第2話
親父よ……………………
何があったんだ?
リビングに入るとそこには……白目で鼻と口から赤いモノだしている我が親父、椎名光輝が気絶していた………
一瞬死んでいるのかと思ったぜい(汗)
と・に・か・く起こすか?
台所で水をコップに入れ親父の顔に落とす……起きないですねぇ〜
試しに男の急所を蹴ってみるか?
力を多少抜いて……
《ボフ》………起きない
《ドサ!!》
っと何かを落とす音が後ろから……
っておい!!引っ越し屋さん…アンタが反応してどうするアルか?
しかも『痛い』と言ってるような顔してるし(汗)
そして親父よ……なぜ今の荷物が落ちた音で起きるアルか? 謎だ……。
「拓也‥私は何をしていたのだ?」
俺は一度溜め息をして
「気絶だけど……なんで気絶してたのさ?」
と答える同時に質問をすると親父は
「ちょっと母さんに明日家に来る人のことで話したら」
足が震えてる
「『話しするの遅いんじゃないんですか?』って言われて……」
泣きそうな顔するなよ…
「殴られて気絶した……と?」
「違う!質問にすべて答えた後に殴られて気絶したんだ!」
順序なんてどうでもいいですよ?
「あのさぁ〜明日から家に他人が一緒に住むって言うのは遅すぎだと俺も思う。あとなぜその人は家に来るのさ?」
「その子の両親に頼まれたんだよ。なんでも1年間海外に仕事で親2人共家を空けるらしい。それで預かってくれって」
「なるほど……」
今の会話でわかったことは家に来るのは大人ではなく子供であることぐらいだな
「でもその子は嫌がってないのか?」
嫌々で家に来てもらうと正直色々と面倒だ
「それなら心配はないぞ?嫌がるどころかむしろ喜んでいた」そうか……ん?
「……なんで喜ぶんだ?」
赤の他人の家に行くのに嫌がらないとしても普通は喜びはしないないだろ?!
「それは…ひ・み・つ」
やべぇ〜殴りてぇ……まぁ〜ここは落ち着こう
「じゃ〜質問を変えよう。どんな子が来るんだ?」
親父は 「う〜ん…」と声を出した後すぐに『閃いた』と言う顔をして
「ひ・み・つ」
などと言いやがった
「眠るがいいぃぃぃ!」
と叫びながら俺は親父の顔にマジで必殺右ストレートを決める親父は
「ぷべ!!」
と言うなり気絶しやがった




