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イベント

朝からイベントで盛り上がり凄い賑わいになっている。

世界の100万人以上がイベントを見にログインしていた。

俺も美月も冬弥もログインしていた。


「そろそろ始まるな」

「そうだな」


アナウンスが流れた。

「只今より初イベントを祝して花火を上げたいと思います」

10分程度花火が上がった。

「メインイベントを始めます。現時刻を持ってログアウト機能を停止します」

一斉に皆が騒ぎ出した。


確かに普通は騒ぐだろうが、仕方がないと俺は諦めていた。

「これでメインイベントを終了します」

イベントを装って人を集めたって訳だ。


「お兄ちゃんどうしよ?」

「大丈夫だ。帰る方法はあると思うよ」

美月がゲームで初めてお兄ちゃんと呼んできた。

しかも涙目だった。


俺はゲームマスタコールをした。

「こちらゲーム管理係です。イベントの文句等は受け付けておりません」

「イベントの質問だ」

「何でしょうか?」


「帰る方法はないのか?」

「今の所は存在しませんが、ゲームマスターは作るとは言ってました。混乱を招くため他言無用でお願いします」

「分かった。なら俺たち現実の体はどうなるんだ?」

「体に関しては会社が責任を持って健康管理しています。既に全プレイヤーを確保しましたので」

「最後にヘッドギアを取った場合どうなるんだ?」

「確保していますので取られることは無いと思いますが、取られた場合はうまくいけばそのまま現実に戻れますが、強制的に遮断されると記憶が飛んだり失ったりする可能性があります。死ぬことはありません」

「安心してこのゲームに徹して欲しいわけか。ありがとう」

「いつでも質問してください」


「美月おいで」

俺は美月を連れて人のいない所に来た。

「まずこれからの事を決めなくてはならない」

「はい」

「俺はまずギルドを建てるために資金を集める」

「何故ギルドを?」

「多分帰る方法はこのゲームのクリアだとか言われそうな気がするからだ」

「他の人より先にやるって事ですね」


「あと美月は俺ではない他の奴組むかそれとも俺と組むかどっちがいい?」

「お兄ちゃんがいい」

「分かった。後は仲間を集めなくてはな」

「そうですね。当分仲間集めをしなくてはなりませんね」


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