第11話
今日明日であと5話程更新したいと思います
あぁ〜〜〜〜神様
どうかお助けを………
「さて何で君たちは此処にいるのかな?」
何か言わなくちゃ!!
「え〜と…………た、たまたまだよ!ねぇ瞳?」
「尾行してたのよ?何か問題でも?」
ひとみぃぃぃ??!
「へぇ〜尾行ねぇ……何でそんなことをする?」
まだタクちゃんは笑顔だ
でも眉が『ピクッ!』と動いた
「週に何度か用事で急いで帰るから怪しいと思ったからよ。でも安心して。用事って何のことかわかったから♪」
「へぇ〜……」
「ズバリ彼女とデートでしょ?」
「…………は?」
「だから彼女とデートなんでしょ?」
瞳の言ったことを私が言い直す
するとタクちゃんはいきなり笑いだした
「ハハハハ!!なんだよソレ?全然違うぞ?」
「「え!?違うの!?」」
私と瞳の声が完璧にハモった
「だって拓也あんたさっき鏡だして髪をセットし直してたじゃない!?」「そ、そうだよ!!」
「あぁ〜アレは………」
ーーー15分程前ーーー
『何か後ろから聞き慣れた声が………気のせいか?』
約10分経過
『また聞こえた気が……………確かめるか』
俺は歩くのを止めてポケットから鏡をだし、髪をセットし直すフリをして鏡に映し出された後ろの状況を確認する
『アイツ等……つけてきたな!!』鏡には制服にサングラスといった奇妙な格好をした薫と瞳が映っていた
『とっつかまえてやる!!でもここで振り返っても逃げられるしな〜…………あの角を曲がって待ち伏せるか……』
ーーーーーーーーーーー
「というわけ」
「何だ………………あぁ〜〜もう!!拓也の彼女みれると思ったのに」
「俺生まれてから16年間1度も彼女つくったことナイから」
「本当なの!?タクちゃん?」
「嘘を言ってどうなるよ?」
よかった………
私は心の中でそう呟いた
「じゃ〜用事って何だったの?」
瞳も首を縦に振っている
「はぁ〜……………ついて来ればわかるよ」




