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HIGH FIVE  作者: 栄津鞆音
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 ユース限定1級審判員の晴貴は、

 第96回高校サッカー選手権大会に出場した。

 決勝戦では第一副審。

 大会期間中、元日の天皇杯決勝戦にも招集される。

 サッカー協会の宣伝にはうってつけ。

 第四の審判員を務めた。


 表彰式では審判団チームが最初に記念品を受ける。

 晴貴の時にひときわ大きな拍手が沸き起こった。

 センター試験を翌週に控えた、

 二刀流の高校生審判員。

 もう一歩で選手としての全国大会出場を逃したが、

 技術スタッフのための予行演習として、

 大会前日に開かれた、エキジビションマッチ。

 伊立第一vs吉備師恩学園戦は、

 女子選手の出場も認め、

 そのまま衛星放送で流された。


 三刀流と呼ぶメディアもあり、

 J1、VFC大江戸、

 J1、神島ヒルシェゲバイ、

 J2、氷戸ローゼンシュトック、

 複数のサッカーチームが獲得に名乗りを上げた。


 バレーボール界も放って置かない。

 センター試験の翌週のレギュラーラウンドで、

 遥香と晴貴はそれぞれ示し合わせたかのように、

 Vリーグ初先発・初出場を果たす。



 3月1日(木)、卒業式。

 民間人から起用された関校長は、

 三年間の任期を終え退任する。

 新しく立ち上がる、バラキ県域地上波TV局

「バラテレ」社長就任が既に決まっている。

 教育界での評価は分かれた。

 伊立一高生の現役大学進学率は微増に留まる。

 しかし、巣立って行く人材は豊かに育った。

 それが校長の手腕か、巡り合わせかは分からない。

 特に今年の卒業生は、学力・偏差値が高くても、

 大学に拘らない進路を決めた者が多い。

 全国レベルで優秀な成績を収めた気象部や、

 遥香、晴貴、その他の個人数名が特別表彰を受けた。


 一高の評価として、一つだけ如実に数字に表れた事がある、

 中学生の伊立一高志願者の倍率が跳ねあがった事だ。



 卒業式後の、最後のHRも終わる。

 受験の総仕上げにそそくさと帰る者、

 名残惜しく、校舎に残る者、様々だ。



「あの、これ……」

 晴貴と中庭で二人になった好機を逃さず、

 多賀冬海がおずおずと差し出したのは、

 小振りのスケッチブックと小さな包みだった。

 晴貴は受け取りスケッチブックを開いた。

 それは高校生活の三年間を描写したスケッチだった。


 晴貴を中心に、遥香、林檎、葡萄、亜弥、五人娘の姿が、

 活き活きと描かれていた。

 晴貴の知らない三年の夏休みの林檎の姿もあった。

「ありがとう。

 これは嬉しいな……。

 でも多賀の姿がない……」

「じ、自分の姿は見えないもの。

 それに私なんか……」

「今度、多賀が主人公の物語を作って見せてくれよ」

 冬海は恥ずかしがって下を向いた。


 晴貴が小さな包みを開ける。

 手作りのチョコレートだった。

「に、2月は会えなかったから。

 その、義理チョコです……」

 俯いた顔が真っ赤だ。


 遠慮せずポリポリと晴貴が食べた。

「うん、美味い」

「よ、良かった」

 冬海は顔を上げられない。

「こんなことならお返しを用意したのに、済まない」

「いいの、いいの。こんなの自己満足だから……」

「でも、実は俺も渡す物があるんだ」

 手提げ袋を差し出されたが、

 冬海は虚を突かれて何もできない。


 晴貴が袋から取り出したものは、

 サッカーのユニフォームだった。

 背番号10番。

 晴貴がバラキ県大会決勝戦で着用したものだった。

「楽しかったよ、多賀と三年間同じクラスで。

 HRなんてどうでもいいと思っていたけれど、

 いろいろ気を遣わせて悪かったな」

 冬海は首を振る。

「そんな私なんて……。

 も、貰っていいの?」

「ああ、遠慮するな、

 多賀に受け取って欲しいんだ」

 冬海はユニフォームと紙袋をギュッと胸に抱いた。

「嬉しい……」

 少しだけ勇気が湧いた。


 言わずに卒業しようと決めていたセリフが、

 つい、口をついた。

「あの、相賀くん……。

 一年生の時から、

 ずっと、好きでした……」

 言ってしまった、でも後悔はない。

「そうか。好きになってくれてありがとう」

 晴貴の眼差しは柔らかだった。


 冬海にはそれだけで十分だった、

 下手に返事を聞きたくはなかった。

「それなら一度、

 冬海と二人だけでデートすればよかったな。

 ごめんな」

 晴貴はファーストネームで呼んだが、

 呼ばれた当の本人は気付いていない。

「謝らないでよ」

 思い切って聞けない事を聞いた。

「……ヨーロッパのプロチームに行くって噂、

 本当なの?」

「ああ、夜の便で出発する予定だ」


 あまりの衝撃に却って平静でいられた。

「そっか、がんばってね」

「うん、冬海のWEB連載楽しみにしている」

「わ、私が有名になったらキスの事、ネタにするよ」

「俺が有名になったら、サプライズゲストで呼ぶぞ」

「それサプライズじゃないよ」

 二人は笑ってベンチを立った。

「それじゃ、元気で」

 右手でハイタッチを交わした。


「あの……」

 名残惜しそうに冬海が右手を差し出す。

 晴貴は両手で包みこんだ。

 荷物を抱えながら冬海も左手を添える。

 二人っきりの至福の時間だった。


 去って行く晴貴の後ろ姿を冬海は追い続けた。

 すぐに下級生たちに囲まれて姿は見えなくなる。

 何故かどっと疲れた。

 ベンチに腰を下ろして、

 ユニフォームを丁寧に畳んだ。

 手提げ袋に収めようとすると、

 中の紙片に気付いた。

『多賀冬海様、

 三年間楽しかった、ありがとう。

 相賀晴貴』

 袋にも『多賀冬海様』と書いてある。

 どうやら晴貴は、

 本当に渡すつもりで用意していたらしい。

「相賀くん、優しい」

 思わず呟いた。


「そうだ、晴貴は優しい奴だ」

 振りかえると遥香と小木津亜弥が、

 ニヤニヤしながらそこに立っていた。

「……でも、晴貴はお前を、

 相当気に入っているみたいだぞ。

 どっかの元カノなんて、

 ユニフォームはおろか何も貰えない」

「ちょっと、それ私へのあてつけ!」

「あの、いつから見ていたの?」

「もちろん最初から」

「で、何話していたのよ?」

「それは……、三年間楽しかったとか、

 お互い頑張ろうとか……」

 またもや顔が真っ赤になった。

「あれ、怪しいな。コクったんじゃないの?」

 冬海は顔を覆った。

「マジか!」

「やるねぇ~。ちゃんと自分の人生、

 主人公やっているじゃん」

「で、何て?」

「ふ、振られちゃったわよ、

 速攻で、当たり前じゃない」

「本当か?」

「やりおるな~」

 慌てて否定したが二人もそれ以上は追及しない。


 冬海は改めて入学当初の、

 ひねくれた自分を思い出すと恥ずかしかった。

 目の前の二人が友達であることが信じられなかった。

「二人が友達になってくれて、

 私本当に嬉しかった」

「わ、私はアンタが漫画家になれば、

 自分にも好都合だと思って、

 打算よ、打算!」

「この期に及んでどうしてワル振るの?

 晴貴の元カノ同士、これからも仲良くしなさい」

「遥香はどうなの?

 自分の人生の主人公ちゃんと演じている?」

「そりゃあ、私の人生だ、いつも……」

「嘘よ!」


 冬海の力強い声に、遥香と亜弥が呆気にとられる。

「相賀くん、今日、……行っちゃうんでしょう。

 生まれた時からこれまでずっと一緒だったんでしょう?」

「そりゃあ、双子だから……」

「どうしてそうやっていつも逃げるの!

 そんなこと嘘だってみんな知っているわ!」

「確かに、あなたたち『姉弟』の悪いところよ。

 誰も遥香に勝てるわけないと、

 相賀くんと付き合ってから思い知らされる」

「……」

「卒業しちゃうんだよ。

 もう簡単に会えなくなるんだよ。

 だって本当の家族じゃないんでしょう?

 林檎が戻ってきたらどうするの。

 いいお姉さんで居られるの?

 相賀くんは優しいから、

 どうなっても知らないよ。

 好きなんでしょう?

 いけない事じゃないんだよ!

 自分で越えられない壁を作ってどうするの?

 本当の家族になっちゃいなよ!」

 冬海は肩で息をしながら、一気にまくしたてた。


 亜弥が優しくフォローする。

「本当の家族にならなくても良いけどさ……」

 冬海の肩を優しく抱いた。

「18年間の奇跡に、

 遥香も相賀くんも気付いていないんだよな。

 そりゃあ心地良い関係性だろうとは思うけれど。

 何らかのケジメはつけといた方が、良いと思うぞ」

「な、何よ……」

 遥香は膨れっ面だ、

 他人には一番触れられたくない事だった。


 亜弥は溜息をつく。

「いいから、いいから。

 取り敢えず行ってこい。

『卒業おめでとう』って、

 それだけ言ってくりゃいいんだよ」

 遥香の背中をポンと押した。

 遥香はたたらを踏む、

 難しい顔をして振り向いた。

「遥香、卒業おめでとう」

「卒業おめでとう」

 亜弥と冬海が右手を掲げた。

 口をへの字にしたまま遥香がハイタッチをする。


 眉間にしわを寄せたまま遥香は踵を返し、

 晴貴の消えた方へスタスタと歩き出す。

 途中、二人を振り返りアカンベエをした。

「世話が焼けるな」

「世話が焼けるわね」

 亜弥と冬海は苦笑しながらハイタッチを交わした。



 とは言うものの、遥香は途方に暮れる。


『本当の家族になっちゃいなよ!』


 本当の家族って何だろう……。

 晴貴と結婚するってこと?

 笑っちゃうわ、そんなこと……。

 晴貴はどう思っているのかな。

 だって、生まれた時から……、

 ううん、生まれる前からきっと一緒だった。

 お母さんと、貴美ママのお腹の中。

 本当の双子のように……。

 本当の双子じゃないけれど……。


 幼稚園児の時は、

 お互い大好きとチューばかりしていた。

 小学生の時も、

 二人のチューは特別な事ではなかった

 中学生になると、

 さすがにキスの特別の意味も知った。

 あれは中2の夏休みだったかな、

 おじいちゃんの道場の合宿で、

 私たち姉弟四人が雑魚寝していた、

 寝ている晴貴の唇でキスの真似事。

 唇を合わせてみたが、なんだかな~、

 これと言って、

 トキメキはしなかったけど。

 有効という事にしておこう。

 林檎よりは先になる……。


 そういえば、双子じゃないって打ち明けた時、

『何ですって!』って、

 林檎はもの凄く驚いていたけれど、

 結局のところ、信じてはくれなかった。

 あの娘も相当の天然ね。


 ふと、油縄子島でのことを思い出す。

 林檎は分校の、

 小学校の先生になりたいと言っていた。

 葡萄お兄様も、

 通信制大学で教職を目指している。

 満天の星空の下、

 みんなで卒業後の、

 将来の夢を語り合った。

「私は漫画家になりたい」

「私は声優。冬海の作品で主役を務めるの!」

「私は獣医さん。もしくは動物園の飼育員、

 じゃなかったらペットのトリマー」

「私はプラネタリウムの解説員がいいな」

「私は図書館司書」

「私は宇宙飛行士」

「ノイヴァ!」


 私は、何になりたいのかな……。

「遥香はバレーボールでオリンピック金メダル。

 兼、お天気お姉さんで決まりだね!」

 何になりたいのか、何をしたいのか、

 真剣に考えた事があったかな……。


 ただ、ただ、毎日が楽しかった。

 家族と笑っていられる事が第一だった。

 お父さん、お母さん。

 相賀パパ、晴貴、結貴、媛貴。

 近所の子供たち。

 素衣お姉ちゃん、直お姉ちゃん、母さん軍団。

 伊立北部シュトゥルムのみんな、

 寮の賄い大増ご夫婦……。

 みんな、みんな家族だ、大家族だった。



「遥香お姉ちゃん、こっち、こっち」

 制服姿の媛貴が手を引く、

 あれ、中学校はどうしたのかな?

 そうか、晴貴のお見送りか、

 放課後じゃ間に合わないものね。

 いざとなった時「行かないで」って、

 駄々をこねないと良いのだけれど。


 校門近くに母さん軍団、そして晴貴。

 全員で記念撮影。

 いつもこうしてきた。

 これが、最後だ……。


 お母さんが貴美ママの遺影を持ち、

 私と晴貴が両側に並ぶ。

 媛貴はおお兄ちゃんと離れない。

 次々に母さん軍団が入れ替わる。

 遺影を引き継ぎながら、

 みんな泣いている。

 困ったな、晴れの門出なのに……。

 私は笑顔で送り出すよ、

 だって、大切な『弟』だもの……。


 一通り母さん軍団の記念撮影が終わった。

 最後に媛貴を挟んで一枚。

 晴貴目当てのギャラリーが取り巻いている。

 下級生や他校の女生徒も。

 亜弥と冬海も遠巻きに見ている、

 五人娘の姿も。

 そこに、行こう。

 無意識に向かおうとした。


「まだダメだよ、遥香お姉ちゃん」

 媛貴が私の手を離さない。

 そして、晴貴の手と重ね合わせた。

 母さん軍団が一斉にカメラを構える。


 晴貴の手を握るなんて、久しくなかった。

 あれ、こんなに大きかったかな、

 温かな手は、お父さんと同じだ。

 いつの間にか、ずっと先に行かれちゃったみたい。

 確かに、今日、

 独りで、遠くへ行っちゃうんだよな。


 これで勝ったなんて思うなよ!


「遥香、ふたりで一緒に撮ろう」

 バカ晴貴、私を名前で呼ぶな、

 上から目線で、私を『妹』扱いするなんて、

 何様のつもりよ!

 最後まで『ハル姉ェ』で良いじゃないか。

 そんな他人行儀な、

 本当は他人だけれど……。

 そうじゃないだろう、私達の関係は……。


『18年間の奇跡……』


「ずっと一緒だったよな……」

 バカ晴貴、また変なことを言ったから、

 顔を上げられない。

 幼稚園、小学校、中学校、高校入学まで、

 何かあると、二人で並ばされて撮影された、

 それが当たり前すぎて……。


 だから最後も、

 笑顔で写真に収まりたい。

 明るくハイタッチで送り出すんだ。


 それなのに私は、

 俯いたまま震えている。

 晴貴が空いた左手で、

 私の頬の「汗」を拭った。

 優しくするな!

 汗が止まらないじゃないか。

 ギャラリーがささめいた。

 晴貴が身を屈める。

 何をする気……。

 覗き込むように顔を寄せてきた。

 どうしよう……。

 このまま……。


 ギャラリーが息をのんだ。

 一瞬、静寂が周囲を包む、

 晴貴の身体がフワリと浮いた。


「百万年早いぞ、バカ晴貴!」


 遥香の叫び声とともに、

 晴貴の身体が地面に叩きつけられる。

 

 ブレザーのボタンがはじけ飛んだ。

 固まったままのギャラリーの目前で、

 コロリと、転がる。

 次の瞬間、女生徒達の奪い合いになった。


「いて、て、て……。

 何をしやがる、バカ遥香!」

「バカはお前だ、血迷ったかバカ晴貴!」

「幼稚園の時は散々チューしていたじゃないか」

「あの時は、幼稚園児だ!」

「小学生の時だって」

「微笑ましいじゃないか!」

「中学2年の……うげっ」

 マウントポジションを取ると、

 両手で晴貴の顔を鷲掴み。

「それ以上言ったら殺す!

 あれは練習……って、

 寝ていたんじゃなかったのか!」

「俺は眠りが浅いんだ……うがっ」

 太ももが露わになったが構わず、

 遥香は流れるように右腕を極めにかかる。

 さすがに晴貴も抵抗。

 ここぞと媛貴が飛び入り。


 こんな面白そうな事態を、

 五人娘が放っておくはずがない。

 どさくさに紛れて、リオが晴貴にチュウ。

「あーっ、ズルいぞリオ!」

「キスは当たり前だよ……。

 じゃなかった、ベイジュエナツゥナル」

「いつもそんなこと言っていたの!」

「高校卒業までに私もしたかった!」

「ねえ、まだ間に合うと思わない?」

「ここで済ましちゃおう!」

「それ~、抑えつけろ~!」

「ミッション、クリア~ッ!」

「ベイジュエナツゥナル!」

 血相を変えて西中郷が参戦する。

「小娘ども! 私の晴貴に手を出すな!」

 いかん、素衣姉さんはマジで舌を入れて来るゾ。

 何としても脱出しなければ、

 骨本! 奉行! ボーッと見ていないで助けろ!


 ギャラリーの中、骨本と奉行が呆れ顔。

「ある意味、公開処刑だな」

「相賀を助けてやるか?」

「放っておこう、とてもピンチには見えない」

「俺もそう思う……」

 二人は頷いてハイタッチ。


 遥香は独りさっさと肉弾戦を抜け出し、

 亜弥と冬海に合流。

 晴貴はと見ると、既にブレザーははぎ取られ、

 ネクタイもワイシャツも破れまくり。

「世話が焼けるな」

「世話が焼けるわね」

「本当に世話が焼けるんだから」

 三人は顔を見合わせると、

 晴貴に向けて声を揃えた、

『卒業おめでとう!』

 笑いながら、代わる代わる両手でハイタッチを交わした。


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