恋蝶詩
ー闇の中で艶やかにー
ー蝶の如く舞って魅せては掟の前に儚く散るー
男忍は18歳、女忍は16歳で忍になるための試験が行われる。この試験に受かることで真の一人前の忍となるが、その歳になるまで試験の詳細は知らされない。
忍界の幹部の父を持つ皇篠(すめらぎしの)は今年で18歳になる。父の影響もあり、忍としてさまざまな仕事をしてきたが、彼を待つ試練とは?
一方、忍の名門、桜庭(さくらば)家では、次女 紅葉(くれは)が今年で16歳を迎える。忍として必要なものを得るために人間として必要なものを奪われるとしたら?