第7話 女装コンに出ることになったけど...
赤羽が女装コンに出ることが決まった日の放課後
僕は大変困った状況に陥っている。
状況自体は単純だ、僕が女装をし、誰が1番似合っているか、可愛いのかを競うコンテストに出ることが決まった。
冷静に考えてみると意外と大したことないのかも、と割り切ることは到底できず、女装して人前に出るという僕どころが殆どの男が許容しがたい事をするのが確定してしまった今日、こうなる状況を作り出した戦犯1(拓斗)と戦犯2(穂花)とファミレスにてドリンクバーを飲み漁っていた。
「まず2人は僕に言うことがあるんじゃないのかい?」
「「すみませんでした…」」
2人して謝罪の言葉口にするがそれで済むのならニューヨークポリスデパートメントはいらないと言うものだ。
とはいえ全てがこの2人の責任かと言われればそういう訳でもなかった。
実際拓斗は普段の悪ふざけの延長だったし、穂花に関しては女装コンの存在を拓斗に教えただけだった。
状況が悪化する原因は大声でまくし立てた僕にだってあるだろうし、クラスの皆が思いのほか粘ったこともあるだろう。
極めつけに北条が自らプロデュースする意志を記したことだ。
正直こうも奇想天外な方向に話が進んでいくと、一周まわって面白さすら感じる。当事者として聞かなければの話だが。
「ていうか僕もそうだけど拓斗も北条さんに女装コーデされるの?」
「話の流れ的にそうなんだろうな、ちなみに北条さんはどうしてる訳?」
「一応声はかけたんだけど今日は忙しいからって帰っていったよ。連絡先だけは交換したから今日どうするか決めた内容を後で送ろうと思ってる」
実際に僕が声をかけると大慌てで帰ろうとしていたので忙しいのは本当だったのだろう。あんなに急いでいる北条を見たのは初めてのことだった。
「私拓斗くんの彼女だし服選びの時一緒に着いていっちゃダメかな?」
「それは、そうなんだろう。北条さんがいいって言ったら大丈夫なんだろうけど」
「まあその辺は今気にしたってしょーがないだろ。それより優人は大丈夫なのか?正直今ならやっぱり無理って断れると思うぞ?」
「断れるかもしれないけど、それが原因で周りと疎遠になる方が嫌だよ。寂しいし。それにあの北条さんがここまで関わってくれるって本当に珍しいと思うんだ」
「北条さんってすっごく美人だけど人と関わらないで有名な人だよね?その北条さんに優人くんは気に入られたの?」
「気に入られたのかは分からないけど、女装したら可愛いと思うとは言われた」
「それどういう状況で言われたのかすっごく気になる」
「お前授業中に北条さんと何か話してると思ったらそんなこと話してたのかよ。隅に置けないな」
「からかわないでよ、これも元はと言えば拓斗が朝一に女装の話なんてするからだからね?」
「それは悪かったって」
実際今日は色々あったけど、北条の行動が1番理解のできないものだった。けれどこれに関してはこのメンツでいくら考えても結論が出ず、時間も18:30に迫って来たタイミングで解散することとなった。
結局北条にメッセージをして伝えた内容は後日関係者で相談しようという、今日なんの為に集まったのか全く分からないものだった。
女装の話をしていたのは最初の十数分で残りの時間はずっと3人でだべっていただけなので本当に集まった意味はなかった。
いや〜
私の投稿してきた分の中では決して短いという訳でもない筈なんですけど笑
前2本が私的には相当長かったからか今回が凄く短く感じますね笑
今回で7話目、本数で言えば8本目になるのですが私の予想以上に物語が進んでいないように思って内心焦っています( 'ᵕ' ; )
こんなものでいいのかな?と思いつつも自分で物語を書いてみたいという衝動からこの作品を書き始めたのであまり気にしないで貰えると助かりますm(*_ _)m
とはいえ見ていただいてる方がいらっしゃいますので!決して適当に書いたりはしません!
良いと思えた所があれば褒めていただきたいですし!ダメなところは遠慮なくダメだしされたいです!
国語力の低い私ですが!今後も暖かい目で見ていただけると幸いです!
感想やレビュー!評価の程よろしくお願いします!!