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時を操る異能者
はじめまして
信星です。稚拙な文章ですが読んで頂けたら光栄です。三年前、一度ペンを置いた身のため信星として「復活」させていただきます。
ーーまたこの夢か…...
私、西村結愛は中学年3年生の時電車に跳ねられかけた。
跳ねられかけたというのは、間一髪のところで私は助けられたからだ。
あの時の摩訶不思議な光景は忘れられない。
こうして、よく夢に出てくるのだ。
あの体験が夢だったかのように思えるほど…...
あの時、結愛は時が止まったのを実感した。
全てが、硬直した世界。
私は1人の青年の言葉に従ってあの形容しがたい光景を意識半ばに体験した。
まだどこか子供の顔立ちに反して背丈は高く、どこか鋭い印象を醸し出していた彼は硬直した世界で1人私に歩み寄った。
彼はそっと私に触れると動けなかった身体は感覚を取り戻していった。
「電車にぶつからない位置まで下がりなよ」
彼は静かに告げた。
その刹那、瞬間激しい揺れと共に世界は硬直から解放された。
目の前にいたはずの彼はいつのまにか消えてしまっていたのだった。
これから先の更新予定は未定です