カルト宗教
また皮肉記事かよ。おまえなーって言われそうだけど書く。
だって皮肉って書きやすいんだもの。
長編モノより短編の方がユニークも評価も多くって悲Cような気がしたけどそんな事なかったぜ
カルト宗教と言えば、色々世間を騒がせているモノがある。
ちょっと前までニュースで報道されていたりするアレである。
そして、カルト宗教に加入するものは高学歴が多いとも言われている。
貧困や社会への抵抗によって参加する割合は実は多くはないらしい。
何故、頭がよいはずの高学歴な彼らがカルト宗教にのめり込むのかといえば、
承認欲求が満たされていない事から来ているとも言われている。
ここまでがわりとよく聞く話になる。
ここからは持論になる。
高学歴な者達とは一般的に努力してきた者達なのである。
その努力は、いい会社に入ったり金持ちになるという目的を達成するための手段。
しかし、彼らは現実に直面する事になる。
高い学歴は必ずしも富と結びつかない。
まぁ、一級学校の主席クラスならある程度は富と結びつくとは思いますが、
そういう本物の主人公は対象外とします。
あくまでそれなりに要領よくやってきた中堅層が対象です。
中卒だって大卒よりいい職場に就職したり金持ちになったりする。
高学歴だって底辺ブラック派遣労働者として働くことになる。
現実は非情である。運が悪けりゃそんなもんです。
人生の節目で彼らは感じるわけである、
苦しい思いしてまで今までやってきた事はなんだったのかと。
所詮自分は無力でそこらのモブと同じだと自覚するときがやってくる。
そのとき、一種の虚無感を抱えて生き続けることになります。
なまじ頑張ってきただけにその喪失感は大きいものでしょう。
そういうナーバスな時期にカルト宗教はやってくる。
君達は主人公になれる特別な力を持っていると囁くのだ。
それはもう即オチ2コマ。
入信時に今まで努力しても手に入らなかった金、女、名声、などの
自分にとって最もほしい欲望を与えられるわけです。
そして、カルトの教義に従い、自身の行動によって欲望をもぎ取るようになるわけです。
まぁ…もぎ取られた側はたまったもんじゃないわけですが。
少なくともカルトの環境下では自身の"努力"が"認められる"世界なのですよ。
それは、ひたすらスライムを叩き潰し続けてレベル99になれる世界。
スライムは誰かって?そりゃあカルトの暴力を振るわれる側ですよ。
現実の富は有限であるため、必ず割りを食う場所は出てきます。
ゲームみたいにモンスターぶっ殺し続けて無限に金稼げるわけじゃないですからね。
まぁ…割を食う場所をモンスターだと思ってしまえば、
罪悪感なんてなしに無限に金稼ぎできるでしょう。そりゃあゲーム感覚でね。
人を機能としてしか見てないと多分そういう思考に染まります。
脱線はしましたが、サクーシャの結論を言ってしまえばこうです。
自分の生きる理由をどこに求めるかってことになります。
エゴイズムに走り、
自身が特別な人間であると望み、あるいは思い込み、
他者の痛みを知る気がない人間はカルトに染まる可能性が高いと思います。
…典型的なろうしゅみたいだぁ(殴
無気力に死んでやり直して、特別な人間になって、無能な人間を圧倒的暴力で支配していく様とか特に(殴
怒られそうだな…
政治的思想による意図的な曲解や教義をエゴ混じりで解釈することによって、
どんなよい宗教もカルトに早代わりするわけです。
"利権"を宗教に絡めてはいけないのですよ。
最終的に宗教の意義って生き死に含めて己と向き合うって事です。
己を厳しく律せず、ひたすら甘やかし続けて他者に迷惑かければカルトになります。
という持論。異論や反論は認める。どーせ素人の妄言さ
長編で宗教ネタを書くのは本当に難しい。
権限と富の集約、狂人達による凶行と暴力、布教のプロセス、宗教創立時の背景、
そして話にメッセージ性を持たせようとするとさらに面倒なことになる。
聖戦で腹マイトキメて特攻とかやらせるともうカルトにしかならないよね。
敵を殺す事の正当性を宗教の教義だけでゴリ押すのは少々苦しいのかもしれない。