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100分の1と10分の1  作者: 霖雨 恋
1/2

距離 前編

恋愛モノです。

よろしくお願いします。

「おはよー!」

瑞樹が教室に入る瞬間に挨拶をする。

これが日課だ。

「おう。」

でも瑞樹は素っ気ない。

「今日は朝からさむいね!!」

「お前は朝からうるせぇ」

私のことを押し退けながら自分の席に向かう瑞樹。

その後ろをついていく。

「今日の数学の宿題やった?」

「もう終わってるわ。」

「じゃあ見せてよ!」

「やだよ。なんで見せなきゃなんないの」

瑞樹は怠そうに私を払い除けると、机に突っ伏して寝始めた。

「ちぇ!瑞樹のケチ!」

寝ている瑞樹の後頭部にデコピンを1発かましてから、自分の席に戻る。

「もう朝からイチャイチャしすぎ」

近くの席の祐香が私に話しかけてきた。

「あれのどこがイチャイチャなの!ただ私が無視されてるだけだよ!」

「そーゆーとこよ」

祐香はくすくすと笑って、読んでいた本に目を落とした。

「なんの本読んでるの?」

「『初めての恋のはじめ方』」

「この前映画化決定したやつだ!」

「そうだよー!好きな俳優さんが出るから予習」

「えらいー!」

私は祐香をなでなでしながら本を見る。

「『好きな人から少し距離をおく。こういうのも大事だよ』…?」

「そうそう。光一先生のセリフなんだけど。これを山谷君が言うのかって思うともう...どんなセリフでも耳が昇天。」

「山谷君カッコイイよね!!」



瑞樹が朝教室に入ってきた。

今日は声をかけず、自分の席で寝たフリをする。

寝たフリをしていても、このドアの開け方、足音。

瑞樹のものって簡単に分かっちゃう。

自分の席について、荷物を下ろして、今日の準備をする。

そして物音がしなくなったらきっと寝ているんだろうな。

そう思って顔を上げる。

瑞樹と目が合った。

「うっ...あ...」

ビックリしすぎてよくわかんない声が出た。

恥ずかしくて、目を逸らす。

もう一度瑞樹の方を見るともうこっちを見ていなかった。

勘違いしたのかな...?

それとも私の事見てたのかな...?

その日の授業はどれも頭に入ってこなかった。

最後まで読んでくれる人には感謝しかないです。

本当にありがとうございます

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