↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

おでんは小説

おでんは小説



ドグラマグラ太郎



一。

ドグラマグラ太郎が七つの歳。

はじめておでんを食べた。

大根。

煮卵。

餅巾着。

父赤い眼。

ばくち。


二。

ドグラマグラ太郎はそれからまた十二年。

おでんを食べた。


三。

ドグラマグラ太郎は何かになろうと思った。

モネラの町へ出かけて行った。

氷羊の汽車。

アルネ。


四。

フウケーボー大博士はあくびといっしょ。

ドグラマグラ太郎の筆記帳。

すぽりとのみ込んでしまった。


五。

噴火を海へ向けるのはなかなか容易なことでない。

化物丁場。

おかしなならの影。

岩頸問答。

大博士発明のめがね。


六。

さすがのフウケーボー大博士も命からがらにげだした。 

恐竜。

化石の向こうから。 

大博士に疑問をいだく。

噴火係の職をはがれてその火山灰の土壌を耕す。

部下みな従う。


七。

ドグラマグラ太郎は頭から灰をかぶってしまった。 

サンムトリの噴火。

海岸でつかれてねむる。

ナスタ現わる。

夢のなかでうたう。


八。

ドグラマグラ太郎は野原。

いくつものカードをこしらえた。

水の不足。


九。

ドグラマグラ太郎のカード。

みんなは春は桃いろに夏は青くした。 

アルネの結婚。

夕方。


十。

ドグラマグラ太郎は考えた。

みんなの仕事をらくにしよう。

そんなことをしなくってもいいよ。

おれは南の方でやって見せるよ。

大雷雨。

桜の梢からセントエルモの火。

暗のなか。


十一。

ドグラマグラ太郎は地べたに落とされた。 

どうだい。

ひどくいたいかい。

どう? 

あなたひどくいたい?

つかれてねむる。


十二。

ドグラマグラ太郎がまたぐらぐらおどりだした。

困るなあ。

おい断わっちまえよ。

おーい。

火山だなんてまるで別だよ。

ちゃんと断らないと大変な事になっちまうんだぜ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。