第20話
「タクちゃん大丈夫?」
「タク元気出せ!」
「拓也死ぬな!」
現在放課後
いつもの3人が声をかけてくる
「あのな……心配してくれるのはうれしい……が!」
「「「が?」」」
俺は椅子から立ち上がる
「俺を残して逃げるな〜〜〜!!!」
ーーーー午前中ーーーー
「椎名あれマジか!?」
「おい!説明しろ!」
「椎名君……」などクラス全員+他クラス生徒20人ほどから質問責めに……
ただでさえ朝の騒動で疲れたのに…………
誰だよ?
黒板にあれ書いた奴!!
とにかくコイツ等どうにかしないと
「薫!説明……薫?」
説明するの手伝ってほしいのに………………………………………………………………………………薫が居ない………………ケンと瞳も居ない…………………あ!居た!!…………………………………………………………教室の外に避難してんじゃねぇ!! あ………居なくなった(泣)
「説明しろよ椎名!」
「椎名君どういうこと?」
誰か助けて…………
ーーーーーーーーーーー
てなわけで朝から死にかけたワケ
「ゴメンなさい」
「「以下同文」」
↑これにはムカついた
「薫は許すが……そこの2人………なにが『以下同文』だコラ〜!…………逃げ足速やすぎ」
薫を見た後に2人の方向を見ながら叫ぶとすでにいなかった
「タクちゃん帰ろ?」
「あぁ〜帰って寝たい」
俺は死人のような目で薫と手を繋ぎ家に帰った
ーーーーーーーーーーー
風呂から上がりリビングでテレビを見ていると薫が
「タクちゃん明日ひま?」
なぁ〜んて聞いてきた
たしかに明日は日曜で暇だ
「ひまだな……なんでだ?」
「映画見に行かない?」そんな上目遣いされたら嫌とは言えん
はじめから言う気はないけど……
「オーケー行こう」
「やった〜♪ありがとう」
「コラ!抱きつくな!!」
母さん達が見てるだろうが!
「え〜……せっかく彼女になれたのに……」
《パリン》
皿が割れる音が………
キッチンにいる母さんが驚いてる
キッチンの前にある椅子に座っている親父はなぜか笑顔だ
《バス!》
不意に親父が後ろから殴られた(まな板で)
母さん……なぜに親父を殴った?
親父は笑顔のままで気絶してるし……キモい
「さ〜説明しろ!」
母さんが笑顔で命令する
「……はい」
結局家でも休むことができなかった




