台本はここから
説明欄や詳細文などに『作品タイトル・台本URL・作者名』の明記をお願い致します。
★各作品の著作権は放棄しておりません。無断転載や自作発言等、著作権を侵害する行為はお止め下さい。もちろん無断での改編や再配布も禁止です。
★あくまで趣味の範囲での活動や放送、金銭の発生しないツイキャスなど、各種配信サイトでの使用は基本的に歓迎しますが、金銭が発生するものはNGです。
★ツイッターのDM等でお知らせ頂けますとツイキャスなら聴きに行ける可能性があるので、よかったら気軽にご連絡下さい!
★アドリブ等はストーリーを捻じ曲げない、
雰囲気を壊さない程度であればOKです
男女の入れ替えはおやめください
遠山銀朱♂25歳
派手な赤髪にバンダナを巻いている。
基本的にボーッとしているが心には熱いものを持っている
喧嘩となると性格が変わる
金の十字架のピアスをつけており、過去にゴールドクロスと言うチームを率いていた。
昔ついたアダ名は赤髪で笑いながら殴ることから血に染まりし天使と呼ばれていた。その姿はある時にしか現れない
城川アリス♀11歳
銀朱の家に住み込んでいる女の子
銀朱のお世話をしている
家事全般が得意
しっかり者
文谷大樹♂20歳
黒縁メガネをかけている黒髪ストレートヘアー
パソコン、アニメヲタク
銀朱たちと慣れたおかげで喋るようになった
少し生意気な部分あり
瀬鵝祐鵺♂20歳
瀬鵝心眼流師範
若くして自分の師匠を超え‥師範を任された実力者
見ためが幼く見えるのがコンプレックス
誰に対しても敬語喋り
普段から紫の着物を着用
M心の声
銀朱♂
アリス♀
大樹♂
祐鵺♂
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
祐鵺M「僕の名前は瀬鵝祐鵺‥‥この街には僕を本気にさせるものがない‥‥
僕を本気にさせてくれる何かはないのか‥‥
ん?‥‥こんな町外れの廃墟から声が‥‥
なっ!?‥‥あれは‥‥
あの動き‥‥あの強さ‥‥間違いない‥‥あれが僕が求めていた者だ‥‥遠山‥‥銀朱‥‥」
間
大樹「これでよしっ‥‥と!!」
銀朱「おお~‥‥
これでうちの会社にもホームページが出来たのか。」
大樹「いまどきホームページすらない会社なんてうちは怪しいですって言ってるようなもんだよ。」
銀朱「サンキューな大樹。
よし‥‥これで依頼が入るかなぁ‥‥」
大樹「そんな簡単には行かないと思うけどね。
それにしてもパソコンがあるのに使わないなんてこれほどもったいないことはないよ銀朱‥‥」
銀朱「ってか打ち解けてきたのはいいんだが‥‥
俺一応社長なんだけどなぁ‥‥
タメ語だし‥‥呼び捨てだし‥‥」
大樹「別にいいじゃん。僕はここでは素直な自分でいたいって思ったんだ。
だからこれが僕の素だよ‥‥
本当は喋りたいのにいじめられてて喋る相手もいなかったんだから」
銀朱「まぁ‥‥別にいいんだけどな‥‥」
アリス「これで仕事きっちり探せるね!!」
銀朱「人を無職みたいに言うなよなぁ」
アリス「実際そんなようなものじゃない」
銀朱「う‥‥小学生相手になんも言い返せねぇ‥‥」
SEトントン
アリス「あっ‥‥さっそくお客さんかな?」
祐鵺「失礼します‥‥」
アリス「へっ?」
大樹「侍?」
銀朱「なんかのコスプレか?」
祐鵺「この格好は由緒正しき我が流派で先祖代々受け継がれし着物です‥‥」
銀朱「あ~‥‥なにいってんだかさっぱりだな‥‥」
祐鵺「理解されようとは思ってません‥‥」
アリス「あの‥‥なにか御用ですか?」
祐鵺「これは失礼しました‥‥
これをお読みください」
銀朱「ん?‥‥こりゃ‥‥手紙?」
祐鵺「では失礼します‥」
銀朱「ちょっ!?‥‥ったく‥‥何だこりゃ‥‥」
大樹「なんだったのかな」
銀朱「‥‥さぁね‥‥えっと‥‥果し状?」
大樹「それって‥‥」
銀朱「果し状ってなんだ?」
大樹「果し状って言うのは‥‥
まぁ簡単に言うと挑戦状ですね」
銀朱「挑戦状‥‥‥誰に?」
大樹「はぁ‥‥銀朱に決まってるだろ」
銀朱「なんで俺に‥‥?」
大樹「さぁ?‥‥とりあえず読んでみたら?」
銀朱「お‥‥おう‥‥」
祐鵺M「拝啓、遠山銀朱様
1ヶ月ほど前のあなたの廃墟での姿を偶然拝見させていただきました。
あなたの戦いっぷり‥‥感服いたしました。
ぜひ‥‥あなたと戦ってみたい‥‥と心から思いました。
明日‥‥午後5時‥‥例の廃墟でお待ちしております。
なお‥‥来ない場合は僕から迎いに行かせていただきます。
瀬鵝祐鵺」
銀朱「な‥‥何だこりゃ?
要するに俺と喧嘩したいってことか‥‥」
アリス「行くの?」
銀朱「まぁ売られた喧嘩だしなぁ‥‥
でもだるいしなぁ‥‥
別に行かなくてもいいだろ‥‥」
次の日
祐鵺「失礼します‥」
銀朱「うお!?ほ‥‥ホントに来たのか‥‥」
祐鵺「もちろんです‥‥行くと言いましたから‥‥侍たる者‥‥
言ったことは突き通します‥‥」
銀朱「それは断るわ‥‥」
祐鵺「なぜですか?」
銀朱「俺に特がない‥‥」
祐鵺「そうですか‥‥
僕には今以上に輝いているように見えたのですが‥‥」
銀朱「気のせいだろ」
祐鵺「まぁとりあえず‥‥明日も来ますので」
間
祐鵺「失礼します‥‥」
銀朱「‥‥はぁ‥‥どんだけ俺と喧嘩したいんだよ!?一ヶ月毎日よく来るな!?」
祐鵺「喧嘩ではなく決闘です‥
‥安心してください。
殺し合いではないので命を奪うつもりはありません。」
銀朱「俺に勝つつもりってことか‥‥」
祐鵺「そんな気がないならそもそも来ませんよ‥‥」
銀朱「あ~‥‥ちっ‥‥わかったわかった‥‥
相手になってやるよ。
命がかかってないなら‥‥問題ないよな?」
アリス「どうせ止めても行くんでしょ」
銀朱「わかってるじゃん!!」
アリス「気をつけて行ってきてね。」
祐鵺「明日‥‥午後5時‥‥廃墟でお待ちしております」
銀朱「ああ‥‥」
間
大樹「あっ‥‥この人だ。」
銀朱「何調べてるんだ? 」
大樹「あの昼間に来た瀬鵝祐鵺って人の名前に聞き覚えがあったから調べてたんだよ。
そしたらこの人‥‥
只者じゃないってことがわかったよ。」
銀朱「誰なんだ?」
大樹「瀬鵝祐鵺‥‥
日本1と謳われている瀬鵝心眼流の使い手。
しかも最近自分の父親である師匠を打ち破って二十歳にして瀬鵝心眼流の師範になった男‥‥
油断したらやばいかもよ?」
銀朱「へ~‥‥くく‥‥そりゃ楽しめそうだ‥」
大樹「悪い癖が出てるよ銀朱‥‥」
銀朱「おっと悪い‥‥」
大樹「アリスちゃんが寝てたからまだいいけど‥‥
アリスちゃんにそんな姿見せたことあるの?」
銀朱「いや‥‥ないな」
大樹「じゃあ普段から気をつけてよね?怖がられちゃうよ?」
銀朱「ああ‥‥わかってるよ‥‥」
大樹「じゃあ僕は帰るよ!!」
銀朱「ああ…また明日な」
間
銀朱「じゃあ‥‥そろそろ時間だし行ってくるわ‥‥」
大樹「頑張ってね」
アリス「無理しないでね?」
銀朱「わかってるよ」
間
銀朱「またここに来ることになるとはな‥‥」
祐鵺「お待ちしておりました‥‥
遠山銀朱さん‥‥」
銀朱「おお‥待たせたな。」
祐鵺「では‥‥さっそく‥‥始めましょうか‥‥」
銀朱「いいぜ‥‥
瀬鵝心眼流師範‥‥瀬鵝祐鵺さんよ‥‥」
祐鵺「僕のこと調べたみたいですね‥‥
じゃあ武器を使うのもご存知なんですね‥‥」
銀朱「一応わかってるぜ‥‥」
祐鵺「ではあなたも何かしら武器をお持ちになったのですか?」
銀朱「いや‥‥?俺の武器は
…この‥‥拳だ!!」
祐鵺「‥‥‥後悔しても知りませんよ?」
銀朱「俺は拳だけで負けたことがないのが自慢でな‥‥」
祐鵺「‥‥わかりました‥‥
ではあなたに敗北と言う文字を刻んであげましょう‥‥
これ以上の会話は無意味です‥‥
始めましょうか?」
銀朱「やってみろよ‥‥こいや!!」
祐鵺「行きます‥‥」
銀朱「木刀か‥‥」
祐鵺「瀬鵝心眼流抜刀術‥‥風龍斬!!」
銀朱「なっ!?早い!?くっ‥‥」
祐鵺「ギリギリで避けるとは‥‥
流石ですね‥‥」
銀朱「くく‥期待以上だな‥‥」
祐鵺「やはり‥‥今が一番輝いてますよ‥‥」
銀朱「そりゃどうもっ‥‥と!!」
祐鵺「おっと‥‥甘い!!」
銀朱「ぐっ!?‥‥くくくく‥‥
この痛み‥‥たまんねーわ‥‥」
祐鵺「せい!!」
銀朱「うっ!!‥」
祐鵺「僕の木刀を腕で抑えた相手は‥‥
初めてです‥‥」
銀朱「簡単に終わるわけねぇだろ‥‥くく‥」
祐鵺「嬉しいですね‥‥
まだまだ戦えるなんて‥‥」
銀朱「あーっはっはー!!当ったり前だばっきゃろー!!」
祐鵺「なっ!?」
銀朱「でやでやでやでやでや!!!!」
祐鵺「ぐっ!?」
祐鵺M「僕が圧されてる!?」
銀朱「どぉりゃぁ!!!」
祐鵺「うぐ!」
銀朱「くく‥‥どうだ‥‥俺の拳は‥‥」
祐鵺「僕の木刀を折るなんて‥‥やりますね‥‥」
銀朱「これで武器はなくたったな‥‥
どうする?降参するか?」
祐鵺「降参?するわけないでしょ‥‥
勝負はどちらかが倒れるまで終わりませんよ‥」
銀朱「だろうな‥‥‥」
祐鵺「それに僕の本当の武器はこれじゃないんでね‥‥」
銀朱「ほう‥‥まだまだ楽しめるのか?」
祐鵺「期待に答えますよ?」
銀朱「なんだその長いのは‥」
祐鵺「僕の本当の武器は‥‥これです!!」
銀朱「そりゃぁ‥‥槍か?」
祐鵺「槍とは少し違いますね‥‥これは薙刀‥‥
僕は父上に剣術を習う前に祖父に薙刀を習いました。
剣術よりもこちらの方が得意なんです‥‥
僕が扱う薙刀は‥‥
僕の腕をもってすれば銃にさえ勝てます‥‥」
銀朱「大した自信だな‥‥
また物騒なものが得意なようで
‥」
祐鵺「殺してしまったら‥‥
すいません‥‥でぇや!!」
銀朱「へ~ほんと物騒だな‥‥
まあでも‥‥それはそれで楽しみだけど‥‥な!!」
祐鵺「ぐっ!!」
銀朱「だはっ!?」
銀朱「重っ!?‥‥これほんとにただの刃か‥‥」
祐鵺「あなたはほんとに凄いですね‥‥
まさか僕の薙刀を拳で弾くとは‥‥
さすが噂の血に染まりし天使ですね。」
銀朱「はぁ‥‥はぁ‥なんだ‥‥知ってたのかよ‥はぁ‥‥はぁ‥」
祐鵺「有名ですからね‥‥悪い方で‥‥」
銀朱「はんっ!!‥‥だろうよ‥‥」(少し息切れしながら)
祐鵺「そろそろ体力も限界ですか?」
銀朱「くっくっくっく‥‥まだまだ足らねぇよ‥‥」
祐鵺「そろそろ終わりにしますか‥‥」
銀朱「なんだよ‥‥まだ行けるだろ‥‥」
祐鵺「お互い無理はやめましょう‥‥」
銀朱「ふん!!わかったよ‥‥
これがラストの一発だ‥‥」
祐鵺「ええ‥‥僕も最後の本気を出しますよ」
銀朱「‥‥くっくっく‥‥かかってこいやぁ侍!!!!!!」
祐鵺「では行きますよ‥‥
覚悟してください!!
血に染まりし天使!!!!!」
銀朱「うおりゃあああああああ!!!!!!!」
祐鵺「瀬鵝心眼流秘奥義‥‥
龍神斬!!!!!」
銀朱「ぐぁ!?!?」
祐鵺「うっ!?!?」
銀朱「はぁ‥‥はぁ‥‥はぁ‥‥
お前の技‥やばすき‥‥」
祐鵺「はぁ‥‥はぁ‥‥はぁ‥‥
あなたはバケモノですか‥‥
僕の秘奥義を拳で受け止めるなんて‥‥」
銀朱「ははっ‥‥
おかげで当分右手は使い物にならねぇわ‥‥」
祐鵺「それだけで済んでるのが異常なんですよ‥‥」
銀朱「二人とも倒れちまってるけど‥‥
この場合どうするんだ?」
祐鵺「悔しいですけど‥‥
引き分けですね‥‥」
銀朱「だな‥‥」
祐鵺「ふぅ…」
銀朱「どこ行くんだよ。」
祐鵺「修行をし直すんです‥‥
あなたに勝つために‥‥」
銀朱「俺も少し鍛えっかなぁ‥‥」
祐鵺「では‥‥またいつか‥‥」
銀朱「‥‥また勝負とかじゃなくて‥‥
普通に遊びに来いよ?
仲間として‥‥」
祐鵺「僕は仲間とかそんなものに興味はないので‥‥」
銀朱「そっか‥‥」
祐鵺「仲間‥‥か‥‥」(小声で少し嬉しそうに)
銀朱「ったく‥‥よくわからねぇ奴だな‥。さて‥‥俺も帰るか‥‥」
間
銀朱「ただいまあ」
アリス「銀朱!!大丈夫?怪我ない?」
銀朱「まぁ‥‥右手が当分使い物にならないぐらいかな‥‥」
アリス「そうなんだ!!」
銀朱「おう!!」
アリス「‥‥‥」
銀朱「‥‥‥‥」
アリス「銀朱のばかぁ!!!」
SEビンタ
銀朱「いってぇ!!」
アリス「もう知らない!!」
銀朱「いや俺怪我人‥‥
あぁ~‥‥行っちまったか‥‥」
大樹「ずっとアリスちゃんは心配してたんだから」
銀朱「わかってるよ‥‥」
大樹「ところでどうだったの?」
銀朱「引き分け‥‥」
大樹「やっぱあの人すごかったんだ‥‥」
銀朱「ああ‥‥もっと鍛えなきゃな‥‥」
大樹「うん‥‥僕もできることを協力するよ」
銀朱「おう!!」
大樹「かくして‥‥
二人の対決は終わりを迎えた‥‥
またいつか‥戦う日が来るのかもしれないと、お互いに思うのであった‥‥
次回‥‥ついにゴールドクロスが動き出す
第三話‥‥復讐の鬼」