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 朝起きると、知らない天井が見えた。

何処だここは、、、と思い、焦って周りを見渡す。

そうだ、思い出した。

昨日のことは夢じゃなかったのか、、、そう言って私は、順に思い出すように昨日の出来事を振り返る。

学校の帰りになぜだか変なところへ入り込んだと言うか、入れられて、なんだかよく分からん難しい話の後に私の家系法が必要だとか言われ、、、それを習得する為に学校へ行く羽目に、、、


あ!!


学校じゃん!


今何時だ と焦って時計を見た。まだ6時半になる前だった。

よかったー。


でも学校って何時に行けば、、、ってか何処にあるんだ?

場所も時間も持ち物も言われてないじゃん

どうすればいいんだよ、、、


考えても始まらないので、とりあえず顔を洗って、術得学校の制服らしき服に着替え、髪の毛を整えた(アイロンもちゃんと準備されていた。なんで?!)。


ちょうど7時になった頃、部屋に設置されている電話が鳴った。正直めちゃくちゃビビった。


「はい、レインです。」と言うと、自動音声が流れてきた。

「レイン亜弥利様、おはようございます。今日から術得学校でございます。制服を着用して、8時に校舎前に集合してください。校舎までの道順は端末へお送り致しております。

持ち物は必要ありませんので、端末だけをお持ちになってお越しください。朝食は各自部屋へ運ばせていただきます。その際、洗濯物を回収いたしますので、かごにまとめて頂けると幸いです。連絡は以上です。質問などありましたら、こちらの固定電話へお掛けください。」


自動音声が終わり、電話が切れた。


ほうほう、、、

やっと情報が入ってきたぞ。端末がどうとか言ってたな。あ、これか、と小さい机の上にあったのを見つけた。いじってみると、初期設定が始まった。時間あるし今やっちゃうか。


初期設定を終わらせると、一件の通知が来た。学校までの道順だ。ここから10分程度で着くらしい。じゃあまだ時間あるなー。何しよう。

特にすることもないので、端末を適当にいじってみた。普通のスマホと変わんないのかこれ。他の機能あんのかな。あわよくば漫画読めたりして、、、



私の親は変わった人で、今のご時世でも、スマホは馬鹿になるから使うなという人だった。そんなこんなで私はスマホを持ったことがない。タブレットは持っているが外では使い物にならないので、道に迷った時とかはもう本当に困るのである。


だから、ここでやっとスマホが私のものに、、、と少し(少しではないかもしれない)ワクワクしている高校生が今ここにいた。


このスマホはアッ◯ル社のiPh◯neではないか、、、!!と感動した。クロム家金あんなー。

ホーム画面に戻り、アプリのストアを開く。ジャンプ◯ラスを検索するとすぐにインストール出来た。どうやら制限はかかっていないらしく、完全に管轄は私らしい。めちゃめちゃ嬉しい。


スマホへの感動はここまでにして、、、

もう学校に向かう時間だ。やばい緊張してきたー。

いざ向かうとなるとやっぱりなー。今だにこの現状を飲み込めないけど、もうこうなったらやけくそだ。



スマホを持って部屋を出た。

今日はきっと疲れるな。

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