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間違い電話②
小噺を一つ
大学生の頃の話
その日もやっぱり気持ちよく昼寝してたら、枕元の携帯が鳴ったんだ。
俺「……ふぁい?」
??「もしもし、パパ!?」
相手の声は幼い男の子。
もちろん俺には子供なんていない。いるはずがない。
だけど頭がすぐには働かない。
俺「えっと……」
男の子「あのねぇ、ママがね、アイスクリーム買っていいかお願いしたら
パパに聞きなさいって言うんだ。ねぇいいでしょ?」
俺「あのね。違うよ」
男の子「何が違うの?違わないよ。」
俺「俺はパパじゃないよ。」
男の子「パパじゃなくないもん!!」
俺「……電話が間違ってるんだよ。」
男の子「間違ってないよ!もういいよね。アイス買っちゃうからね。」
ガチャ。ツーツー
後で考えるとすごくほっこりした気持ちになりました。




