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第1章・4話 夢

今回はのやつは4回程パソコンの不具合により消去されてしまいました。

それによりすこしやっちゃった感があります。

かなりグダグダですが、どうぞ。

・・・人は何を望み、何を願う?




・・・人は力を手に入れ何をする?




・・・何故、人は神をあがめる?




・・・何故、形の無い慈悲を望む?




・・・何故、天使や神なのだ?




・・・悪魔や邪神ではだめなのか?




・・・それらは事実をくれる、慈悲は無いが真実をくれる。




・・・心の弱き者がそれらにすがるのは間違いなのか?




・・・答えは否、断じて否。それもまた一つの選択。




・・・選択肢は無数にある。この世界と同じ。




・・・強き者が国を治め、弱きものがそれに従う。




・・・世界は答えを知らない。それを知るのは己のみ。




・・・救おうが、見捨てようが、




・・・創ろうが、滅ぼそうが、




・・・それが己の答えなら。これもまた一つの選択。




何だ?




・・・神をも超えんとする力、やがては己が身を滅ぼす。




何を言っているんだ?




・・・答えは、選択肢は、無限に、永遠に続く。




何を言っていると聞いている!!




・・・己が答え、出たならば。




答えろ!!




・・・可能性ある限り、その問いに答え続けよ。




・・・答えある限りその問いは、止まらない。




・・・否、止まれない。無限に続く問いの果てに、




・・・何を見て、何を望むのか。




・・・少年よ。応えて見せよ。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




ガバァ、いやな汗をかき、飛び起きた。


「はあっ、はあっ、はあっ、・・・何だ?今の。」

「お~い、何してんだ?さっさと座れ。

それともお前がこれを解いてくれるのか?」

「いや、なんでもない。」

「なら、おとなしく座ってろ。」


言われて、自分が立っていたことに気付き、直ぐに座る。


会長さんと教室の前で別れた後、直ぐに授業があり、その授業で

眠ってしまったのだ。そんなに疲れていたわけではないのに。


「大丈夫ですか?」

「ああ、何でもない。気にするな。」


隣にいたハルに聞かれたが、ごまかしといた。

無用な心配は掛けられない。


「これで授業を終了する。宿題はちゃんとやっておけよ。では、解散。」


本当になんだったんだろう、

そう考えているうちに授業が終わってしまったようだ。


「あんた、何で急に立ったりしたの?大丈夫?」

「何かあったのか?」


休み時間に入り同じ質問をされた。

二人にも心配をかけてしまったようだ。


「何でもないんだ。本当に。心配かけてすまなかったな。」

「ならいいんだけど・・」

「そう言うならこれ以上聞かないが、何かあったら相談してくれよ。

俺にできる範囲で力になってやるから。」

「・・・ありがとな、二人とも。」

「な~にしんみりした雰囲気出してんだよ。お前らしくも無い。」

「そうだな。」


元の世界では少なかった友人に近いものを感じて、とても嬉しかった。

もちろん、そんなことを顔には出さないが。


「それよりも、もう帰ろうぜ。」


言われて辺りを見渡すと、帰り支度をしている生徒の姿が多く見られた。

どうやら休み時間だと思っていたが、すでに今日の授業は終わっていたらしい。


「俺とハルは寮だけどお前らは?」

「私は寮よ。」

「俺も寮だ。」


なんとここのメンバーは全員、寮だったらしい。


「それよりも~、何でコウジはハルの事そんなに詳しいのかな~?」

「そういえばそうだよな、入学式の時から一緒で仲良かったしな。」


ニヤニヤした顔で聞いてくるナナとラウ。


「「え、え~と、そ、それはだな~(ですね~)・・・」」

「「ニヤニヤ。」」


答えに詰まる俺たちにニヤニヤしながら見てくるナナとラウ。


(どうする?ここで言っちゃってもいいのか?)

(多分、大丈夫なんでしょうけど、少し面倒になるかもしれません。)

(なら、一か八かで言ってみるか。

俺が”勇者”であり異世界から来たということを。)

(私が王家であることも言わなくてはなりませんね。)

(これからは二人とは長い付き合いになりそうだからな。

なるべく隠し事はしたくないからな。)


隅に身を寄せてコショコショと話す俺たち。傍から見れば不審な行為だが、

とりあえず答えが出たので話すことにした。


「これから話すことは、あまり大げさな反応をしたり騒いだりしないでくれよ?

知ってる奴は少ないんでな。」

「「うんうん、それで?」」

「ああ、実はな・・・」


俺が異世界人であり”勇者”であること、

そしてハルが王家であることを二人に話した。


「「ふ~ん、それだけ?」」

「え?それだけって、驚かないんですか?」


確かに。反応薄いと僅かながらにも決心した俺たちはどうなるよ。


「だって、そんな理由でもなければコウジの強さが説明できないし、

ハルにいたっては、テミストスって名前が入ってる時点で薄々気付いてたわ。」

「俺も同じく。コウジはともかく、ハルちゃんは気付いてたさ。」

「ラウ、お前、そこまで考えることが出来たんだな・・・」

「フッフ~ン。どんなもんだ。」

「そこは威張れるところではない気がします。」

「かわいそうな奴ね。」

「ほめられたかどうかの区別も付かないとは。」


そんな俺たちの思いなど露知らず、馬鹿ラウは喜んでた。


「よ~し、さっさと寮に帰ろうぜ。」

「そうするか。」

「なら、私たちも一緒に行くわ。」

「一応、寮は男女でそんなに離れていないようですし。」

「ぐふふふふ、これで夜中に・・・ふふふふ」

「「またか!くたばれ変態!!」」

「ごふぁっっ!」


危ない考えをしだしていたので、何時も通り、俺とナナによる

コンビネーションアタック(今回は右手を俺、左手をナナが持ち、

腕を曲がらない方向に曲げながら全力で投げ飛ばした。)

をかまして沈めといた。



~良い子のみんなは真似しちゃだめだぞ♪大惨事になるから♪~



テロップが出たが警告だったから無視。


「最近はどんどんヴァイオレンスな技になってきてますね。」

「「ああでもしなければ変態は直せないからな(ね)。」」

「コンビネーションも上がってきている気がします・・」

「「そんなわけないだろう(でしょう)?」」


そんな息ぴったりな二人に苦笑するハル。


「あぁぁああ~!!俺の腕がぁ!腕が~~!!」

「「もう一度逝っとく?」」

「すいませんでした。もうしませんからあれだけは勘弁。」


いくら馬鹿補正がかかっていても腕をあんなにされたらきついらしい。

今度からは気をつけるかな、と思うコウジとナナであった。


だが、次はやる時にはすっかり忘れていたらしい。(ラウ体験談)


「それよりも早く寮に行きましょう。」

「パンフレットによるとこっちだな。」


ラウを葬って遊ぶのを一先ずやめて、寮まで行くことにした。


「ラウが変なことしそうになったら止めてよね。」

「ああ、もちろんだ。友人が犯罪者になるのは心苦しい。」

「なりかけてますけどね。」

「そこを否定できない俺、悲しい。」


何か悲しんでいるラウを連れて校舎から歩くこと数分。

無駄にでかい、10階建てくらいのアパートみたいなのが2つ見えてきた。


「こんなものまででかいんだな。」

「そうね。無駄に馬鹿でかいわね。」

「どっかの誰かさんみたいです。(ただの馬鹿の)」


ボソッとハルが呟いた。


最後に明らかにアパートに対する評価ではないのが

聞こえてラウが悶えていた。


「お、俺ってハルちゃんにそんな風に思われていたのか・・・」


がくっとひざを突き、燃え尽きたような顔をするラウを見て

流石にかわいそうに思ってかハルが言葉をかける。


「す、すいません。つい本音が出ちゃいました。これからは気をつけます。」

「ぐはっ。」

「え、え、私また何か言いましたか?」


更にダメージを受けるラウを見て小首をかしげるハル。

ストレートな言葉ほど人の心得を抉るものは無い。


「ハル、お前が俺らよりも確実にラウにダメージを与えているよ。」

「そ、そうですかねぇ~?」


言われて更に首をかしげるハル。

どうやらハルは少し天然が入っているようだ。間違った方で(?)。


「それよりも早く寮の中に入らない?早くお風呂に入りたいし。」

「なら、さっさと行くか。パンフレットによればあの

小屋っぽい所に行って部屋の鍵をもらわにゃならんらしい。」

「よし、早速そこに行くか。」

「お前、心身ともに復活が早いな。」


すでに復活したラウに突っ込みを入れる。


「当然だ。俺(天才)だもの。」

「そうだよな、ラウ(馬鹿)だからな。」

「・・・何か読み方違くないか?」

「気のせいだ。」

「なら、いいけど。それよりも早く行こうぜ。腹減った。」


これ以上ここでぐだぐだやっていてもしょうがないので

早く行くことにした。小屋の前まで来ると意外とぼろいのが分かった。


「こんちわ~、誰かいますか~?」


中に入ってからラウが代表して尋ねる。


「・・・・はいよ。」


いきなり隣から声がして暗い雰囲気のおばあさんが出てきた。


「うわっ。」


驚いたのはラウだけのようだ。


「ここの管理人か?」


ラウに任せていても進まないので俺が聞いた。


「・・・・そうだけど。」

「寮の部屋の鍵を借りにきました。」

「・・・・名前。」

「コウジ キサラギだ。」

「ラウ・ロード・リベオンだ。」

「ナナ・エリス・エンプティーです。」

「ハルピュア・テミストス・ガーラントです。」

「・・・・んっ。」


全員の名前を聞いた後、なにやら帳簿のようなものを取り出し、

確認した後、俺らには888号室の鍵を、ナナとハルには777号室の鍵を

無愛想にだが丁寧に渡してくれた。

両ペアともぞろ目だった。なんとなく嬉しい。


どうやら俺はラウと、ハルはナナと同じ部屋ということらしい。


相部屋の相手の決め方が雑すぎやしないか?


「ありがな。ばあちゃん。」


礼を言って、全員で小屋を出る。


「ここで別れるわけだが明日はどうする?一緒に行くか?」

「ええ、私は一緒がいいです。」

「私もよ。」


当然と言わんばかりの二人の反応に苦笑しつつも寮に向かう。


「あの小屋は”ギルド”からの依頼も回してくれるみたいだったな。」

「さっすがコウジ、よく見てんな。」

「まあな、今度暇な時にみんなで何か以来でも受けてみるか。」

「いいわね。」

「賛成です。」


案外みんな乗り気だったので、本当にやるかもしれない。


「じゃっ、そろそろここで。」

「ええ、おやすみなさい。」

「おやすみなさいませ。」

「おう、ラウが暴走しないようにしとく。」

「「宜しく頼んだわよ(頼みましたよ)。」」

「俺ってやっぱりそういう扱い!?」


騒ぎまくるラウをよそに歩き出す俺。


今日は結構充実した日だった。あの夢のことが気になるけど。


(後で舞にでも聞いてみるかな)


そんなことを考えながらコウジは寮に入るべく歩みを進めた。





次回あたりでギルドに関する事があるはずです。


ではまた次回お会いしましょう。


追記

この作品のアンケートを作りました。URLはhttp://enq-maker.com/1WJVRIbです。ご協力お願いします。

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