不安残る安保法案
タイトル通り安保法案について不安な点をいくつか。
まず第一の不安点として国民の理解があまり進んでいないということがある。
10以上の法案をわずか2つにまとめ、全ての内容を国民が把握できていない。
実際は一部の内容には賛成であるが他が反対で…という人もいるのではなかろうか。
これでは国民の総意とはとても言いがたい。
第二に数に任せての強引な採決である。
国民の意見を聞く気があるのか?より良いものにしようという意思はあるのか?疑問がぬぐえない。
第三に政府による報道管制が敷かれているような不安がある。
これは筆者の考えすぎなのかもしれない。
だがしかし考えてほしい。
例えば中国による国境不確定地域における建造物(油田だったか?)が作られているとの報道。
16、7も作られてから発表があった。しかも与党に不利である参院による審議に入る前に!!
その上で、参院では「中国の脅威」を強調した。
何かしらの糸(意図)があるのだろうか
政治の世界ではよくある話であるのかも知れない。だが、国民の不安を都合のいいタイミングで煽ろうとしている気がする。
第四に「法的安定性」の否認に近い発言。
日本が法治国家である以上許されてはならないものだ。
否認するならもはや独裁国家に近いものとなるであろう。
第五にこれを書く理由となった「核兵器運搬も可能」である。
日本は「核兵器(非核)三原則」があるが、これは法的な拘束力はない。
また、核拡散防止条約もあるが全ての国が加盟しているわけではなく(加盟していれば核問題なんてなくなってる)不確実とも言える。
核を持ってはならないという法的根拠はなく(明文規定がないため)、安保法案にも明記されていない。
ここで論戦の争点を見てみたい。
「米国が…想定されない」「米国が依頼するはずもない」
なんということか!!全てアメリカ次第ということか!!
逆を返せば、アメリカにやれと言われれば日本はノーといえないと言うことだ!!
以上五つに纏めたが、実際は他の意見も多くあり、国民の不安をぬぐうことはできていない。
政府はこのまま強行するのはいかがなものか。
「押してダメなら引いてみろ」ではないが、議論が必要なのではないか。