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俺のすべらない話  作者: 弓 ゆみ太
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思い出の香水

小噺を一つ


大人はこどもの気持ちを分かってないって話


これは俺だけじゃないと思うんだけど、特に俺の周りには気持ちの分かってくれない


大人が多かったように思うんだよ


特に親父ね


例えば小学校低学年くらいの頃、回転ずしに行きたいって言ったら


行く前にお菓子をいっぱい食べさせられてさ


「これで安く楽しめるだろ」ってさ


そういうことじゃねー!


あとあったのが、中学生になりたてくらいのことだったかな


友達が家族で焼肉屋に行ってきて楽しかったって聞いて


『俺も行ってみたい』ってなったんだよ


何を隠そう俺の家族は焼肉屋ってもんに家族で行ったことが無かったんだ


で、お母さんに「俺も焼肉屋で焼肉食べてみたい」って言ったら


そしたら親父に伝えてくれて、焼肉食べに行こうってなったんだよ


だけど、何をどう曲解したのか、それともわざとなのか知らないけど、


『焼肉屋で』って部分が抜け落ちててさ


普通にファミレスに連れてかれて、焼肉定食頼まれてさ


「さあ、食え」って、そう言うことじゃねーの!


おかげで今でも家族で焼肉屋に行ったことないんだよね


もう一生親父と行くことは無いんだろうな



もう一つ、タイトルにもあった香水の話


俺が高校生になりたてくらいの頃の話


高校生ってオシャレにも気を使う年頃じゃん


周りの子が香水とか使いだして、俺もいいなって思ってたんだよ


その頃は『サムライ』とか『ジバンシーのウルトラマリン』とかが流行ってたのかな


で、俺も欲しいからお母さんに「香水が欲しい」って言ったんだよ


もちろん自分で買いたいからお金ちょうだいって意味でね


したら、お母さん勘違いしたのか、わざとなのか


「おじいちゃんが化粧品会社で働いてるから、もらえるか聞いてみる」


って返されたんだよ


で、数日後すごいのが届いたんだよ


例えるなら床屋さんにあるトニックみたいな瓶に入った


床屋さんの匂いのする香水【紳士用】が500mlくらいさ


まず量!そして匂い!!


でも俺はその時アホだったから、これでワンチャンもてるんじゃないかと思って


高校にその香水つけて行ったんだよ


そしたらさ


「だれか床屋さんの匂いがする奴がいる」だの


「床屋さんに行ってきた奴いるか」だの


めちゃくちゃからかわれてさ、二度とその香水つけて学校行かなかったね



あーぁ、俺もドルチェ&ガッバーナの香水つけて、忘れられない恋がしたかったなぁ

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