登場人物/用語
◯登場人物
楔部隊
ニケ:歩兵小隊隊長。ブレーメン出身。2振りの刀を使う。
リン:狙撃小隊隊長。強化兵。八五式狙撃銃とサイドアームはボア25
シィナ:ブレーメン出身。身の丈を超える長大な大太刀を使う。
ラルゴ:機関銃小隊隊長。一般兵。強化兵と同じ体力のある巨漢。
ブン:機関銃小隊分隊長。一般兵。重機関銃の射手を務める元不良。
ンナン:工兵小隊隊長。特務軍曹。大学を休学して従軍中。
青1&2:歩兵小隊分隊長。強化兵。ニケの部下で双子のような似た顔の強化兵。
野生司マサシ:中隊長。楔部隊の発起人であり野心家の軍人。
連邦
キエ:連邦の皇。人類を統合する象徴。リンの遺伝子提供者。
ネネ:侍従長。齢500を超えるブレーメンの幼女。
野生司ホノカ:マサシの一人娘。高校3年生に進級したばかり。
野生司ノリコ:マサシの妻。執筆業。かかあ天下。
グス・フレドリク:オーランド工科大学教授。日の目を見ない研究者。
その他
監察官ロー:不気味な楔部隊の監視役。
フラン・ラン:反回帰主義の若き天才。
所長:アレンブルグ研究所の所長。
アンセンウス:テウヘルの連絡将校。
ガンマ:分離主義集団〝聖人"のリーダー。
ア・メン:神=宇宙の創造主。ブレーメンの信仰対象。
◯用語
神に愛されれし民:連邦の共通語風に発音すればブレーメン。神=ア・メンを信仰する少数民族。南部の標高の高い山岳地帯に暮らしている。知能、身体能力ともに一般的なヒトを凌駕する。その正体はこの惑星の先住民。
ブレーメンの剣:神剣、オリハルコンとも。ヒトにとっては抱えるのがやっとな重量の剣。超硬質・超高重量・超高密度な物質でできており大抵の物なら両断できる。ブレーメンの力を発揮する媒介にもなる。
唯一大陸:惑星に唯一存在する大陸。50億人のヒトと数十万人のブレーメンが大陸の西側に、テウヘルが東側に住んでいる。両者を隔てるのは〝壁"と呼ばれる大河とブレーメンの遺跡。
テウヘル:大陸東側に住まう獣人。人の生存領域を侵す存在。人語は通じず知能も犬程度。一方で扱う兵器は市街戦で活躍する多脚戦車、空中要塞など非常に高度な技術を擁している。
ヒト:唯一大陸における主な種族。個性が様々分かれていて個人の能力差も激しい。猜疑心と独占欲が強い。その正体はこの惑星に入植した人類。
強化兵:連邦軍の大半を占める人造兵士。遺伝子操作を行い、身体能力の強化、思考を単純化することで精神的な強さも持つ。現在のモデルは第3世代型。
聖人:分離主義の団体の中で最も危険なグループ。首魁はガンマ。テウヘルに変身できる。
オーランド:連邦の首都。唯一大陸の西海岸にある巨大都市。人口は5000万人。都市の郊外はスラムが広がり、地下は危険な都市生物が跋扈しているという噂。
アレンブルグ:唯一大陸の東にある連邦第2の都市。都市の中央をロンボク運河が流れ、東岸と西岸に分かれる。その運河の中洲に位置するのがサナハシ市。