蒼き伝説シュート(GB)
小噺を一つ
俺が小学校低学年から中学年くらいの話
俺が昔コロコロを読んでいたのは前に話したと思う
実はその少し前にボンボンを読んでいたんだよ
え?お前のマンガの遍歴なんかどうでもいいって?
まぁそういわずに、大事なことなので聞いてくれ
今の『ボンボンTV』の前身となったマンガ雑誌な
で、俺それを楽しみにしてたんだけど、
中でも一番楽しみだったのが懸賞のページだったんだよ
ほら、ぬいぐるみとかおもちゃとかもらえる懸賞あるじゃん
ジャンプの方が数倍豪華だけど、当時はそんな存在知らないから
ボンボンの懸賞を毎月送ってたな
で、結果としてなんだけど、一回だけ当たったことがあるんだよ
『蒼き伝説シュート』ってマンガ知ってるかな?
昔、多分サンデーか何かで連載してたサッカーマンガなんだけど
俺はその『蒼き伝説シュート』のGBのソフトが
当たったんだよ
ゲームボーイなんて持ってないのにさ
当時こどもだったから、ソフトが当たれば本体も一緒にもらえると思ってたんだな
で、実際ソフトだけ届いて愕然とした
当然親も知ってたけど、そんなソフト1本のために本体なんて買ってくれなかった
で、どうしたかというと、当時ゲームボーイを持ってた友達に借りたんだよ
俺がプレイした後そのソフトを貸してあげるって約束してさ
確か中村くんって友達だったと思う
借りてきてプレイ出来て俺は幸せだったんだ
ゲームを始めるまではね
もし億が一このゲームをプレイしたことがある人がいたら分かると思うんだけど
実はこの『蒼き伝説シュート』ってゲームはいわゆる鬼畜ゲーでさ
とても小学校低学年とかの子ができるようなゲームじゃなかったんだ
とにかく難しくて何度煮え湯を飲まされたことか
でも、俺としてはせっかく当てたゲームだからクリアまで行きたいとがんばったさ
だけど、最後の前くらいだったかな
とうとう当時の俺キレちゃったんだな
ババギレ
途中で借りものなのにゲームボーイごと床に落として蹴っ飛ばしてやったんだ
まさに『蒼き伝説シュート』しちゃったんだな
で、そこで我に返った
このままじゃ俺が壊れるってね
畳の部屋だったから運よくゲームボーイもソフトも無事でさ
すぐに借りてきた中村君に連絡取って、ゲームボーイ返してさ
ソフトも貸すんじゃなくて、上げることにしたんだよ
中村君喜んでたなぁ
だけど、それから心なしか中村君の性格が歪んできた気がするのは
気のせいってことにしておこう
ゲームはほどほどにしとけよって尊い教えだね!




