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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

曇天

作者:ミツメ
日常はいとも簡単に崩れて消える。王国と帝国に挟まれる小国群は、様々な脅威に日夜晒され続けており、そこに住まう人々は先行きの見えぬ未来に不安を抱えていた。

 帝国に半ば身売り状態を続ける『キカ国』では、王国の有力貴族クロプア家と繋がりを強くするためにあるお願いを聞き受ける。それは大陸で使用を禁止されている覚醒薬物の原料『シゼ』の栽培だった。

 表立って『シゼ』を作る事の出来ないキカ国は、大陸南方最大勢力である組織【ザスベヌファミリー】に協力を仰ぐ事になる。しかし、この判断がこれまでの日常に捻れを生んだ。

 日常の隣にはいつ飛び込んできてもおかしくない暴力が住みつき、自分を押し殺す毎日。新聞の隅に昨日死んだ知り合いの名前が掲載され、表立って批判しようものならどんな制裁が加えられるのか住民達は見せつけられてきた。

 ギエンの住むイバラの街でも鬱屈とした光景は広がっていて、両親と兄のジスとささやかな幸せを見つける毎日を過ごしていた。
 そんなある日、【ザスベヌファミリー】は内部抗争を激化させ、その影響は王国や帝国、小国群全体に広がっていく。

 その一つとしてギエンの住むイバラの街は終わりを告げ、兄のジスは死体を弄ばれた。ギエンは今まで覚えたことのない全身を焦がすような熱情を胸に、復讐を決めた。

 一方、【ザスベヌファミリー】の内部抗争の原因を作ったセギオラはファミリーの追手から逃げ続け、偶然死にかけているギエンの命を救う事に。
 2人は手を組み、お互いの目的のために物語は動き出す。
プロローグ
2025/06/06 07:20
イバラという町
2025/06/07 08:20
ビュベロファミリー
2025/06/08 08:20
ただ一歩
2025/06/08 08:20
叱責
2025/06/10 07:20
潜伏の日々
2025/06/11 07:20
背後
2025/06/12 07:20
焦燥
2025/06/15 08:20
痛みを伴う覚悟
2025/06/17 07:20
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