第32話
遂に読者数が一万人を突破しましたヾ(^▽^)ノ 本当にありがとうございます(^人^) つきましては感想や評価お願い申し上げます(>_<)
「只今より第8回光輝学園文化祭を開始いたします」
「こんなモノのために来たのか?」
校長の話なんぞ聞きたくもないわ!
聞くだけ無駄だ
「違うわよ!……ほら始まるわよ♪」
何が始まるんだ?
「今から光輝学園ベストカップルを決めます!参加者はステージ裏の教室に集まって下さい!!」
うわ〜!!
コレ見に来たのかよ?!
てかどんな奴等がこんなのに出るんだよ?
「参加者は名前を呼ばれたら返事して下さい。では名前を呼ばさせていただきます」
「始まるまで時間かかりそうだよ?他の所行かない?」
「薫の言うとおりだぜ?他の」
「1年C組…椎名拓也君と堂本薫さん」
今呼ばれたような……
いやありえん
「椎名拓也君と堂本薫さん?いらっしゃいませんか?」
俺らだ(泣)
「「はい…います」」
「わかりました」
なぜに名前を呼ばれた?
たしか参加を希望する生徒は先生に名乗り出ないといけなかったをじゃ………
俺ら2人共参加希望してないはず
なのになぜ?
など1人で考えていると
「私たち参加希望してないわよ!!間違いじゃないの!?」
桜が叫びだした
「え?桜と元希もなの?」
「は?まさか薫たちも参加希望してないのに名前呼ばれたの?」
「うん」
「次…同じくC組の真田健太君と瞳さん」
「「はぁい♪」」
「お前等は参加希望してたのか?」
「うん!そうだよ」
「ついでに言うならアンタ達4人も勝手に参加希望にさせてもらったから♪」
………なんだって!?
「ふざけんな!」
「酷いよ瞳!」
「何で無断で!しかも相手が元希だなんて!」
「喧嘩売ってるのか?桜よ」
「うるさいわね……ほらさっさと行くわよ」
瞳とケンはいきなり歩き始めた
「「「「行くってドコに!?」」」」
「はぁ!?決まってるでしょ?ステージ裏の教室」
「いや行かないから!なぁ薫」
薫に同意を求めた
「私…出てみたい」
えぇーーーーーー!?
さっき嫌がってたやん!
どういうこと!??
「マジで言ってんのか!?」
「うん……ダメ?」
わかったからその上目遣い止めとくれ
反則だ
「わかった…出てやるよ。桜はどうする?元希とでるのか?」
「俺はかまわん」
「はぁ?アンタプレゼント渡す好きな子に見られたらヤバいんじゃないの?」
確かにヤバいのでは?
「かまわん。大丈夫だ」
その根拠は?
いや自信はドコから出てくるのでありますか?
「じゃ〜早く行きましょ♪」
―――――――――――
「え〜では男子は右端の教室に。女子は左端の教室に入って下さい」
「また後でな」
「うん」薫たちと別れて指示のあった教室へ向かった
「はぁ〜………」
そんな隣で溜息つくなよ
「元希…どうしたんだ?」
俺らを見てまた溜息をつき話し始めた
「俺が退院した日から桜が変だ。目が合うとすぐに逸らすし、あまり話してもこない。今日も此処まで無言に近い状態のままで来た………でやっと話したと思いきやすぐ喧嘩…………俺何かしたか?」
「してないと思う」
「僕もそう思うよ」
俺らその原因知ってますけどね
「だよな」
《ガラガラ》
「ではお入り下さい」
―――――――――――
《カシャ》
「はい。いいですよ」
「「ありがとうございました」」
記念撮影が終わり教室を出た
「しかし何でタキシードとウェディングドレスなんだ」
オカシいだろ?
しかも参加者全員
「結婚式みたいだね」
「そうだな……」
結婚……か
俺は薫と結婚するのだろうか?
ってまだ結婚はまだ早いな
「タクちゃん…どう?似合ってる?」
うん
「似合ってる」
「ホントに!?ありがとう」
途端に薫は眩しいくらいの笑顔になった
「ホント…可愛いよ」
そう言いながら俺の顔は薫に近づき…
キスをした
顔を離すと薫は
えへへ♪
と笑いながら俺の腕に自分の腕を絡めてきた
「ステージに行こ!」
ホント薫といると楽しい気分になる
「あいよ」
俺らはステージに向かった
―――――――――――
「それでは投票の結果を発表したいと思います!!」
今ステージにいるんだけど………
ギャラリー多すぎだろ!?
軽く200人はいるぞ!?
「タクちゃん…緊張してきちゃった」
薫の手が震えてる
俺は薫の手を握る
「落ち着け……」
震えが止まった
「うん……タクちゃんの手…やっぱり温かい」
「ほら……結果がでるぞ」
薫がつないでる手をギュッ!と少し力強く握ってきた
「今年はすごい結果になりました!まず第3位は…1年C組元希君、桜さんの2人です!!」
観客がキャーキャーと騒ぎ出した
てか………
マジですか!?
「うそ?」
「マジかよ」
本人達も驚いてるしね
「続きまして第2位は…同じくC組の健太君、瞳さんです!」
えぇ!?
これは予想外だ
「あの2人が1位だと思ったのに…」
「俺もそう思ってた」
だから驚いた
今ステージにいる人たちを見てみる………
どう見てもコイツ等が1位にしか思えない
「惜しかったね瞳」
「まぁ1位にはなれないってわかってたけどね」
うそ!?
マジで??
「そうだね」
え!?
お前もなのか!
誰なんだ1位は?
誰なんだ!?
「そして栄えある第1位は………」
1位は!??
次に発せられた言葉に我が耳を疑った
「同じくC組の拓也君と薫さんです!!拍手!」
は?
はぁ―――――!?
「タクちゃん……夢かな」
「夢だな」
拍手がパチパチとなり、観客がワーワー騒いでいる中
俺らは信じられずただ突っ立っていた




