お誕生日会のインタビュー
小噺を一つ
俺が保育士をやっていた時の話
保育園ではだいたいどこでも誕生会というものがある
それは年齢ごとに分かれたクラスが全部集まって、その月生まれの子を
お祝いするという行事だ
俺がいた保育園では「先生の出し物+歌+誕生日インタビュー」みたいな
感じで行事が行われていた
先生の出し物って?と思われる方には、後日また別のエピソードで説明します
今回はその中の誕生日インタビューについての話
大体において、大人から見るとインタビューなんて一言話すだけだろ、って
思いがちだけど、保育園の子たちは経験が少ないからそれぐらいのことでも
大緊張しちゃうんだよ
小さいクラスの子とかだと、前に出ただけで大勢に見られてるから泣きだしたり
大きい子でも、けっこうみんなカチンコチンになっちゃうんだよ
俺はそのとき3,4,5才の子たちの合同クラスを持ってて、その月はNちゃん
っていう、4歳の子の誕生月だったんだ
で、本番で緊張しないようにどうするかというと、前日とかにクラス内だけで、
遊びの延長のような形でインタビューの練習をするんだよ
で、その月はたまたま俺が誕生日会の司会の当番の月だったもんで
余裕だな、って思ってたんだ
で、前日にNちゃんとの練習で
俺:「好きな食べ物はなんですか?」
Nちゃん:「梨!」
俺:「好きなおもちゃはなんですか?」
Nちゃん:「プリキュア変身セット」
とかって、結構余裕で練習してたんだ
で、本番になって、余裕かましてたら俺が司会で緊張しちゃったんだよね
で、焦って予定してた順番間違えて質問しちゃったんだ
「Nちゃん。好きなおもちゃはなんですか?」って先に聞いちゃって
そしたら、まぁ普通に間違えるわな
Nちゃん「梨!」って大きな声で答えてくれたんだ
で、俺また焦ってフォロー入れようとして
「好きな食べ物答えてくれたんだね。ありがとう」って言ったら
Nちゃん「違うよ。梨のおもちゃが好きなんだも―ん」
って凄まじいアドリブで答えてくれて、会場大爆笑
確かにおままごとで使う梨のおもちゃあるけど
Nちゃんは末恐ろしい子だなって、今になっても思う
Nちゃんあの時は先生の方まで助けてくれてありがとう!




