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人間臨終図鑑 書籍
書籍の感想です。
徳間書店
山田風太郎
知人から薦められて、衝動買い。
有名人の死に際の話を集めた本。
1~3巻まで出ていて読み応えがあります。
著名人の最期の言葉などの本はけっこう出ているが、
悲壮さや死への憧れ的な物を描く本が多い。
そんな中この本の面白みは、死を美化していないこと。
時々作者からの微妙なツッコミが入り、ユーモアさえも伺える。
ただ山田風太朗という時代劇小説が主な作者であるために、
歴史的人物の話が多い。
希望としては、もう少し幅広い人物を扱って欲しかった。