鍛冶師
「零様」
「どうした?」
いつもの美月に戻った様だ。
「何処を拠点にするのですか?」
「それなんだけど。街から作ろうかと思っているんだ」
「街からですか?でもお金もかかるし何より仲間がそんなにいません」
「それを探しに行こうと思ってな」
掲示板を見た。
掲示板とはプレイヤーが出せる要望だ。
PTメンバー募集とか、材料集めて来てほしいとかだ。
俺は生産系を眺め、鍛冶スキルを上げてるって人が4人いた。
俺は全員にメールを送った。30分後全員集まった。
「なんで他の鍛冶屋までいるんだよ」
「適任の人を探すため皆に集まってもらった」
「適任て何のだ?」
「まぁ質問するから答えてくれ」
一人目、
「何の武器が作れるんだ?」
「剣と槍です。私は防具の方を上げてるので、武器はあまり得意じゃないです」
「そうか」
「もしも俺がこれだけを毎週に提供する場合、俺たちの専属になってくれるか?」
「お金は?」
「俺たちの専属であって、作った物自体は露店などで売ってくれて構わないが、独占契約って奴だ」
「それならいいですけど」
「分かった。他を聞いてよかったら頼む」
「分かりました」
二人目
「何の武器を作るんだ?」
「剣と杖と体術用のグローブなどです」
「防具は作れるか?」
「装飾品やマントなどの金属じゃないのであればいけます。後合成が出来ます」
「合成って何だ?」
「装備品に新たな素材で効果を追加する技術です」
「それはいいな」
「もしこんだけ毎週に提供したら専属でやってくれるか?」
「拠点はどこですか?」
「まだ決めてないが部屋は提供するぞ」
「ならいいですよ」
三人目
「何の武器を作るんだ?」
「武器なら大半作れますが防具はほぼ無理だと思ってください」
「合成とやらは?」
「出来ますよ。他の質問も聞いてましたが、知り合いが多いので専属は無理なのですみません」
「そうか。分かった来てくれてありがとう」
四人目
「質問って聞いてた?」
「聞いてましたよ」
「なら答えてくれるかな」
「武器は剣と投擲系で装飾品などはいけます。後採掘スキルがあるので連れて行ってもらえれば採掘も可能です。合成もできます」
「素材提供はこれぐらいか?」
「それなら引き受けますよ」
「分かったありがとう」
誰にするか迷うな。
二人雇った方が良い気がするがどの二人をやっぱ一人目と四人目かな。
「その二人頼むな」
「分かりました」
「はい」
「当分は今まで道理にで少ししてから呼ぶと思うから」
「「はい」」