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そのよん 小さくなったらやはり恐怖!


小さくなった僕は只今勉強をしています。身体は子ども。頭脳はちゃんとした高校生です。


カリカリカリカリ。


「・・・わかんないなぁ。蕾に聞いてこよう。」


今の自分には高い椅子から降りて歩きだす。蕾とは学年が同じだからこういう場合はかなりうれしいですな。


だが、部屋には蕾はいなかった。

「あれ?蕾がいないなぁ。トイレかな?」


蕾のフカフカベットに腰掛ける。そして床に一冊の本が転がっている。どうやら文庫本のようである。


題名は・・・・。


『義兄の口説き方 第一。』


とても変わった題名の本である。内容は・・・・。

『「今日、義兄ちゃんのお弁当を掠め取り、少し中身を食べました。そしてちゃっかり私の作ったお弁当をあげました。」

うーん、大胆だなぁ。てか、普通ばれるだろう。ばれなかったのかな?


『「義兄ちゃんは全く気が付かずに私の作ったお弁当をおいしいと言ってくれました。」


ばれてないみたいだなぁ。この義兄さん、ぬけすぎじゃないかな?ほんとにこんな人いるのか?いたらあってみたいな。

「あ、兄様。珍しいね?私の部屋にくるなんてさ。」

蕾が部屋に入ってきた。そして僕が持っている本に目をとめる。


「に、兄様!その本読んでたの?」


「う、うん!読んでたけど悪かったかな?」


無言で僕の近くに立ち、本を取り上げた。


「こ、子どもが見るもんじゃありません!」


「僕は子どもじゃないよ!」


もう少しで十六だ!

「わかってるよ!」


蕾が涙ぐむ。僕は慌ててあやまった。元は僕が勝手に読んだのが悪かったから仕方ない事であり、蕾が泣いてる姿はあまりみたくない。


「ごめん!僕が悪かったよ!」


蕾の涙が消え、笑顔になった。


「もういいよ。私が床に置いとくのが悪かったから・・・・。ところで兄様何かようかな?」


ああ、物語に夢中で忘れていた。


「実はここの問題がわかんないんだ。蕾、わかるかな?」


「ああ、ここはこうしてね?それから・・・・」




蕾先生の講義により理解を得た僕は我が陣地(自分の部屋)に戻り、夕食まで勉強を続けた。



そして夕食。


「ほら兄様口開けてよ!」

蕾は僕の前に陣取り、僕に食事を食べさせている。

「うぅー、わかったよぉ〜あーん!」


箸で摘んだエビフライが口に入らずに僕の鼻に当たる。


「うーん、やっぱり大きかったかな?・・・・これでいいかな?じゃあ兄様あ〜ん!」


「・・・・あ〜ん。」


このような恥ずかしい光景は夕食が終わるまで続けられたのだった。だが、大変なのはこの後である。

夕食を食べ終わり、お風呂に入る事にした僕は着替えを持ち浴室に直行しようとしたら蕾に抱き上げられ無抵抗で非力な子どもとなった。


「・・・兄様は私がお風呂にいれてあげるよ。」


有り難いが迷惑きわまりない行為かもしれない。


「大丈夫だって!」


だが、僕はそのまま蕾にラグビーボールみたいに抱えられ浴室という名のゴールにタッチダウン!


「さぁ、兄様服を脱ぎましょう!」


「わー!やめてよ!自分で出来るから!」

めいいっぱい抵抗したが無駄にカロリーを消費しただけであった。今の僕はまるで裸の王様、股間を両手で押さえている状況である。そして・・・・。


「つ、蕾!何やってるの!」


「兄様こそ何言ってるの?お風呂は服を脱いで入るものだよ。」


た、確かにそうだが・・・・。そうだ!昔使ったあれを使おう!


「それに二人はきついよ!」


「今の兄様なら充分入れますよ。」

うぐ、しまったそうだった!僕は蕾がさっさと服を脱ぎ出したのでお風呂の中に逃げ込んだのだった。


「兄様、何やってるの?昔はよく入っていたじゃない。」


昔は昔。今は今。人間割り切りというものが必要である。


「だ、だってさぁ!」


有無言わさずに僕を引き寄せ抱きしめる。


「うーん、私が抱きしめれるぐらい小さくなるなんて兄様かわいい〜。それにプヨプヨ柔らかいしなぁ〜。」


「ちょっと蕾、当たってるって!」


だが、蕾は自分の世界に旅だってしまった。

「うふふ〜。兄様〜、今から甘えるねぇ〜」


おいおい、今の僕が蕾に甘えられたら次のような事になるだろう。



『ぐふぁ!マスタァ、甘えるねぇ?』


『あはは、ドラゴン、君に甘えられたら僕はぺっしゃんこだよ・・・・。』


『マスタァ!』


『ぎゃあああああ!』



・・・・救急車をよぶなら何番だったかな?


「兄様〜。」


僕の番がきたようだ。思えばここの土地では色んな事があったなぁ・・・・。

ムギューーーー。

「あーーーーー(すでに諦めモード)」


つ、蕾のあれが当たってるって!


『た、隊長!大変です!鼻から燃料が漏れる危険が出てます!』


『何ぃ?急いで脳内細胞に冷却装置を送りこの状態を食い止めるんだ!』


『了解!これより冷却装置を送ります!』


プシュー。


『隊長、なんとか止まりました!』


『そうか御苦労だったな。だが、油断はできないぞ?』

「あ、危ない危ない。」


僕は自我を保ち、蕾をこっちの世界に連れ戻した。

「おい、蕾。体洗わないといけないよ!」


はっとした蕾は立ち上がる。


「うっ!」


何もつけてない!



『た、隊長!またやばいですよ!このままでは燃料だけでなく意識が閉店する可能性が出てます!』


『くっ、脳内には先程通り冷却装置を送れ!意識には気合いを送って阻止するんだ!』



僕は自分の頬にパンパンと気合いをいれた。

「さ、兄様も身体洗ってあげるからこっちきてよ。」

・・・・蕾、今君がしているのは間違いなく自分から僕を引き寄せてないかな?


結局、僕は蕾に身体を洗われるみたいだ。


「さぁ、兄様身体を綺麗にしようね?」

「アハハ、いいよ!僕ひとりでできるもんっ!」


「うふふ。甘いわよ兄様。そーら、いうこと聞かない悪い子を捕まえちゃった!」

「うわあああああ!」


・・・・・その後、僕の身体は隅々まで綺麗にされた。そりゃもう隅々とね・・・・。身体を洗った後、さっさと出ようとしたが、やはり蕾に捕まってしまいオダブツなり・・・。


「さぁ、百まで数えようね?」


「はいはい、5×5=25。10×10=100蕾先生、数え終わりましたよ。」

「早っそんでもって意味分かんない数え方してない?

「蕾先生、近頃の子どもはみんなこうしてます!だからお風呂からあがっていいですか?」


流石の蕾も頷くしかあるめぇ。


「うーん、しょうがないなぁ。分かった、あがっていいよ!」


ふ、今回は僕の勝ちだな。今日は早くベットに入り寝よう!蕾があがってくるまえに!




蕾より早く着替えた僕は自室のベットにダイブ!出来なかった。何故なら大量のトラップ?みたいなものがベットの上に置いてあるのだ。

「・・・・なんだこれ?」

考えていると誰かに抱き上げられた。


「これじゃあ、流石の兄様も安眠出来ないから私のベットで寝よっ?」


「いやっ、別にいいよ。執事さんと一緒に寝るからさ!」

蕾は悲しそうな顔になり、泣きそうな顔になってしまった。

「冗談だよ!わかったからね?泣かないでさぁ。」


「な、泣いてないもん!目に虫がはいっただけだもんっだ!」


やれやれ。


言葉とは裏腹に僕をさらい、蕾の部屋に監禁。僕はベットに蕾と一緒にダイブ!

「えへへ〜。抱っこしてあげる〜!」


あははー。遠慮しますよ!だけど声を出して言えない僕がここにいる。


「今日は私に甘えていいよ?兄様?だってこんなに小さいんだもん!兄様さえよければお姉さんと呼んでもいいよ?」


いや、それは学校でやったしなぁ。


渋る僕を見かねてか蕾は何か言い出した。


「・・・・くすん、私には甘えられないの?兄様。シャルさんには甘えてるくせに〜。」


多分チクったのは剣治だ。しかしこれで退路は絶たれた。覚悟を決めよう!


「・・・今日一日だけだよ蕾。・・・・わかったよ、蕾お姉ちゃん。淋しがりやな僕をおもいっきり抱きしめてください!」


明日、目が覚めたら大きくなったらいいなぁ。牛乳沢山飲んだら大きくなるかもしれないなぁ。


そして蕾は僕を(非力)おもいっきり抱きしめた。

ぐはあ!


「やっぱり兄様は優しいから大好きっ!」


ばきばきばきばき!


「あはは。がはぁ!くっ、蕾、もうちょい抱きしめる力を・・・・。」

緩めてくれないかな?


「わかったよ兄様、もっと強くだね?」


・・・・・!?


「ちがっ!あがっ!ぐはぁあ!・・・・あべしっ!」

僕を助けてくれる人は至急、ご連絡下さい。





どうやら気を失てたみたいだ。蕾は僕を抱きしめて寝ている。身体はしっかりホールド多分身体には生々しい傷がくっきり残っているだろうなぁ。



「う〜ん、兄様ぁ?私がハグハグしてあげるよぉ?」


・・・・トラウマ、それは心的外傷。


3


2


1


ムギュウ!ぐばっはあ!

・・・・次に起きる時は身体が大きくなったらいいなぁ。

蕾恐いですね。さて、まず謝りますごめんなさい今回短すぎだったと思います。本日は蕾の話になりました。どうだったでしょうか?たのしかったらよかったです。まぁ、これからも応援よろしくお願いしたいと思います。

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