スマホにすがる梅雨の夜に
テレビをみなくなって、久しい
通信速度制限が掛かった夜でさえ
泣いてるような夜の月をみあげて
梅雨の夜に、曇った夜空にくるまれる
いつまで待っても、あの悲しみは
消えない、髪を撫でてくれたよね、あなた
そのやさしさは毒のように
白く崩れ落ちる心を蝕むの、それも夜ね
明日は降る雨の冷たさを
いま感じてるみたいな嘘をつくこの部屋で
ただ届かない気持ちだけ、持ちつづけている
って、知ってる、雨は嫌いだ、嫌いだ
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お読みくださり誠にありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。