NO.6 襲撃 ~準備~
リアルの方で忙しく、なかなか更新できませんでした。
夜、何かの気配を感じ飛び起きた。
そして秘宝の力で辺りを見回す。
な…なんだこれ…
そこには館を囲むように大量の人間の反応があった。
およそ300程だろうか。
身なりからして盗賊の類いだろう。しかし、この時代の盗賊は強さはピンキリだ。しかし、この盗賊はかなり練度が高い。
もはや軍団といえるほど調えられていて、士気も見るからに高い。
彼らはそれぞれ武器を構えている。その先には蜃気楼殿がある。
考えなくても彼等が来た目的はわかった。
「この館の略奪とその住民の蹂躙、または捕縛か」
子供は高く売れる。数の少ない妖怪ならなおさらだ。
脳裏に取り逃がした盗賊がよぎる。あのとき始末していれば…!
しかし、今こんなことを考えていても意味はない。
すぐさまソシエールの部屋へ走り出した。今は一刻を争う。
転移魔法で逃げてもいいが、この転移し続ける館を捕捉した奴等だ。必ず追いかけてくるだろう。
そうなれば泥沼になり、下手をすれば野垂れ死んでしまう。そんなことはゴメンだ。
すると、することはひとつしかない。苦戦は必至だが…
全滅させるしかないだろう。
相手から考えると、兵力を分散させて襲撃させるのも悪くはないが、僕を倒す、または足止めさせるのは誇張でもなんでもなく、難しい。僕も鬼のはしくれだからだ。
ソレを人間の力でやろうとすると、数がいる。
恐らくはここで一気に仕留めてしまおうということだろう。
つまり、これが全軍であり、これを全滅に出来れば今後かなり楽に動ける。仮に全軍でなくとも盗賊に打撃を与えられ、今後の抑制力にできる。
ソシエールには優しいとか言われるが、僕は自分の生活がおびやかされるならまだしも、ソシエールまでもが危険にさらされるのはいやだということだ。
考えをまとめたところで、ソシエールの部屋の前へ到着した。
ソシエールの部屋をノックもせずに入る。本来マナー違反なのだが今は緊急事態だ。
そんなことを気にしている場合ではない。
部屋を見ると準備完了、といった感じのソシエールがこちらを見ていた。
「…言うまでもありませんね?」
「ええ、身の程をわきまえずこの館を攻めたことを後悔させてやるわ」
僕も頷く。
彼女はそう言い放った後、魔法を僕に行使する。
「これは…?」
「身体強化魔法と通信魔法よ。こんなこともあろうかと色々用意があるわ」
「ありがたくいただきます。この館を頼みます。僕は外で戦いますが、もし敵が侵入してきたら、館を頼みます。してほしくないのですが、戦ってもらうかもしれません」
「大丈夫。だけど絶対生きて帰ってね」
「勿論ですよ」
そう言い、寝巻きから戦闘服へ服を転移させて着替える。白い煙が僕を包み込み、服を取り替える。
それと同時に水晶を手近な机の上に置いておいた。
「これで敵の様子が見れます」
「ありがとう」
「では、行ってきます」
「行ってらっしゃい」