キャンプファイアー
小噺を一つ
俺がキャンプに行った時の話をするよ
あれは俺が小6くらいの頃だったな
いくつかの小学校をまたいだ地域のキャンプがあったんだよ
希望者だけの参加だったんだけど、俺は面白そうだから参加したんだよ
キャンプ自体は色々な事件とかあってめっちゃ面白かったな
例えば同じテントの奴が夜中に急に
「ブドウもりもり食うぞー!!」って寝言言いだしたり
流しそうめんやってる最中に、溜めてないのに
「器に溜めて食うな!」って運営のおじさんにド叱られて
大泣きした女の子がいたり
とにかく色々あって刺激的なキャンプだったんだよ
で、中でも一番思い出に残っているのが『キャンプファイアー』
火を囲んで丸く輪になって座ったり、みんなで歌を歌ったり
楽しかったんだ
で、そんな中でゲームをやろうって運営の人が言いだしたのね
それがただのゲームじゃなくて『言葉当てゲーム』って謎のゲームでさ
まず何人かでグループになって、いくつかのグループを作るんだよ
で、火を挟んで3文字の言葉をグループで、せーので言うんだよ
で、それを聞いた火を挟んだ反対側のグループが少し相談して
せーので答えるって言う意味不明のゲーム
例えばこんな感じ↓
Aグループ「(ひそひそ)……せーの、バ・ナ・ナ!」
Bグループ「(ひそひそ)……せーの、バ・ナ・ナ!」
Aグループ「正解!」
ってな具合でさ
キャンプファイアーしたことある人なら分かると思うんだけど
別に火を挟んだくらいのことじゃあ、音が聞こえにくくなるなんてこと
全くなくてさ、普通に聞こえるんだよ
だから正解して当たり前
何が面白いんだこのゲームって感じだったんだよ
って今考えてもかそもそもゲームとして成り立ってないとおもうんだが
まぁ、雰囲気を楽しむのがキャンプだからそれでも全然よかったんだな
だけど、いつでもゲームに全力投球の俺は納得できなかったんだな
簡単に分かるんじゃ面白くない、もっとゲームを難しくしてやれ、ってね
で、どうしたかというと
3文字の言葉で無い言葉を作りだして言ったらおもしろいんじゃないか
っていう風にグループに提案したのね
具体的には『ぎむこ』って言う謎の言葉を言うように説得したんだよ
グループのみんなは男子ばっかりだったからノッてくれてさ
見事俺の案が採用されたんだな
俺のグループ「(ひそひそ)……せーの、ぎ・む・こ!」
解答グループ「(ひそひそ…分からん)……こ・む・ぎ?」
俺のグループ「残念!『ぎむこ』でしたー」
解答グループ「!?」
当然俺らのグル―プは非難轟々、最後には運営の人が仲裁に出てきて
「ちゃんとある言葉を言いましょう」って注意されてさ
俺不貞腐れながらゲームしてたの覚えてるな
てゆーか『ぎむこ』てなんやねん『ぎむこ』て
今一応ググってみたら、ファイアーエンブレムってゲームで
『ギム子』ってキャラクターいるみたいやから、ギリセーフなんじゃないかな
ファイアーエンブレムだけにね




