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花粉症の掃除屋、花粉症を治すために魔法を学んだら、最強クラスの強さを得た。

作者: ゆうゆう 

俺は、花木 爽(はなぎそう)


普通に普通なニート(25)だ。


というのもこうなったのには理由がある。


俺は大の綺麗好きで、掃除をしたりするのが大好きで、そういう会社に就職しようと、思っていた、


が、しかし、俺が就職することはできなかった。


それはなぜかというと・・・


「ベックシュン!!!!」


そう、俺が花粉症だからだ。


不潔すぎて無理だと言われた。


でも他にやりたいこともなく、就職するやる気も失せ、そこから2年、ニートをしている。


これさえ、治れば楽なんだけどなぁ・・・この先お先真っ暗ですわ・・・


こんなこと思い出してたら、なんか嫌な気分になってきたな。

コンビニにでも行くか。



そして家を出て、コンビニへと続く大通り。


信号が青に変わったとき、俺はその道をわたった。


()()()()()()


ドガシャッ!!


えっ?


なんだ?


なんで俺倒れてるんだ?


あ、何か聞こえる、人の声、か、救急、車?


それすらも、わからねえ。


もしかしてこれ、死、ん、だ?


ああ、もし花粉症、じゃなければ、こんなこと、に、は・・・・・・・











う、う〜〜〜ん・・・・・・・・・・


「はっ!」


「そうだ、怪我は?」


自分の体を見るが、そんな傷などない。


「じゃあ夢でも見てたのか、なってあれ?こんな場所俺は知らないぞ・・・」


眼の前に広がるのは、草原。


この感じ・・・もしや今流行りの異世界転生とかいうやつか?


いやそんなことはないでしょ?


期待すんな、俺!


とりあえず、水があるから顔でも見、


「えっ、チョッ、俺じゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!???」


本当にかよ、嘘だろ、え、まじで、まじで、マジでマジでマジでマジでマジでマジでマジでまじで!!?


水たまりから見えたのは、15歳くらいの人物。前の俺とは似ても似つかない、エメラルドグリーンの髪、


そして、平凡だが、整った、ブサイクとかキモいとか言われることは決してないであろう顔面。


絶対に、()()俺ではない。


「とりあえずは、街に行こう」


そう言って自分を落ち着かせてみる。


無理だけどね!


ははははは。


しかし、俺は生まれ変わった、これは確か!


有・言・実・行!


遠くに見えた街までダッシュじゃァァァァァァァァァァ。






結果。


この世界、魔法と魔物がいることがわかった。


なるほど・・・


そうだ、魔法を使って花粉症をなくそう!


「ベックシュン!」


どうやら、こういうのは前世から変わってないらしいし・・・


よし、決めた!


「魔法を極めて、花粉症を直し、でっかいお屋敷とかで、働いて、ハッピーライフを送る!」


そうと決まれば魔法の練習だ!


うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!












5年後


「ふう、ハァっハァっ。」


「ついにやったぞ、新しい魔法を開発した!」


この魔法を応用すれば、花粉は、もう敵じゃない!


20になってしまったが、前世よりはまーだ早い!!


このまま就職じゃあ!






「・・・ソウ・ハナギさん。20歳。志望は掃除担当、ですか・・・」


俺は最初に訪れた街を仕切るでっかいお屋敷に来ていた。


今話しているのは、その面接官である、クイリさんだ。


ちなみに言葉は、街の看板や、本の立ち読みで、2,3年書けて覚えた。


日本ごとも通じるところがあったのでそこは良かった。


「はい。魔法が少々できまして。魔法を使って、上手く、掃除ができればいいなと。


 魔法の勉強を始めたのも、それが理由なんです。」


ここの人たちがどれだけ魔法を使えるのかわからない。それに、俺には才能がないかもしれないし。


俺レベルに1年間とかでなれるやつがいたら、まじで泣きたい。


それぐらい必死の5年間だったよ。


思い返せば色々あったもんだ・・・


「では、こちらへ来てください。」


む、試験でもするのかな?


「何をするのですか?」


「ここの廊下を、掃除してもらえますか?」


なんだ、そんなことならお安い御用だ。

俺の修行の成果を見ろ!


「はい、では、始めますね。」


「雷魔法!」

すると、ホコリなどのゴミが廊下から浮き始めた。


「え、どうやって?」


「そりゃあもちろん、静電気という微弱な電気を使ってホコリを浮かせているんですよ。」


「そ、そうなんですか〜〜・・・」

 私が聞きたいのはそうじゃなくて、なんでそんな微弱な魔法を使えるのかってことだけど・・・・


 ここまで微弱な魔法を使うのは、本当にトップクラスの魔術師のみ。 


 それをこの人ができるとは思えないけど・・・


 もしかして、魔法の才能が一切ないタイプの人!?


 このレベルの魔法しか打てない?


 そうだそうだそれしかない!


 そうじゃないとありえな・・・

「風魔法!」


すると、みるみるホコリが空中に集まっていき、一つの大きなボール状になった。


「え、えええええええええええ!!!!?????」


「そんなに驚いて、どうしたんですか?俺はただ、風魔法を全方位につかって、この場に凝縮させて集めた


 だけですよ?」


そんなばかな!?どうやってこんな多重な魔法を?!


普通一度に一つしか魔法は使えないはずなのに!?


「合格です。」


「え、ウソ? 


 やったー!!!!!


 さいっこう!


 こんな俺でも雇ってもらえるんだな!」


いや、あんたを雇わないやつがどこにおるかぁ!!!!!!!!!!!!!





バタッ!


そんな音ととも慌てた様子の兵士のような人がやってきた。


「大変です、侵入者がっ!」


「「なっ!?」」


俺とクイリさんが同時に声を上げる。


俺はどうすれば?


って、これ解決したら出世できるかもしれないじゃん!


「どうしましょ•••」


「俺がやります!!」


「えっ、ちょっとま•••」


バタン!


先ほどと同じような音を立てて外へ出る。


そこには強盗らしき人物たちと、倒れているメイド服を着た女性や、執事にような格好をした男性たち。


しかし、不思議と負ける気だけはしなかった。


強盗達が一斉に魔法や弓矢をこちらに向かって放つ!


「逃げなさいっ!」


そんなクイリさんの声が聞こえる。


だが、俺はもうこいつらを倒すって決めたんだ。


負けられない!


「離れておいてください、()()()()()()()()()。」


「えっ?」


「花粉防護結界、制限解放(リミットブレイク)。」


花粉防護結界とは、感知系の魔法と、定められた空間の中にある、ある一定の強さまでの魔法や物体(本人


の強さや才能によってその上限は決まってくる。)を魔力へと変換する魔法の混合魔法だ。


感知魔法によって普段は髪の毛ぐらいのサイズ以下のもののみに発動するようにしているが、制限解放する


と、その条件は外される。さらにその感知魔法に使っていた分の魔力をこの分に回せる。


「終わりだ。」


俺の周りに来た矢や魔法はすべて消え去る。


「そんなばかな!?、こんな事あるはずが•••!」


負け惜しみは良くないんだがな。


そんなこんなで向こうは矢が切れ、魔力はなくなり、たちまち疲れ果ててしまっていた。


「風魔法」


全員に一回ずつ当て、全員を気絶させる。


「終わりましたよー!」


そんな元気な声で結果を報告すると、


「あ、あなた、本当に掃除係なんかでいいの?」


どんなことを聞かれようと、


答えはもちろん決まっている。


「はい、夢ですから。」


そうだ、異世界に来て5年間、やっと叶えられた夢だ。手放したくはない。


こうして俺は、掃除屋になったのだった。

人気があったら、5年間の修業パートなどを増やして、10話程度の連載にするかもしれません!

もっと見たいと思った方は、ブックマーク、評価、お願いします!!!

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