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skip!!  作者: えんてる
12/12

私の色


「アンジー!!」

珠生歩美又の名をタマは、休憩時間になると毎回走りよって来る


「みてみてみてみて!!」

ぐいぐい、と押し付けられる物に目を向けた

「……ステンドグラス?」

「そーうなの!!綺麗でしょ!?うちが作ったんだ~!!」

確かに綺麗だ、雪の結晶の様な六角形で、銅色の鉛の枠にガラスが埋め込まれている。

6つのガラスのうち1つだけ、黄色いガラスがあった。

「アンジーのイメージカラーだよ!!」

得意気に笑うタマに眉をひそめた

「イメージカラー?黄色が?」

「うん!!」

黄色が私のイメージカラー……


「アンジーは、黄色が一番似合うよ!!」

「……」

「うちね!アンジーはたんぽぽみたいだなって思ったの!!」

「は?」

今度こそ絶句

私がたんぽぽ……

「もう行かんと!!じゃぁね!アンジー!!」

タマは、練習に戻って行った


















「黄色ね~」

ニコニコした顔の松山は、昨日貰ったステンドグラスを見ていた


「確かに、君は黄色かもね」

「は?先生も本気で言ってる?」

松山は一人納得した顔をして、笑った

「そのタマちゃんとやらは、君のことをよくわかってるんだね~」

「……なわけ」

「まぁ、成長してけばわかるんじゃないかな」

「なにそれ」


松山は終始笑顔だった

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