第27話
《カランカラン》
「いらっし…拓也君?」
「こんちは!晴美さん」
そう…ここは晴美さんの店
店名は《HARUMI》
まんまだな……
「今日はどうしたの?可愛い彼女はドコ?」
キョロキョロと捜さないでくださらない?
「実は薫に内緒で」
「クリスマスプレゼント買いにきた?」
なぜ後ろから聞き慣れた声が?
「ケン!?なぜに!?」
「瞳へのクリスマスプレゼントを買いに♪だって前にタクが薫に買ってあげたネックレスが可愛くて羨ましがってたから此処で買おうかなっと思いまして」
なるほどね
「へぇ〜瞳そんなこと一言も私に言ってこなかったのに……」
晴美さん……そんな落ち込まんでくださいな
それにしても………………………
1つ気になることが……
「何で袋が2つあるわけ?」
「これのこと?」
他に何があるのかね?
今変な口調だったが気になさらないで下さいな
「これは元希が前来たときに買おうと決めてたらしくて代わりに買ってきてくれるよう頼まれたから仕方なく……あ!実は元希いま」
「入院中だろ?さっき瞳に病院で会った時に全て聞いた…って元希誰にプレゼントする気なんだ?!」
「……桜?」
沈黙
「「ないない」」
2人して笑う
フザケるのはここまでにして早くプレゼント買わないと
でも何買えばいいんだ?
う〜ん
そうだ!
「晴美さんのお勧めで何かないですか?」
「え?そうね〜……あ!」
お!!
何かあるのか!?
「コレなんかどう!?」
「!!」
目の前には指輪があった
綺麗な石が星形となって3つ埋め込まれていた
これだったら喜んでくれるかもしれないな
「コレ下さい!」
「わかったわ♪プレゼント用にラッピングする?ってその前に指輪のサイズは?」
ヤバい……
わかんねぇ
え?
ケン?
誰に電話を?
「もしもし瞳?薫の指のサイズわかるかな?……うんわかった♪ありがとう………え〜と晴美さんサイズはこれです」
「え?えぇわかったわ」
「……サンキュ」
「どういたしまして♪」
いきなり電話で聞いてくれるとは……
それよりなぜ瞳は薫の指のサイズを知っているんだ?後でメールだな
「拓也くん?ラッピングする?」
「え?あ…お願いします」
「で?いくらなのタク?」
聞くの忘れてた……
いくらだろ?
「晴美さん…コレの値段は?」
「言わなかったっけ?」
はい
言ってません
聞いてません
「実はさっき完成したばかりで値段決めてないのよね〜………どうしよっか?(笑)」
笑うとこじゃありませんよ?
実際
「どうすると言われましても?な?」
ケンに同意を求める
「だったら…適当でいいんじゃない?」
この人たち異常だ
「じゃ〜適当に4,000円でいいわよ?」
「値段が微妙すぎますって!!てか安くないですか!?」
「いいのよ?適当なんだし(笑)それにあの子にきっと似合うだろうしね」
ちょっと想像してみる………
たしかに似合うな
「わかりました…その値段でお願いします」
ラッピング中
終了
「彼女きっと喜ぶよ?なんたって私の傑作なんだから。じゃ〜2人とも帰り道気をつけてね」
「「はい!ありがとうございました」」
「どういたしまして♪またね!」
ケンと一緒に店を出た
「タクどうやって帰るの?」
「歩き…かな?」
「自転車の後ろ乗る?」
「乗る!」
ケンと2人乗りは久しぶりだ
そんなことより……
『早くクリスマスイヴになれ』
と心底思った




