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序章・第1話

本日2話目です。少しだけ長くなりました。

自分で見ても読みずらかったので書き方を少し換えてみました。

しばらく1人で騒いだ後、冷静に辺りを観察して見る。

自分がいるのは小高い丘(というよりも山)なので、景色が一望できる。

そこから見えたものは近代的な建物や、巨大な森林、

歴史的な建造物などがたくさんある。


「なんだありゃ」


と思わずつぶやきたくなるほどの信じられない大きさの木が町?

の中央にそびえ立っていた。

そしてしばらく呆然とその超巨大な木を見つめていたら


「こう、どうだいちょうしは。」


不意に後から声を掛けられた。そのせいで身構えて振り向いた。


『そんなに警戒するなよ。僕だよ僕。』

「なんだ、舞か。・・・・・っておい!!

ここ何処だよ!てかなんであの時俺を突き飛ばした?!」


『何だそんなことか』


近くの岩に腰掛けながらとんでもないことを言う舞。


「なんだそんなことかってお前、自分が何したのかわかってんのかよ!」

『その事なんだけどね、君の住んでいたせ世界ともう一つの世界

・・俗に言う異世界なんだけど、

その二つの世界の均衡が崩れたから君にも死んでもらった。』


舞が、相変わらず岩に腰掛けながらのんきに言った。


「ちょっと待て、君にもってことは俺以外の奴もしんだのか?」

『ああ、そうなんだけど、死んだとは少し違うんだ。もちろん君も。』

「???どういうことだ。」


声に少し苛立ちが混じっていた。

きずかないのか無視しているのかは分からないが気にせずに舞は言う。


『正確には、世界同士の均衡を1:1に保たなくたなくてはならなかったんだ。

だからその人たちは死んだわけでは無くてもう一つの世界・・異世界に転生

してもらった。異世界の方で均衡を保っていたはずの”勇者”と呼ばれる

人間が死んでしまって、世界同士の均衡が崩れたから、失った分の人数の

調整をしなくてはならなかったんだ。』

「ということは、俺も転生できるのか?」


間髪いれずに俺は聞いた。


『ああ、もちろん。』

「今更だが、なんでお前がそんなことを知ってるんだ?」

『それはね・・』


男にしては可愛すぎる笑顔で舞は言った。


『僕が、神だからだよ。』

「はぁ?お前頭大丈夫か?」

『ああ、もちろんさ。それと、本当はこのまま記憶を消して

異世界へ落としちゃうんだけど、僕は君の親友だからね、

特別に君に一度だけチャンスをあげるよ。』


「チャンス?」


あまりにも唐突すぎるので馬鹿面で聞いてしまう。


『そう、チャンス。

僕にジャンケンで勝てれば好きな能力をいくらでもあげるよ。』

「お前馬鹿か?神がそんなに軽くていいのかよ。」

『大丈夫だよ。ジャンケンは人間の編み出したもっとも平和的な解決手段さ。』


この時舞は、自分は神だし、

心を読めば簡単に勝てると思っていたが大切なことを忘れていた。


彼が如月流護身術を使うということを。

そして、その基本が無心ということを。


『それじゃあいくよ・・』


《あれ心が読めない?え??まずい!》


「『じゃんけん、ぽい!』」


舞 ぐー lose


鋼嗣 ぱー win



『えー!!!!!!!!』


《まずいまずいまずい!どうしよう。負けちゃったよ。

神がジャンケンに負けるなんて・・・・

はぁ、でもしょうがない。自分が悪いわけだし。》


「まじ? よっしゃぁぁぁー。まさかあれだけで本当に勝てるとはな。」

『あれ使えるならいらない気もするけど、どんな能力欲しい?『


すんごい沈んだ感じの舞が聞いてきた。


『ちなみに転生先には魔法があるから、それも考慮してね』

「まじか!」


沈んだ舞とは対照的に馬鹿みたいに喜ぶ俺。

ソレを見てため息をつく舞。


「いくらでもいいんだよな?じゃあまずは、[身体能力の最強化]」

『うんうん。』

「次に、[魔法関連の能力の最強化]」

『うんうん。』

「最後に能力自体を創造する力」

『うんうん。・・・ってそれはちょっとまずいって!

あ、でも制限ありなら大丈夫・・かも。』

「じゃあ制限有りでいいよ。」


そんなことを気にしない鋼嗣はあっけからんと答える。


『分かった。制限される事としては”神”、”世界”、

”生命”、”寿命”、を対象にして使うことは出来ない。

また、”戦っている相手とを同じ能力”を使うことは出来ない。

以上の四つだよ。今言ったのだけでいい?』


疲れた声で舞がたずねる。

少しかわいそうに思ったが、そちらの都合で

関わらせられる俺はもっとつらいと思う。



「ああ、もちろん」

『わかった。じゃあこれを握って。』

「?」


渡されたソレは舞が宝物といっていた親父の形見である時計だった。


「何でこれ?」

『形見って言ってたけどそれは高位の神にのみ許された神具なんだ。』

「神具?」

『今は説明している時間がないからさっさと握って。』


わけの分からないまま、言う通りにする。


「え?」


その瞬間、ものすごい光で視界が真っ白に塗りつぶされる。

ソレが収まった後、何だか体が軽くなった気がした。


「なんだ、今の・・・」

『これで、能力の付与は終了。』

「こんな簡単なんだな。」

『まあそれはさておき、転生先はさっき言ったように魔法のあるせかいだ。

残り時間も少ないので魔法についてぱっぱと説明しちゃおう。

ところで君はどのくらい魔法について知っている?』

「魔力が必要とか呪文みたいのを詠唱するとかしか。」

『概ねあっているけど、少し違う。詠唱なんてほとんど必要ないし、

想像力と魔力さえあれば大抵は誰でも使える。』

「へぇ~~そうなんだ。」


初めて聞く魔法について想像をめぐらす。


『まあ、詳しい事は向こうの人に聞いてね。』


舞がそういったと同時に地面が割れた。

その真上にいた俺はそのまま落ちていくわけで・・


「おい、おま、ちょ、まっ・・おわぁぁぁぁぁぁぁ」

『それじゃ、がんばってね~~♪』


そんな言葉を聞いてる内に下にある変な穴みたいなのに吸い込まれていく。

その穴に吸い込まれた後に待ち受けるていたのは

・・・なんと大空からのパラシュート無しSKYダイビングだった。


「覚えてろよーー!!!舞ーー!!!」


叫びながらもとんでもない速さで落ちる俺。

どうなる。どうなるよ俺。






感想、意見などが有りましたら、お送り下さい。

ではまた次回お会いしましょう。


追記

この作品のアンケートを作りました。URLはhttp://enq-maker.com/1WJVRIbです。ご協力お願いします。

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