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HIGH FIVE  作者: 栄津鞆音
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 第96回全国高等学校サッカー選手権大会、

 バラキ県大会、決勝トーナメント。

 伊立一高は、バラキFAU18リーグの成績で、

 二回戦からの出場となる。


 晴貴はそれまで、早朝練習のミニゲームで、

 チームメートとの連携を取ってきた。

 放課後は遥香に引きずられるように、

 いたちかな市へ向かい、バレーボールの練習。

 選手登録されているとはいえ、

 控えメンバーの、さらにバックアップ。


 VチャレンジリーグⅠの、

 伊立コンクレントの開幕は、

 11月4・5の土・日だったが、

 伊立一高三年生は模試があるため、

 学業優先で帯同免除。

 伊立一高のサッカー初戦は10月21日。

 実はその試合の一週間前から、

 コンクレントの成沢監督に厳命されていた。

「今はサッカーに集中しろ。

 こっちで不都合が起きても、責任は俺が取る」


 遥香が父親に猛烈にプッシュしていた。

「晴貴にとっては、最初で最後のチャンスだから」

 遥香はひと言も文句を言わずに、

 シェーンハイトで求められている役目をこなしている。

 実力はまだまだ、第3のセッター。

 柄にもなく、人寄せパンダを演じている。

「……お父さんお願いです、

 今は晴貴をサッカーに集中させてあげて下さい」



 10月21日、土曜日。

 二回戦、伊立さくら陸上競技場。

 対霜盾工業戦。

 伊立一高は初戦となる。


 翌週に三年生は定期考査、

 一、二年生は模試があるが、

 地元競技場での開催、応援に駆け付ける。


 晴貴がサッカー部に選手合流してから二カ月余り。

 対外試合はまだ10試合にも満たない。

 しかし、部活では常に二年生と一緒の扱いだった。

 取り敢えずの連携に問題はないが、

 それでも晴貴の求めるプレーの質は高い、

 もう一段階、早く、高く、前へ。


 受け手となるFW陣、

 トップを務める奉行十三は必死になって喰らいつく。

 供給されるパスはしなやかだが、

 全てがFWの欲しがる一歩先に。

 前半は全くかみ合わない。


 本当に必要なのは判断のスピード。

 ハーフタイムに骨本勝征がアドバイス。

「このまま愚直に追い続けろ、

 徐々に合ってきている。

 晴貴の目を見ていれば、考えは分かるはずだ」

 後半、晴貴も我慢してパスに徹する。


 中盤は完全に晴貴が支配。

 キャプテン八雲は中盤の底で晴貴を支援。

 両チーム無得点のまま、残り時間は僅か。

 晴貴が八雲に目配せ、最後に仕掛けた。


 前線で奉行がマークを引き連れ、

 左サイドから中央に流れる、

 晴貴はそこにパスをしようとキックフェイント。

 八雲が奉行とクロスするように空いた左サイドへ、

 晴貴のパスは八雲にドンピシャ。

 すかさず折り返したセンタリングを、

 奉行が確実に決めた。


 二回戦 伊立一高 1対0 霜盾工業



 10月25日、水曜日。

 三回戦、いたちかなスポーツ広場。

 対川古一高戦。


 三年生は定期考査、一、二年生は模擬試験。

 応援はOBや父兄のみ。


 晴貴は徹底的にマークされた。

 晴貴がボールを持つと、

 前を向かせようとしない、

 二人掛かりで潰しにかかる。

 晴貴はダイレクトで、

 早目にボールを離さざるを得ない。


 晴貴対策で中盤を厚くした川古一高は、

 両サイドから、俊足のウイングバックが速攻を仕掛ける。

 伊立一高も堅守で応じる。

 シュート数は川古が圧倒した。

 伊立はなかなかシュートまで至らない。

 今のところパスの供給源は八雲に限られている。

 八雲のパスをことごとく川古ディフェンス陣がクリア。

 川古のシュートを伊立ディフェンス陣とGKがクリア。

 攻める川古、守る伊立。

 前半はその攻防に終始した。


 ベンチで冷静に戦況を見つめていた骨本が、

 ハーフタイムに感想を述べる。

「川古のクリアはほとんどタッチを割っている。

 ウチのクリアはタッチを割らない。

 相賀と奉行が拾っている。

 この差は大きいぞ、後半必ずチャンスが来る」

 断言して、選手に暗示を掛けた。


 後半も同じような展開が続く。

「ポーン、サッ!」

 晴貴は時々、ポンコツターンで局面打開を試みるが、

 さすがに川古はリサーチ済み。

 二人目、三人目の選手がケアしてくる。

 攻める川古、守る伊立。

 双方、我慢の展開が続く。 

 後半、半ばを過ぎた頃、

「ポーン、サッ!」

「ポーン、サッ!」

 立て続けにポンコツターンのボールを奪われた。


「クソッ!」

 珍しく晴貴は悪態をつく。

 川古の速攻にゴールが脅かされるが、

 辛くもディフェンス陣がクリア。

 晴貴がボールを迎えに行き、

 ワンタッチで八雲に戻す。


「ポーン、サッ! サッ! サッ! サッ!」


 満を持して、引き技を重ねる『めぐみターン』炸裂。

 この日初めて晴貴は前を向いてプレー。

 相手のディフェンスラインの裏にキラーパス。

 完璧なタイミングで奉行が走り込む。


 晴貴とは小4の少年団で出会った、

 俺の方が付き合いは長い!


 相手ゴール前、左45度、

 ボールはワンバウンドで間合いに入る、

 ディフェンダーを従えて、

 ツーバウンドの跳ね際、

 左足を振り抜いた。


 ボールは右のサイドネットを、揺らす。

 伊立の初シュート。

 GKは一歩も動けない。


 興奮した骨本が立ち上がって叫ぶ。

「次だ! 次だ! 次を取りに行け!」


 堅守の伊立第一が、ワンチャンスで決勝点を挙げた。

 一高では試験終了を待って、校内放送で結果が知らされた。


 三回戦 伊立一高 1対0 川古一高



 10月29日、日曜日。

 準々決勝、ゾンネンシュターディオン逢瀬。

 対氷戸商業戦。

 遥香の予報通り、前日からの大雨は止まない。

 競技場の排水能力は限界ギリギリ、そこかしこに水溜り。


 三年生は模擬試験。

 一、二年生は自由応援だが、

 大雨の中やってくるほどの根性はない。

 それでも熱心な生徒と、OBや父兄の熱い応援。

 晴貴目当てのファンもちらほら。


 氷戸も晴貴を徹底マーク。

 競技場の水溜りで、試合は蹴り合いに。

 晴貴の、周りを使いこなす持ち味が完全に消された。

 個人の能力で突破を試みるも、

 悪天候のピッチ条件では限界がある。

 試合はパワーゲームの様相を呈する。

 前半終盤、氷戸が勢いに任せて先制した。


 ハーフタイムに骨本は、

 もどかしさをじっと抑えて語りかける。

「前半は良くやっている、悪くないぞ。

 でも、シュートを打たなきゃ。

 遠くからでもゴールを狙わなきゃ。

 この天候だからこそ、

 打たなきゃ何も始まらないぞ。

 大丈夫、点は取り返せる。

 大丈夫、チャンスは必ず来る」

 伊立一高イレブンは、

 そんな骨本の熱さを感じ取った。


 後半立ち上がり、氷戸が2点目を奪う。

 それでも伊立は耐えた、メンタルは崩れなかった。

 残り15分、庄山監督が骨本を呼んだ。

「アップしろ。

 お前のキック力で、シュートを打ってこい」


 残り10分、雨脚はさらに激しくなった。

 骨本が交替出場。

 温情出場ではない、勝つための選択肢だ。


 晴貴はその意図を悟った、

 骨本にスッと近寄り、ピッチ状態を伝える。

「あそこの水はけが良い」

 その近辺にポジション取り。

 チャンスはすぐに到来。

 八雲が相手からボールを奪うと、晴貴へパス。

 晴貴は相手ゴールとは逆、骨本に向けて、

 ボールをすくい上げるようにパス。

 骨本の前でボールはピタリと止まる。

 渾身の力で、ボールの芯の僅か下、

 薙ぎ払うように、逆回転を掛けながら、

 ロングシュートを放つ。

 糸を引くような軌道は、

 GKの前でワンバウンド、

 ツンとボールが伸びて、ゴールイン。


 残り5分。

 伊立が左サイドからのFKを獲得。

 晴貴がボールをセット。

 すかさず真横の八雲にパス。

 八雲はボールをさらに下げる。

 走り込んできた骨本が、

 右足のインサイドで、擦るようにボールを弾き返す。

 途中から雨の勢いを借り、大きなカーブを描いて、

 ボールはゴールバーギリギリに吸い込まれて行った。


 残り時間僅か。

 氷戸のクリアボールが水溜まりで止まる。

 いわゆるファイトボール、飛び出したのはまたも骨本。

 ディフェンダーよりも一瞬早く、つま先でシュート。

 枠内に飛んだボールを、氷戸GKがかろうじて弾く。

 即座に反応した奉行がショートコーナー。

 同じく呼応した晴貴が受ける。

 八雲が叫びながらニアサイドに走り込む。

 晴貴はセンタリングを合わせた、

 ディフェンスを引き寄せて、八雲がボールを逸らす。

 逆サイドに弾かれたボールに、

 地面スレスレ、骨本が頭から飛び込んだ。


 豪雨の中、伊立の秘密兵器がハットトリック。

 準々決勝 伊立一高 3対2 氷戸商業



 11月13日、月曜日。バラキ県民の日。

 準決勝、ズーケデンキスタジアム。

 対氷戸梅ノ里戦。


 県民の日で県立高等学校は休業日だが、全校応援。


 伊立一高は完全に勢いに乗った。

 晴貴は中盤で皇帝のように振る舞う。

 密着マークには、中盤からポジションチェンジで対応、

 奉行とツートップを組んでくさび役に徹する。

 または臨機応変、八雲にトップ下を任せて、

 自分は中盤の底を支える。

 前半は双方無得点。

 後半途中、骨本がこれ見よがしにウォーミングアップ。

 直後に奉行、八雲が連続得点。


 準決勝 伊立一高 2対0 氷戸梅ノ里



 11月18日、土曜日。

 決勝戦、カミシマサッカースタジアム。

 対バラキ学園戦。


 久々の決勝戦、勝てば全国大会は40年振り。

 全校応援に力が入る。


 決勝戦は波乱含み。

 試合開始早々、FWの奉行が、相手のDF2番ともつれて転倒した。

 立ち上がった時、DF2番が巧妙に奉行の右ひじを下から突いた。

 奉行の右腕が弾かれDF2番を殴ったように見えた。

 大袈裟に顔を抑え倒れ込むDF2番の演技で、

 奉行はレッドカードを受ける。

 抗議するチームメートを必死で押さえ、

「悔しいのは分かる。判定は覆らない」

 晴貴は奉行をピッチから離れさせる。

 サッカー部の若いOB中心に応援席は荒れる。

 応援席をなだめながら、

 1人少なくなった分を自らの運動量で補い、

 ゲームを立て直そうとする晴貴だがチームはガタガタに。

 前半だけで5失点。

 応援席の混乱は広がり暴動寸前だった。


 晴貴の意志を感じ取った遥香は、

 最前列で応援席に向かう、

「みんな落ち着いて」

「選手を試合に集中させて」

「お願い、話を聞いて」

 小木津亜弥も多賀冬海も、五人娘も一緒になって、

 身振り手振りを交えて必死に訴える。


 ハーフタイムにベンチに戻らず、

 興奮した観客をなだめようと応援席に向かう晴貴を、

 ジャージに着替えた奉行が迎える。

 二人の姿にますます応援席は興奮して騒ぐ。


「フレー、フレー、イ~タ~チ~!」


 OBの元応援団長、元副団長以下の旧応援団が勢揃い。

 野太い声で、応援席を圧倒した。


「一高生諸君! 目を覚ませ!」


 京大、東大に現役で入学した先輩。

 一高生にとって、これ以上の権威はない。


「フレー、フレー、イ~タ~チ~! ソレーッ」

『フレッ、フレッ、イタチ、

 フレッ、フレッ、イタチ~』

「フレー、フレー、ア~イ~ガ~! ソレーッ」

『フレッ、フレッ、アイガ、

 フレッ、フレッ、アイガ~』


 相賀、成沢、借りは返したぞ!


 後半開始のため審判団が姿を現す。

 ブーイングを覚悟していたが、

 スタジアムは冷静さを取り戻していた。


 リードした相手はボールを回し、無理に攻めてこない。

 晴貴が前線でひたすらに追い続ける。


 後半10分。

 相手を追い詰めてパスミスからボールを奪った晴貴がゴール。

 1対5。


 後半20分。

 相手の不用意なシュートを防いでからのカウンターで、

 晴貴、八雲とボールをつなぐ、

「ブ~ン、トン、トン、サッ、サッ、サッ」

 再びボールを受けた晴貴が、

 乾坤一擲、めぐみフェイントで相手をかわし、

 八雲にラストパス。

 2対5。


 後半25分。

 センターライン付近でカウンター攻撃を仕掛ける晴貴は、

 相手DF2番に脚を引っかけられ転倒。

 一回転した勢いそのままにボールを追うと、

 主審はプレーオン。

 独走してキーパーも抜き去る。

 3対5。

 相手DF2番にイエローカード。


 後半35分。

 脚が吊る選手が両チームに続出する中、

 晴貴と、共に走り込んできた二年生がタフに走り続け、

 相手からボールを奪うと懸命につないでゴール。

 4対5。


 後半ロスタイム。

 交替出場した骨本が放ったロングシュートを、

 相手GKが弾きコーナーキック。

 味方の上がりを待って、晴貴がショートコーナー、

 ボールを受けた八雲が逆サイドに展開。

 オーバーラップしていた味方GKが高い打点でヘディング、

 同点ゴールかと思うと、

 奉行を退場に追いやったDF2番が手でボールをはじき出す。

 勿論、DF2番は退場でPKが与えられる。


 DF2番はうずくまる。

 誰も近寄ろうとしない。

 晴貴が肩を叩き、手を取って引き起こす。

「済まん、つい手が出てしまった……」

 片手で顔を覆ったまま、

 晴貴を味方と勘違いして連れられて行く。

 途中で相手が晴貴だと気付く。

 1級審判員の資格を持つ対戦相手だと気付く。


「お前……、す、済まない。

 ワザとじゃないんだ、

 反射的に手が出てしまった、

 奴を退場させた事は悪かった、謝る。

 でも、お前の足を掛けたのも、

 さっきのも、故意じゃないんだ……」

「ああ、分かっている、良くある事だ。

 起きてしまったことはもうコントロールできない。

 俺は冷静になるために間合いを取っているだけだ……」

 第四の審判員と、バラキ学園コーチに引き渡す。

「PKは必ず決める。

 誰の為でもない。

 俺がコントロールできる事はそれだけだ」


 何故か会場は拍手で覆われた。

 フェアプレーとか、そんなつもりはない。

 あの場で一番苦しそうだったのはアイツで、

 あの場で一番邪魔だったのもアイツだ。

 寄り添ったのではなく排除しただけ……。


「八雲、蹴るか?」

「勘弁して下さい」

 ボールを主審から受け取る。

 さて、どうしたものか。

 ボールをセットする晴貴。

 息をのむスタジアム。

 決めれば延長戦。

 外せば相手が「反則による」優勝。


 GKと目が合う。

 ジュニアユースでは一緒だった。

 いつも強気のGKだが、すぐに目を逸らす。

 まったくどいつもこいつも。

 変な事、考えるなよ。

 目をつぶって動かないとか、

 下手すりゃトンネルだってやりかねない。

 文句の付けどころがない場所に決めるしかないな。

 どんなプレッシャーだよ!


『相賀君、落ち着いて……』


 林檎の声が聞こえたような気がした。

 応援席を見回すが、いるはずがない。

 目に飛び込んだのは心配顔の遥香。

 手でハートサインを示している。

 良く見ると、小木津亜弥も、多賀冬海も。

 五人娘や他の女生徒たちも同じサイン。

 そんなのが流行りなのか。

 それとも俺に対する嫌がらせ?


『……どうしてやり返さないの?』

 林檎にそう聞かれた事がある。

 今なら分かるよな、

 そのままやり返しても、虚しいだけだ。

 

 ……何を考えているんだ、俺は。

 ボールを一度置き直す。

 主審は急がせようとはしない。

 腹を括るしかないな。

 もう一度だけ、遥香のアホ顔を見ておこう。


『飛竜稲妻落とし』

 そんなこと言いながら練習していたPK、

 ゴール右上の隅ギリギリ、

 鋭い音を立てて、ゴール内に落ちた。

 5対5の同点で延長戦突入。


 延長戦ではさすがに晴貴も疲労の色を隠せない。

 そのまま試合終了、大会規定により両校同時優勝。


 全国大会への出場権をかけたPK戦に突入。

 コイントスで後攻の伊立一高。

 9人全員がゴールを決めたまま、

 5番手の晴貴がボールをセット。

 同点PKと同じ右上隅へ蹴る。

 ゴールポストとゴールバーの交点が鈍い音を立てた。


 泣き崩れるチームメートの中、

 晴貴のグランドコートを持った骨本が、

 全速力で駆け寄り頭からコートを被せる。

 骨本はチームメートに向かって叫んだ、

「顔を上げろ! 胸を張れ!

 下を向くような試合はしていないぞ!」

 正直、悔しくて仕方がないが、

 今はそれよりすべき事がある。

 コートの下、晴貴の身体が震えている。

 誰にも晴貴の悪口は言わせない。

 誰にも晴貴の泣き顔は見せない。


 決勝戦 伊立一高 5対5 バラキ学園

 ※両校同時優勝、PK戦によりバラキ学園が全国大会出場


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