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俺のすべらない話  作者: 弓 ゆみ太
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商売道具

小噺を一つ


俺が昔ラウンジでウェイターをしていた頃の話


ラウンジって言っても、色々な形態があるんだよ


お水系の所もあれば、居酒屋のような所もあって


一回ウィキペディアで調べたんだけど、言ったもん勝ちみたいな所があるみたいね


で、俺がいた所はもうほとんど喫茶店


一応お酒も夜メニューにあるけど、出ない日の方が多いみたいなとこ


そんなところだから、必然看板メニューはコーヒーになるんだよね


コーヒーマシンのフル稼働


で、洗い物とかもやらされるんだけど、食洗器を使うと結構コーヒーカップに


ヒビが入ったり割れたりすることがあるんだよね


で、俺の働いてた所は結構ケチだったから、コーヒーカップの数が減っても


あんまり補充で購入してくれなかったんだよ


そうするとどうなるかというと、必然カップの数が足りなくなって


使って洗って、使って洗っての回転がキツくなってくるのさ


そんで、キツ状態で働いてるとスタッフのストレスが半端なくってさ


ある日、俺の後輩だった女の子が切れちゃったんだよね


切れてマネージャーに詰め寄ったの


女の子「マネージャーいい加減にして下さい!コーヒーカップ足りなさすぎです!」


マネ「あぁ、そうだな…今度買うように言ってみるな」


女の子「(イライラして)遅すぎます!


コーヒーカップって私達の商売道具なんですよ」


マネ「……」


女の子「じゃあ想像してみて下さい。商売道具の手品のタネを持たずに


ショーに出るマジシャンなんていないでしょう?


ちゃんと直ぐに買って下さい!」



それを盗み聞いてた俺の感想


どんな例えやねん!!



結局コーヒーカップはのらりくらりで中々買ってくれんかったけど


素敵な表現が聞けて良かったな


人間切れると何言うか分かったもんじゃないね

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