そのご 何と無く新しい読み方。
朝、気分は最低。そして身体はボロボロだが、心はドクンドクン。何故なら・・・・。
「・・・・なんか蕾かなり格好がすごいよ。」
蕾はかなり体制が危うい。もう少し動いたら下着が見えそうである。朝からドキドキしっぱなしである。
「蕾、早く起きて起きないと僕が鼻血出してまた寝ちゃうよ!」
「う、うーん。わかったよ兄様。起きればいいんでしょ?」
眠たいと顔が訴えているがこれでいいのだ!
「兄様、おはよう!・・・・まだ小さいままだね?」
はぁ、まだまだ小さいまんまこれからどうなるんだろう。
「まぁ、誰かに頼んで大きくしてもらうよ。多分剣治が僕を戻してくれると思う。」
結局、人任せだが、仕方ない事である。
それからいつものように朝食を食べて学校に向かうはずだったが・・・・。
「時雨様、そんな格好では高校に入れませんよ?」
つまり身体が小さいので常識のある人は誰も僕とは分かってくれないだろう。
「今日は風邪でおやすみと言ってますので家に居てください。」
蕾はすでに行っており、執事さんは用事で出掛けてしまった。ちなみに母さんは未だに帰って来てない。
「でも美奈さん。」
「言う事聞かない悪い子にはお仕置きですよ?」
目がマジだ。
「わかったよ。僕は一日家にいます!」
しかし、家に居てもひまなので美奈さんの手伝いをすることにして自分の部屋を片付ける事にした。
「・・・よかったぁ。まだこの本はばれてないようだ!あ、こっちも大丈夫だ!」
自分で掃除をするとあの宝が美奈さんや他の人にばれてないかついつい気になってしまう。そしてついつい読み始めてしまう。
「・・・・・オーッスゲー!」
はっ!殺気!?
「・・・小さいのにやっぱりスケベですね?学校サボってまでそのような本を見てるなんて・・・」
僕の後ろには美奈さんが立っている。僕に残された道は二つ。一つはごまかす。そして二つ目は白状する。
「ごめんなさい!今すぐこんないかがわしい本は捨てます!」
それから僕は美奈さんに持っていた本を取られた。しかし、残された本はなんとかごまかして守る事ができた。
「これは私が責任持って処理します!」
「はい、すいません。二度とばれないように隠します。」
「・・・・なんかおかしい部分があったけど今回はこれで許しますよ。」
やった!僕はやったよ父さん!
「・・・反省してないみたいだからおつかいしてもらいます!」
おーまいごっと!
そして僕はメモをもらい右腕に買い物カゴを装備して街という名のダンジョンに出かけたのであった。
「・・・・あ、今回はメイド物を読んでたみたいですね。うふふ、今回は見逃してあげますよ、時雨様!」
大体のお使いを終え、最後の店に入る。すると後ろから誰かに声をかけられた。
「おや?時雨じゃないかな?」
振り返るとミニスカートから伸びた足が見えたから見上げてみるとパンツが見えたので慌てて顔が見える所まで後退り再度見上げる。
「シャル姉さん!おつかい?」
昔は裁判長であり、今は僕を監視している立場である。
「そうだよ、しかし見ない間に縮んだね?誰かに頭叩かれたとか?」
僕は事情を簡単に説明した。
「大変だね?まぁ頑張ってね。私が手伝ってあげれる事があったらなんでもするからね?」
そういって店の中から出てくる一人の客に話し掛ける。どうやらシャル姉さんは万引きGメンという仕事をしているみたいだ。
邪魔をしてはいけないのでさっさとお使いを済ませ家に帰ることにした。帰り道では誰にも会わず、ユーフォーを見たぐらいだった。
「平和だなぁ〜。」
ほーほけいきょう!
・・・・季節はずれの鳥までないている。
自宅に戻るとすでに昼食の準備が終わっており、僕は美奈さんと一緒に話しをしながら御飯を食べることにした。
「・・・時雨様、昨日のお風呂は気持ちよかったですか?そしてよく眠れましたか?(皮肉)」
「うーん、やばかった!かなりやばかったかな?色んな意味で・・・・(皮肉には全くこれっぽっちも気がついてない。)」
美奈さんははぁ、と溜息をつき、僕をまじまじと眺め決心したように言った。
「・・・今日、夜は必ず私の部屋にきてくださいね?」
前にもこんな事があったような・・・・。
「・・・うん、頑張っていくよ。今度はどんな薬かな?期待してるよ。(かなりの皮肉)」
「ふふっ、任せてください。時雨様の期待に答えられるよう努力します!(皮肉ととらえているがある意味違うので笑う)」
ま、期待していよう。・・・・いや、覚悟しておこう。
昼から今度は母さんの部屋の掃除。今は使われていないが、たまには掃除しないといけないらしい。
棚を整理していると巻物?みたいなものが落ちてきた。
「・・・えーっと、これは家系図みたいだな。母さんの名前が載ってるし、蕾の名前も載っ・・・!」
い、許婚!?
「どういう事だ?蕾は妹だろ?」
しかも誰の許婚だ?・・・・・僕の許婚か?
しかし、バッテンが蕾の名前にはつけられており、どうやら違ったみたいだ。
勘違いか、まぁ、しょうがないな。さて、次を片付けようかな?
棚のうえからはまだまだ色んな巻物が落ちてきた。特に気を引いたのは次の巻物である。
『天道時家の本職』
一体全体なんて書かれているんだろう?
ぺらっ!
『天界と魔界の覇王』
こらまたスゲー職業だな。勇者に倒される側だな。うん、ラスボスか・・・・・・。
しかし、そういう意味ではないようだ。
『全ての人間以外の生命体をまとめし者。』
つまり、みんなをまとめる職業だな。うん。
僕は巻物を綺麗にまとめ、元の位置に全て戻した。見ようと思えばいつでも見ることが出来るからである。
「時雨様〜!おやつですよぉ〜。」
「は〜い!」
僕には巻物より大切なものは沢山ある!まず、おやつ!
冗談です。
「今日は時雨様の大好きなホットケーキですよ?」
「わーい!」
そこ、まるでガキだなんて思わないで下さい。僕はホットケーキが大好きなんですよ。
さっさと食べ終わり、そろそろ学校が終わる時間になる。部活をしてない人達は帰宅の準備をしていることだろう。
「やぁ、みんなの代表でお見舞いにきたよ時雨君。ちなみに見舞い品はこの本だ。」
僕の部屋にある窓からなんなく入って来た!ルパン○世もびっくりだ。剣治に渡された本は様々な事が書かれていた。
「ありがとう剣治。僕はまだこのままかな?」
剣治は床に落ちていた手紙を僕に渡して言った。
「大丈夫、明日の朝には戻っているからね?そしたら魔王さんからの手紙を必ずだよ?わかったね。」
用事は無くなったとばかりに今度は煙を出しながら消える。まるで忍者である。
「窓から帰っちゃった・・・・・。は!」
床に一枚の紙が刺さっていた。
『時雨君、君の宝はこの剣治が確かに頂戴しました!』
おのれ剣治め・・・・。
僕はどうにかしたかったが、どうすることもできないだろうなぁ。
そして晩御飯。今日は執事さんもいるのでみんなで食卓を囲む。執事さんは急に僕の顔を眺め始めた。
「・・・うーん、時雨様には何か良くない事が起きそうですな。気をつけてください。」
すでに起きてますし、今日の夜起きそうです。
食後、蕾は眠たそうにしながら部屋を出ていった。
「疲れがたまってるんでしょう。昨日の夜は色んな事があったでしょうし・・・・・。」
蕾はそのまま眠ってしまったようだ。ぐっすり寝ているから朝まで何があってもおきないだろう。
今日はゆっくりお風呂に入ろう、蕾が寝ている間に・・・・。
そして、約束通り僕は美奈さんの部屋に行った。
「お待ちしてました。こちらに寝てください。」
そこに置いていたベットには不思議な装置がくっついている。まるで手術する機械みたいだ。
「・・・・あの、これで何かするんですか?もしかして・・・」
美奈さんはニッコリ笑い。
「大丈夫ですよ!ささ、早く寝てください。蕾さんに邪魔をされないようにわざわざ危険をおかして眠り薬をいれたんですから・・・・。」
は、犯人は美奈さんだったのか・・・。
「終わったら何でもしてあげますよ。」
「てか、これは何する奴ですか?」
「貴方を元に戻す機械ですよ。嫌なら別にいいです。」
今すぐ戻れるなら・・・・・。
「・・・わかりました。」
僕はベットに横になり、目をつぶった。
「さて、始めましょうか?・・・・改造手術を・・・・。」
改造手術!
ウイーン!ガタン。
ぎぃややゃややあ!
そして僕はなんとか身体が元に戻ったが、久々なので足元がふらつく。
「・・・やっと元に戻りましたね?うふふ、最後に薬をあげましょう時雨様!」
薬?自白剤かな、眠り薬かな?
「元に戻った記念ですよ。」
美奈さんの顔が近付いてきて・・・・僕の顔にふれた。
少し僕は固まった。美奈さんはそそくさとはなれた。
「私からの薬です、これで普段通りになりましたか?」
足がガクガク震え、床に尻餅ついてしまった。
「・・・すいません、薬が強すぎました?では次にあの手紙を読んでくださいね?剣治さんが言っていたとおもいますから・・・」
僕は美奈さんにおんぶされ自分の部屋に帰還。そこには蕾がイビキをかきながらぐっすり寝ている。眠り薬は絶大な効果をうんだようだ!
ベットに腰掛け、美奈さんから手紙を取ってもらい黙読。
『久しぶりだね、悪いが簡潔に説明しよう。時雨君にまた頼みたい事があるんだ、実は人間界に厄介な魔族がはいってしまったからそれを破壊してほしい。・・・・』
そこに書いている魔族の名前は初めて聞くものであった。
『天使を狩者 殺人機』
ぶっちゃけ、これはやばいんじゃない?特に名前が・・・・殺人機とかいてもこう読む奴はまずいないだろうに・・・・。
明日も大変な一日になりそうである!
皆さんこんにちは。いや〜今年の夏は苦しみました!特に夏休みの宿だ・い。さて、そんなことより今回はやっと魔王からの手紙をだす事が出来ました。次は暴れまくる奴らを出したいと思います!そして最後にいつも見てくれる方、ありがとうございます!




