第十二幕 学校生活!!
朝の会にギリギリ間に合った。
「杏雛どうしたの?」
「あぁートイレ行ってて、ね?夏奈」
「うんトイレに行ってて遅れた」
「へぇーやっぱり仲良いよなー二人・・・」
「だって・・・ねぇー?」
「やめて!!沙耶も音彩もー!!」
沙耶と音彩・・・
沙耶は頭が良くて且つ面白いことを言ってくれる友達で幼稚園からの付き合い・・・
そして音彩・・・彼女とは小学一年からの付き合いだが兎に角体育だけ真剣に受けるそのためか勉強が苦手でいつもテストの点数で親に怒られているらしい・・・
「二人で一緒にトイレ・・・ほほぉー」
「沙耶!?変なスイッチ入りそうだよ!?」
「沙耶!!そのままの勢いだ!!」
「きたー!!なるほど!!トイレで二人で見合いながらn____」
っと言った瞬間教室のドアが思いっきり開かれ先生が沙耶を見るなり沙耶を連れて行ってしまった。
「沙耶が連行された!?」
「沙耶・・・あいつは良いやつだったよ・・・」
「沙耶を勝手に殺さないであげて!?」
「私達は沙耶のことを忘れない・・・どれ位かというと買い物に行って欲しいモノ位には覚えてる・・・」
「その例えわかりやすいようで分かりにくいよ!?」
「つまりはメモさえあれば忘れない!!」
「そういう意味だったの!?」
「カナちんナイス!!」
「イェイ」
音彩と夏奈はグッドポーズをしていた。
沙耶への扱いが酷い・・・
「おい!!席が一つ空いてる!!転校生か!?」
「そうかもしれないわ!?」
「なんで二人ともそんなにテンション高いの!?」
そんなやり取りをしていると教室のドアから沙耶が入ってきた。
沙耶は俯いていてテンションが低いように見えた・・・
もしかして今までの話を聞こえていて・・・
「沙耶・・・?」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「転校生の沙耶様だ!!お前らよろしく!!」
「沙耶様バンザーイ!!」
「ハハァー」
「もう何が何だか分からないよ!?」
「うるっせぇーな!!」
「あっはい・・・すいません・・・」
先生に怒られてしまう・・・
「はーいということで授業始めまーす朝の会の時間は何処かのおバカさんのせいで無くなりました」
「それは誰のことですか!!」
「お前だ!!沙耶!!」
「あっはい・・・すいません・・・」
「成績は良いのに・・・」
「残念だ!!」
「音彩には言われたくない」
「沙耶が的確に冷静に返した!?」
「はーいじゃあここの問題解けるやつー手上げろー」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「おい!!誰か手を上げろ!!」
「ふっふっふ・・・私に解けない問題など無い!!」
「ならば解いて見よ!!」
「そんな問題解くのに一秒もかからないぜ!!」
「何!?何だあのスタ〇ドは!?」
「オラオラオラオラオラオラオラ!!!!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!」
何だあの光景・・・どっかのバトル漫画みたいになってる!?
「どうだ?先生よ」
「ぬぁにー!?解けている!?」
「最高にハイってやつだ!!」
「す、凄い・・・あのスタ〇ド・・・瞬時に計算を行っていた!?」
「夏奈が解説!?もう色々アウトだよ!!」
「沙耶は席に戻りなさい」
「はーい先生!!」
先生も何で乗ったの・・・
「別に先生ジョ〇ョが好きという訳ではありません」
説得力無い・・・
その後も授業はこんな感じで行われていった・・・
アンジュに変わった時に何が行われたかは分からないけど・・・
家へ帰宅・・・
「杏雛とアンジュおかえりー」
「「ただいまー」」
「今日は何か学校疲れた・・・」
「あんなに賑やかなんて思わなかったわ・・・」
「どうだった?アンジュ・・・」
「沙耶って子が見るからに反則のトルネード回転アタックっていう技をしてきて先生に呼ばれてたわ・・・それと音彩って子は諦めたらそこで試合終了だー!!って叫びながら背中に自作の羽根を付けてシュートしてたわ・・・そのシュートは必ず入らないのよ」
「体育もカオスだったんだね・・・」
個性豊かな人達が沢山集まってて楽しい学校・・・
けどものすごく疲れる・・・