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RAN&JUMP  作者: 月明かり
21/53

第21話

「恐かったねあの映画」


「そうか?俺は周囲の目が恐かったぞ?」


「ごめんなさい」


現在喫茶店

さっき薫とホラー映画を見てきたのだが…………


「確かに周りの人たちも叫び声を出していたがお前のは異常だ」



薫は普通の人の3倍うるさかった

おかげで俺は周囲の人から睨まれていた


「だって恐かったんだもん………恐いの苦手なんだもん」



ホラーを選んだの貴女様ですよ?

もういいや………


「次どこ行くんだ?」


今日のプランは薫に任せている


「次はね……秘密♪とにかく付いてきて」




ーーーーーーーーーーー


ここは……………………

「ゲーセン?薫ゲーム好きだったのか?」


「違うよ!目的はアレだよ」


薫が指さす方向には……



「…プリクラ?」


「うん♪行こ!」


手を引っ張られ強制連行


ーーーーーーーーーーー


「えへへ♪」


薫は笑いながら先ほどのプリクラを携帯に貼ってる……っておい!!


「なぜ俺の携帯にも貼る?!」


「2人が恋人である証だよ」


「そうか……」


なぜか納得しちまった


「あ!タクちゃんアレ何のお店!?」


「あ?あれは………なんだろ?行ってみるか?」


「うん♪」


「…………。」


「タクちゃん?早く行こうよ?」


笑顔で答えた薫が可愛かったため思わず見とれてしまっていた


「すまんすまん」

とりあえず謝る




店に入るとアクセサリーがビックリする程置いてあった


「すごいね……」


薫は驚いてるがそれと同時に目はメチャメチャ輝いている



「薫さん?」


「わぁ〜!これスゴい可愛い〜!!あ、これも可愛い」薫はアクセサリーに夢中

俺は周りを見渡す


よかった……

俺ら以外客は居ないみたいだ


………店員さん笑ってる

でもバカにしたような笑い方じゃなくて優しい感じの笑い方だ


………………あり?

どっかで見たことあるぞ?

はて?

誰だっけ?


「久しぶりね。拓也君」


「!!思い出した!瞳の姉ちゃんだ!………名前何でしたっけ?」


「え?覚えてないの?晴美だよ」


「そうそう晴美さんだ!この店で働いてるんですか?」


「店長だよ♪それよりあの子誰?彼女?」


「え〜まぁ〜」


「可愛いじゃない!」


「ありがとうございます」


………………あり?

そういえばさっきから薫の声が聞こえない


振り返ってみる

居た!!

ん?手に何か持ってる

なんだろ?


「薫?」


「ひゃい?!」


近づいて話しかけると変な声で返事された


「それ気に入ったのか?」


薫の手にはネックレスがあった

形はハート


「うん…まぁ〜…………」



コイツが物のことで言葉を濁すときは値段が高いときだ



値段をみる

確かにいい値段だな


「買ってやるよ」


「え?!そんな悪いよ!」


「いいんだよ。俺が薫にプレゼントしたいんだ」


「タクちゃん…ありがとう!!」だかだから抱きつくなって!

ここ店だから


ネックレスを買って店を出るときに


「拓也君とその可愛い彼女さん!またきてね♪」


って言われた(薫にはレジで晴美さんのこと教えた)


「「また来ます」」

と言って店を出た




家に着くとすぐに薫はネックレスをつけた


「どう?似合う?」


メッチャ可愛い!

……なんて言えないので


「似合ってるよ」


すると薫は可愛らしい笑顔になった


「ありがとう!大切にするね」

薫が俺の頬に軽くキスをした


俺は顔真っ赤になり

薫は笑顔で抱きついてきた
















俺は今幸せの絶頂にいた

が母さんが帰ってきたことによって質問攻めにあい


あえなく破壊された

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