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そのに 時雨の休める場所は学校ではない。


彼女、イクス・リベナ・マッカローニさんがきてから1時間が過ぎた。教室のみんなは彼女を質問責めにしていて身動きが取れないみたいだ。僕はみんなの邪魔にならないように亜美さんと剣治と一緒に廊下で話をしている。廊下にはまだ魚がピチピチ跳ねていたり、海藻なんかが落ちている。先程剣治を流した時の魔法の忘れ物である。


「しかしまぁー時雨君も大変だね。」


自分には関係ないというふうに剣治は言う。

「剣治がしーくんを魔界に送るからあんなのがくるのよ。」


剣治から事情を聞いた亜美さんは文句を言う。


「まぁ、大丈夫だよ。案外いい人だから。」


僕は出来れば魔界の話しはしたくなかったが、剣治が話してしまったので今は別によかった。


廊下に新たな人物がやってきた。


「時雨さん、探しました。」


イクスさんである。剣治はニヤリと笑いながら見ている。亜美さんは・・・・何故か僕の前に出た。


「あらどなたかしら?」

当然だとばかりにイクスさんは亜美さんに尋ねる。

「私はしーくんの第一の友達と・・・席の隣人!そして断罪天使の霜崎 亜美よ!」


剣治はかなり笑っている。しかし亜美さんは構わずに続ける。


「・・・あんたこそ何者よ?古代魔法が使えるらしいけどどんな魔女さんよ?魔女なんか宅急便やってればいいのよ!」


何となく一雨きそうな雰囲気である。今日の天気は快晴だったはずだ。


「古代魔法が使えるようになったのは・・・時雨さんのおかげよ。」

亜美さんが?という顔をする。イクスさんはまだ続けるようだ。僕が逃げようとしたら剣治に捕まった。

「・・・逃げちゃ駄目だ!」


一言呟き僕を離した。そしてイクスさんは遂に喋ってしまった。


「私、彼と契約したの。勿論紙じゃなくてあっちでね。」


愕然となる僕。これ以後亜美さんは僕を無視するだろう。だが、亜美さんは僕の知らなかった真実を話し出した。(剣治は知っていたらしい。)

「私だって・・・しーくんと契約したもん!」


知らなかった。僕したかな?イクスさんは僕に尋ねてきた。


「時雨さんそうなの?」


「う、うーん?わかんないなぁ。」


亜美さんが口を開く前に剣治が話し出した。


「時雨君が屋上で気絶していた時に亜美は契約したのさ。だから時雨君はその事実を知らなかった・・・・・。なんなら証拠のビデオを見せようか?」


もし、将来僕が警察になったら真っ先に剣治を盗撮の疑いで逮捕するだろう。更に亜美さんは続ける。


「・・・それにしーくんが滅多にしないしない授業中の居眠りの時もしてるもん!」


剣治が今度は写真を取り出す。


「ちなみに証拠写真もあるよ?」


・・・・捕まえた後は余罪も追求しておかないといけないな。


イクスさんも負けてはいない。


「ふうん、だけど私は意識があるときにしてるもんねぇ!」


ここで授業が始まるチャイムがなり、一旦終了となった。まぁ、引き分けというところかな? だが決着をつけたいらしい。授業中、ふと亜美さんをみると段々こっちに近付いているのだ。そしてイクスさんにいたっては何かの粉をまぜている。(美奈さんに昔飲まされた事がある眠り薬みたいだった。)


ある意味嬉しいが実際は困るだけである。すでに亜美さんは僕に隙が出来たらするつもりだ。そしてイクスさんはハデスからもらったジュースの中に入れようとしている。剣治に助けを求めると彼は真面目に勉強していた。頼れるのは自分だけ。僕は手を挙げ先生にいった。


「先生!頭が痛いです!身の危険感じるから保健室にいっていいですか?」


「ああ、いいよ。」


もう一人手を挙げる人物がいた。剣治である。


「じゃあ生徒会長として彼の付き添いをします。」


更に二人手を挙げたがこれは却下された。


「「先生!私も天道時君の付き添いしていいですか?」」


「一人で充分だろ?」


こうして僕は教室から出る事に成功したのであったが、一つ忘れていた。途中で剣治は戻って行った。彼なりの優しさだろう。保健室の扉を開け、先生にベットに寝ていいか尋ねる。


「ご自由に。だけどこれから僕は少し居なくなるから保健委員を連れてくるよ。」


先生がでていき静かになってからベットにダイブ!だが、それは間違った行為であった。ベットに乗った瞬間、白いシーツが僕を飲み込んだのだ。


「うふふ離さないわよ時雨君?」


「その声は・・・舞さん!」

忘れていた。彼女は保健委員であった。だが・・。

「来るの早過ぎじゃないんですか?」


「テレポートしてきたの。うふふ。誰もいないからいろんな事ができるわよ?」

シーツが取れて白衣の学ランを着た舞さんが現れる。


「いや、別にしなくていいよ!」


僕は跳ね起き、走って保健室を後にした。もう少しで教室である。なんと剣治が窓から飛び出してきた。僕に気付き手を振る。


「時雨君、危ないから逃げたほうがいいぞ!」


剣治はこっちに走ってきた。そして向こうからは濁流がこっちに向かって流れてくる。間違いなくイクスさんが唱えた魔法だろう。僕も回れ右をして走りだし、隣にいる剣治に聞いた。

「剣治、今度はなんていったの?」


「・・・普段はツンツンしてるくせに今は猫ちゃんか?と言ったらこうなった。」

後ろからは濁音が轟くが剣治は止まり、後ろを向いた。


「・・・・流石時雨君と契約して手に入れた力だな。だが、怒りに任せてるから無駄だな。」


多分、怒らせたのは剣治ですが?


『我は、天界、魔界を守護する孤高の罪人。』


剣治に紫の羽が生える。

「見ていたまえ!これが罪人天使の本気だ!」彼の右腕には紅いハリセンがそして左腕には蒼いハリセンが出現する。


迫り来る濁流にハリセンをぶつける。


バシン!


濁流は消えた。あのハリセンでツッコミしたらボケは跡形もなく消えるに違いない。


「ま、ざっとこんなものだよ。」


天使化を解いた剣治は呆然としている僕に話し掛ける。

教室に戻ってから少し経ち授業が終わった。次は移動教室だからみんなが理科室に移動し始める。なかにはリムジンを呼びそれに乗っていく人もいたが僕は違っていた。ちなみに歩いていないし、羽を生やしているわけでもない。


空とぶほうきに乗っているのだ。

「時雨さんどうですか?私のほうきは?」


「ははっ、凄いですね!」

子どもみたいだが、楽しいんだからしかたないだろう。


「く〜!負けたのがくやしいよ!剣治、なんかだして!」


「おいおい、僕はドラ○もんじゃないから無理だね。」


下では走りながら会話している亜美さんと剣治がいる。それから僕はイクスさんの後ろに座ってイクスさんをしっかり掴んでいる。

「時雨さん、もうちょっとしっかり掴んでないと落ちますよ?」

「あ、うんわかった。」


ちなみに僕はイクスさんの肩を掴んでいる。そして肩に力を込める。


「そういう意味ではなくで私にしがみついて下さい!そうしないと落ちますよ!」


仕方なくイクスさんの腰より上に腕を巻き付ける。

? 柔らかい。


「し、時雨さん。どこ掴んでいるんですか!」


・・・・・・テヘッ。

「す、すいません!」


僕は千夏姉さんに意見する。


「ちょっと千夏姉さん何やってるの!」


「時雨がお約束をしないから私がやってあげたの。大きさはまぁまぁね。」


未だ掴んでいた手を離す。


「あ、時雨さん今離したらおちますよ!」


後の祭である。僕はほうきから落ちて床に・・・・突撃せずに天使化した亜美さんにお姫様抱っこの状態でキャッチされた。何と無く恥ずかしいな。


「へへーん、貴女のお陰で時雨君を奪還できたわ!そのまま黙っておけばよかったのにね?」


すぐ上には亜美さんの顔がありつい目をそらしてしまう。


「ううぅ。黙って飛んでればよかった。」


「あの、二人ともすでに理科室は後ろにあるけど?」

授業を告げるチャイムがなり、後で先生に怒られたのは変える事のできない真実であった。そして昼休み。亜美さんとイクスさんはどこかに消えた。亜美さんは大体昼休みはいないがイクスさんまで居なくなったから教室のみんなは残念そうだった。


「・・・・うーん?どこかで弁当食べてこようかな?」


教室をでると蕾が教室の近くに立っていた。

「兄様!一緒にお弁当食べよう?」


学校で蕾とお弁当食べるのは初めてである。何故なら蕾とはクラスが違うし、普段蕾は亜美さん達とどこかに姿を消す。


「うん、いいよ?じゃあ何処で食べる?」


蕾は高い所が好きだから屋上かな?


「えっとね、じゃあ中庭!」




「あの蕾ちゃんが甘えてる!かなり珍しいわね?誰、恋人?」


「知らないの?あれは蕾のお兄さんよ。」


「え、だって歳同じだよ。双子?」


「蕾は養子だってさ。」

「まぁ、なんにせよ男子にきつい蕾ちゃんが甘えてるなんてそんなにいい男かしら?顔は少しカッコイイかな?身長も高いぐらいだし。性格は・・・優しそうね。」


「うん、彼は優し過ぎるそうよ。この前なんかお婆さんが困っていたら一緒になって困って手伝っていたぐらいだから。」


僕は蕾の隣に座りお弁当をひろげるが・・・・。


「あれ?」


中にはあまり入ってなかった。


「兄様早弁したの?」


身に覚えが全くない。


「いいや?してないのに減ってるなんておかしいな。」


多分これだけでは足りないだろうな。午後は苦しみながら授業を受けるはめになるんだろうなぁ。そんなことを考えていたら目の前にお弁当が出てきた。


「・・・兄様、今日たまたまお弁当自分で作ったんだ!でも美奈さんが作ったのを私食べるから兄様にあげるね?」

なんて優しい妹なんだろう。まるで仕組んでやったとしか思えない。


「うん!ありがとう蕾。」

こういった妹が作ったお弁当はまずいらしいが蕾は料理がじょうずであった。

「おいしいなぁ。やっぱり蕾は料理が僕よりうまいな!」


僕は感動しながらお弁当を食べている。



一方、屋上では戦いが繰り広げられていた。


「亜美さん、私と戦ったって敗北しか残りませんよ?」


魔女姿のイクスは白い羽の亜美に告げる。


「そっくりそのまま返してあげます!」

まぁ、普段は蕾や焔がいるのだが、今回は二人の決闘を審判する焔しかいない。蕾は用事があると言って居なくなった。




僕はお弁当を食べ終わり、のんびりしていた。雲が通るのをゆっくり眺めるのもたまにはいいものだ。


「・・・・兄様、今朝の約束覚えてる?」


「うん、水族館だよね?」

久しぶりに水族館に行くのは楽しみである。蕾と話していると上のほうからなにやらふってきた。

「雨?」


しかしそれもすぐになくなりまた辺りは太陽が照らす。お弁当を食べてから少し蕾と話をした後、僕は教室に戻った。教室にはあまり人がおらず、僕の隣人さん達は机に突っ伏していた。しかも二人とも濡れているのだ。

「どうしたの!」


「いや、暑かったから私がイクスさんに雨をたのんだんだよ。」


「うん、そうです。」


しかし濡れたままでは風邪をひくので僕は彼女達を保健室に連れていき、別の服に着替えてもらった。

保健室の前で待っていた僕は何故か想像していた。

やっぱり体操着かな?それとも・・・・。


この学校の女子の制服は変わっており、上は男子の学ラン下はスカートである。そして学ランの色は自由である。(僕の学ランは色々ありボロボロになっているので今は転校する前着ていた黒い学ランである。)亜美さんは緑色の学ランを着ていて、イクスさんは青い学ランを先程まで着ていた。

そして保健室からでてきた二人は体操着ではなく白い学ランを着ていた。


「・・・白い学ランなんて初めてだから恥ずかしいな。」


「うーん、白いのは少し落ち着かないですね。」


似合ってるなぁ。

二人と一緒に教室に戻る。ちょうど昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響く。それから放課後までいたって平和であった。なぜなら二人とも疲れたのか眠ってしまったからである。

放課後は理科室の掃除が待っている。

なんか最近色々大変です。さて、今回は前回の続きみたいになりましたがいかがでしょうか?まぁ楽しんでくれたら書いてる僕も嬉しいです。未だ文章力がまだまだですが出来ればこれからもよろしくお願いしますなり。次は理科の先生から罰として理科室の掃除をもらった三人の努力を書きたいと思います!

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