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RAN&JUMP  作者: 月明かり
12/53

第12話

「ここなの?」


「そうだ」


私と薫は拓也の用事がある場所に着いて驚いた


なぜならそこは拓也と健太が通っていた中学校だったから



「たくちゃん……此処にどんな用事があるの?」


私がしようとした質問を薫が先に拓也にする


「バスケ部のコーチ頼まれてんだよ…ほら行くぞ」


拓也はそう答えて早歩きで体育館に向かった







「さぁ〜声だしていこう!!」


「「「「はい!」」」」


私たちが着いた時にはすでに練習が始まっていた


拓也が来て嬉しいのかみんな笑顔になった


「椎名先輩」

そう拓也を呼びながら部長らしき子が拓也に近づいてきた


「膝の調子はどうですか?」



「大丈夫だ。完治に近い状態だ」


「本当ですか!?なら今日の紅白戦に出てもらえませんか?最後にどうしても3年全員が椎名先輩とプレーしたがってるんです」


え?最後?


「……よしやろう」途端に部員全員が笑顔になった


拓也ただいま着替え中……………終了



「タクちゃん…無理はダメだよ?」


薫はかなり心配しているようだ


「これくらいなら平気だ」


「大丈夫よ薫。拓也が倒れたら私がスグに救急車呼んで上げるわよ」


「倒れないって……それより俺の華麗なるプレーをしっかり見てろよ」


拓也はそう言ってコートに走っていった



ブザーの合図とともにボールが宙を舞う………それを拓也がジャンプをし味方の方へ叩く

ボールは見事に味方の手にわたった









私は今我が目を疑っている

なぜかって?

それは拓也が次々と敵を抜き去りゴールを決めているからだ


「拓也ってあんなに上手かったの?」


「うん♪凄いよねぇ〜。膝を怪我する前はダンクできたらしいよ?」


…………マジで?


薫は拓也がゴールを決めるたびに声を上げて喜んでいる

私はあの質問をもう一度することにした


「薫はいつ拓也に告白するつもり?」


「え!?いやその……」


薫の顔が真っ赤になった


「早めにした方がいいわよ…拓也を狙ってる娘なにげ多いから」



試合終了のブザーが鳴り響いた

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