異世界転生の契約は楽じゃない
初投稿です。よろしくお願いします。
主人公は男、女神は女です。ヒロインも女です。
色々と変なとこがあると思いますがよろしくお願いします。
(俺は目を覚ますとそこにいた。そこは暗闇の中だった。)
「俺はなぜこんな所にいるんだ・・・? そうか、俺は死んだのか。確か・・・上から鉄骨が落ちて来て・・・それで・・・」
「残念ですが、あなたは死にました。」
「!?」
声のする先を見るとそこには自分よりも少し小さい女の子が立っていた。
「あなたには選択肢があります。1つはこのまま暗闇の中で過ごすか、2つ目は新しい世界で生活するかです。」
「そうか、やっぱり死んでたのか、2つ目の選択肢ってまた同じ地球ですよね?だったらそれでお願いします。」
「地球は無くなりました。」
彼女から衝撃的な言葉を聞かされた。
「地球温暖化の影響が早まり、地球は爆発して消えました。」
「・・・え?」
「人間って愚かですよね。自分たちの力で積み上げてきたものを最後は自分たちの力によって無くしてしまう。とても愚かです。」
俺が死んでからそんなことがあったのだと、俺は驚きを感じていた。
「あなたには新しい世界に行ってもらいます。要は異世界転生してもらいます。まずはそちらの手続きをしていただ・・・」
「ちょっとまって!!色々ありすぎてわからなくなっちゃったんだけど!俺死んだのは理解したけど、なんで地球爆発してんの!?なんで?わけわかんない!!」
「落ち着いてください。あなたは死んだ時に深い眠りにつきました。ですがその眠りは深すぎて、地球はその間に爆発しました。以上です。」
(わけがわからない。とりあえず落着こう)
「失礼しました、ご説明ありがとうございます。」
彼女は呆れた顔でこちらを見た。
(コイツ今呆れてた?俺に呆れてました?呆れたいのはこっちなんだが。)
「いえ、大丈夫です。貴方の名前聞いてませんでしたね、お名前お聞きしてもよろしいですか?」
「彩瀬 ゆうです。」
「私は女神リヴ、転生の女神です。では、転生のために契約を結ばせていただきます。」
(契約なんて必要なのか、意外だな。)
「まず初めに異世界で貴方にしていただくことを説明させていただきます。」
(異世界でやること?まさか、魔王を倒せ的なやつか?まさかね。)
そんなフラグになりそうなことを考えているとやはり起きてしまった。
「魔王を倒していただきます。」
「・・・・。」
内心絶望感しかない。
「ですがご安心下さい、その代わりに何か1つだけ異世界に持ち込めるものを差し上げます。」
(なるほど、魔王を倒してもらうために何か与えるのか。だったら対魔王系の武器でも貰っておくか、楽に倒せるだろ)
「対魔王系の武器をください。」
「ダメです。そんなものあったらとっくに魔王を倒しています。」
(ですよね、、、、正直言ってもらえないとわかっていたが一応聞いてみたかった。だったら魔力を最大まで強化してもらうみたいな感じなら・・・・)
「だったら、魔力は?強大な魔力的な感じのはダメですか?」
「いいですが、それではつまんないですね。」
「ん?」
(コイツ今つまんないって言ったか?人の転生かかってるのにつまんないって言った?(怒))
「だったら、なんだったらいいんですか?(怒)」
リヴは少し考えたあと答えを出した。
「召使いはどうですか?色々役にたつかもしれないですよ?」
「召使い?例えば?」
「そうですね、例えばあなたが生きていた間に流行った狩ゲームの◯イルーみたいなのはどうですか?」
「色々とまずいので大丈夫です。」
その後、俺は話あった末に話をまとめることに成功した。
「それでは、召使いは人型で大丈夫でしょうか」
「お願いします。」
(やっと終わったーーー。ここまで来るのに1時間くらいかかったぞ)
「次に異世界の現状について話させていただきます、現在この異世界では魔王軍が人々を支配するような形になっています。」
(どっかのRPGゲームかよ。)
「ゆう様にはその世界に魔王軍殲滅のために転生していただきます。」
「なるほど、そういえば聞き忘れてたんですが、召使いっていうのはどこにいるんですか?」
「召使いの方はこちらに同意した後説明していただきます。」
(まぁ、不安な箇所はあるけどとりあえず同意しておくか)
そしてゆうは同意をした
「ありがとうございます。では説明をさせていただきます、召使いはあなたが前世、生きていた間に得た経験値によって召使いは誕生いたします。」
「経験値っていうのはどういうことですか?」
「簡単に申しますと、生きている間にあなたがしたことが経験値となります。ですがあなたは早くに死んでしまったので、その分はご了承ください。」
「わかりました、それじゃあ召使いの誕生の仕方を教えてください」
「まず初めに性別を想像してください」
「想像・・・・。」
(召使いっていうのは要するにメイドだよな?だったら女子とかか?)
「次に背丈を想像してください」
(自分より少し小さい方がいいかな、って完璧に俺の性格が出てるな」
「次にどんな武器かを想像してください」
(そうだな・・・・・後ろから援護してほしいから銃とか?いや、魔法の杖も悪くないな・・・・。)
そして想像を終え、目の前にはメイド服と戦闘用の服を掛け合わせた様な服を着て、アサルトライフルの様なものを装備した金髪ツインテールの女の子が立っていた。
「!?」
「こちらがあなたの経験値で作られた召使いになります。」
(想像以上に凄いの誕生したな!何か感動するわ!)
ゆうはかなりテンションが上がっていた
「では、これより異世界へ転生していただきます。どうか魔王軍を殲滅してください。」
「わかりました!魔王を倒してこの異世界を平和にします!」
「あちらのゲートに入られるとすぐに転生いたします、ご武運を。」
そして俺と召使いの異世界での冒険が始まった・・・・・。
「この時の俺は知らなかった、まさかあんな事になるとは・・・・・。正直言ってもう一度やり直したい。」
ここまで読んでくださりありがとうございました!
次回から本編だと思うのでどうぞよろしくお願いします。
次回、ヒロイン喋ります。




