拠点
「拠点どうするんだ?」
「先に建築士探すか」
一般掲示板から建築士を上げてる人を探した。
1人だけいた。
メールをしたらすぐに来た。
「どんな家を建てるんですか?」
「その前に話があるから座ろうぜ」
「おう」
「何で建築を上げてるんだ?」
「俺は現実でも大工やってて、ゲームだったら城とか建てれるんじゃないかと思って上げてるんだけど頼む人なんていないよな。ははは」
「てことは結構熟練度高いのか?」
「10分もあれば一軒家なら4軒は建てれるぞ」
「よしお前に決めた」
「何が?」
「俺のギルドの専属建築士になってくれ」
「専属だと?ギルドなんてちょっと建てれば終わりじゃないか」
「俺は街を作るからちょっとじゃ済まないぞ」
「まぁどうせ暇だしいいよ」
こうして夢のある建築士がギルドに入った。
「早速家など建てに行くか」
「はい」
「そういえば、家の中って安全なのか?」
「家が完成したら安全エリアにはなりますよ」
「街だし防壁でも作るか」
「材料桁にならない数いりますよ」
「集めるさ。一人で大丈夫か?」
「ご心配なく防壁は得意ですから」
「頼りにしてるからな」
「おうよ」
建築には凄い量のコンクリートが必要だそうだ。
予測は出来ていたので、持てる分だけコンクリートは集めてある。
3時間近くかけてようやく防壁が完成した。
始まりの街と変わらない大きさだと思う。
ちなみに始まりの街はゲーム上一番大きな街だ。
入口は一つにしている。
一番奥に城を建ててもらった。
「城を建てれるなんて夢のようだぜ」
「俺が住んでいいのか?」
「ギルドマスターだからいいんじゃないの」
「ここら辺を店が出せる二階建ての一軒家にしてくれ」
次から次へと要望して丸1日かけて街が完成した。
「お疲れ」
「熟練度やばい程上がったぜ」
「後は人がこれば街の完成だな」
「そうだな」
「ギルドの掲示板に貼って明日からって事にしておこう」
静かな街ですごした。