4/8
自由死刑 書籍
集英社
島田雅彦
概要
一週間後に自殺しようと決めて自由に生きるはずだったが、
あれよあれよと色々な事に巻き込まれていく日々を
曜日別に書いた作品。
島田雅彦独特の笑いと皮肉で綴られる一週間。
サクリサクリと読んでいけるコメディタッチな、
エンターテイメント小説。
最後に付け足したような部分があり、
そこに批判があることが多いが、
むしろそこに意味があると思う。
最後に本当に一人になって死にたいと願った時、
生きようとする肉体、死のうとする精神。
生きるのも死ぬのも決して楽じゃないようだ。