事すら知りませんでした。
カイト様とご一緒するようになって、新しい発見の多いこと。
カイト様には感謝してもしきれませんね。
『さて、ここで問題です』
「問題?」
『はい。入浴とは、どのように行うのでしょうか。知っていますか、アオイ?』
子供特有のぽっこりしたお腹……いえ、これはから揚げ腹ですね――を擦りながら、アオイは首を傾げて考え込んでいますね。
「う〜ん、知らないぉ」
『そうですか……』
まぁ致し方ありませんね。アオイがクエスト以外で行動するなど、実際はイレギュラーな訳ですし。基本データ以外は何も知らなくて当たり前。
っという訳で、ネットワークを駆使して調べるしかありませんね。
えーっと、入浴の仕方……。
テキストではいまいちよく解りません。
では動画を探しましょう。
えーっと、動画ですので……『入浴シーン』で検索。
……。
……なるほだ。
『解りましたよアオイ!』
「やったぁ〜」
調べた動画内容をアオイにも教え、いざ浴室に行かん!
『まずはシャワーを浴びます』
「シャワ〜」
暫くすると、背後のスライドドアが開く音が……
『今です、アオイ!』
「あいぉ!」
ワタクシとアオイは息を合わせてこう叫ぶ。
『きゃ〜っ、のび○さんのエッチィ〜』
「きゃ〜の○たさんのえちぃ〜」
完璧です!
あまりの完璧ぶりに、入室してきた女性プレイヤーの方々が硬直しています。
そして、
何故かそのままドアを閉めて退場されてしまわれました。
『あら? 何か間違ったでしょうか、ワタクシ?』
「きゃはぁ〜。お風呂楽しいおぉ〜」
『そうですか。それは良かったです』
「うんっ。ウケ、ははさまみたいに、胸大きいぉ。アオイも大きくなれるかなぁ?」
『さぁ、どうでしょう?』
入浴の仕方はまた改めて調べるとしましょう。
色気?
何それ美味しいの?




