表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/31

約束 3

 洋介のことが落ち着いてすぐ、小百合は仕事を始めた。

洋介がいなくなった今、彼女は悲しむ暇もなく乃笑留との生活を支えなければならなかった。


 専業主婦である彼女が、やれる仕事の幅は狭かった。そこで、彼女は寸暇を惜しんで資格を取り、2人で細々とでも生きられる仕事に転職を果たした。

 まさに、目の回るような忙しさだった。しかし、考える余裕もないほどの忙しさは、彼女の悲しみを皮肉にも確実に軽減させていった。


 今度はそんな小百合を弘毅たちが支えた。乃笑留は朝自宅から学校に行き、放課後は桜木家に帰り、そして夜帰る母を待つ。

帰る道すがら、乃笑留の学校での出来事などをきくのが小百合の一番の愉しみだった。


 でも…何だか今でも既に乃笑留は桜木家の嫁みたいだわ。小百合は事故の直前に洋介が言っていたことを思い出した。


『折角育てたのにかっさらわれる』今はその感覚が解かる気がした。







神山でございます。


前の部分にくっつけて出しても良かったのですが、敢えて独立させた代わりに一緒にUPしました。


次回、一気に飛びます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ