第10話
とうとう
「腕がなるわ」
この日が
「えぇ〜と…………あったあった♪はいサングラス………って薫?」
来ちゃったよ(泣)
「薫!」
「ひゃい!?」
「もうしっかりしなさい!」
ただいまタクちゃんを尾行中
「やっぱやめよ?ね?」
「…………。」
無言の殺意が……
「やりましょう」
「それではサングラスつけて………レッツゴー♪」
なんで瞳はそんなに楽しそうなの?
『どうか…タクちゃんに見つかりませんように』
私は心の中で神様に祈った
「神なんて存在しないわよ?」
サラリと存在否定?!
ってさっきのは心の声だよ!??
瞳が怖い
「どこに向かってってるのかしら?」
「歩いて15分はたったね」
本当にどこに向かってるんだろ?
「薫はいつ告白するの?」
「ななな?!!」
「声が大きい!」
「あわわわ…」
あ………タクちゃんが止まった
ポケットから鏡をだして髪をセットし直している
「これは絶対に女と会うわね」
………そんな
イヤだよ……………
「もぉ〜ほら気合いを入れる」
瞳が背中をたたく
「………はい」
無理だよ
タクちゃんに彼女が居るなんて
私耐えられないよ……
ヤバい泣きそう
あ!………タクちゃんが角を曲がった
「見失うといけないわ!急ぐわよ」
「うん!」
《ドン》
角を曲がったところで誰かとブツカった
早く謝らなくちゃ
「すいまぁぁぁぁ?!」
「………マズいわね」
私がブツカったのはタクちゃんだった
てかなんで瞳はそんなに冷静なの?
あれ?タクちゃんが笑ってる
もしかして怒ってないのかな?
「なんで君たちが此処にいるのかな?サングラスなぁ〜んてつけてさ」『怒』のオーラがでまくっている
間違いなく怒ってるよ
もう逃げ出したいよ…………




