第4話
予定よりはるかに長くなっちゃいました
チャイムがなり担任が入ってきたが依然俺たち3人は(俺後ろ向いてます)映画の話を続けている
担任はなにやら話しているが……
クラスの半分以上の生徒は聞いていないな
「……で今日このクラスに転入してくる子がいます」
転入生ねぇ……
「転入生だってよ」
「俺興味なし」
「僕も興味ないかな」
「2人してツマんない」
悪かったですねツマんなくて
「さぁ〜入ってきて」
担任が手招きするとドアが開き転入生が入ってきた瞬間………
男子共がなにやら
「可愛い」
だのなんだの言い騒ぎだした
後ろを向いていても現状から女の子だとわかった
「このクラスの男子って単純だよね」
瞳の言葉に苦笑しているとケンが転入生を見て驚いた顔になった
「どうした?ケン?」
俺の声でハッと何かを思い出した顔になったケンが不意に
「2年前の薫との約束……アレを教室でしたらヤバいよね?」
と真顔で言ってきた
瞳は何話しか分からず首を傾けているが俺は真顔のケンに対して真顔で
「当たり前だろ?」
と答える
しかし何で今薫との約束の話が?
「……靴ひもは…うん…きちんと結んでるね」
「おいケンどう」
「初めまして。今日このクラスに転入することになりました堂本薫です」
………へ?
……………薫?
堂本薫!!?
俺は驚いて前を振り向く
そして転入生の姿を見て自分の知っている薫だと分かり、さらに驚き、思わず
《ガタッ!!》
と音と共に立ち上がってしまった
「椎名どうしたんだ?」
担任の言葉など耳に入ってもいない
あ……薫と目があった
ヤバい…薫の顔がメチャクチャ笑顔になっていく
「……っ!タク!」
ケンに呼ばれさっきのなぜ薫との約束の話を急にしたのかを理解できた瞬間
「タ…タクちゃ〜〜ん!!!」
薫が俺めがけて走ってきた
ヤッッッバ〜〜〜い!!
ここで薫との約束を果たすと俺の寿命が………高確率で縮む!
又は魂消滅!!!
そんなことあってたまるか〜!!
死にたくないその一心で俺は窓から外に出て走って!!!!!!
………………………逃げた(泣)
………が!
薫は諦めず窓から出てきて 「タクちゃん待ってよぉ〜!」などとホザきながら追いかけくる
『ヤバいロックされている!?』
「ゴメンね瞳。ちょっと僕も行ってくるよ!!」
「え?ちょっと健太??」
健太も窓から出て走って2人を追っかけて行った
3人が出て行った教室は静まりかえっていた




