ジュナの背後は危険がいっぱい!
「ふっ、ふふーん! ジュナはつよい子やさしい子~♪」
「なんですかその歌」
夕暮れの近づく帰り道。
若干茜色に染まった空の下を鼻歌混じりに歩くジュナは、両腕をブンブンと振りながら景気よく歩いていきます。
その少し後ろには、紆異智さん。
黒いランドセルを背にしながら、二歩ほど離れた距離でつかず離れず足を進めていました。
「これ? これはジュナのおかあさんが頭を撫でてくれた時のうた!」
「そうですか……」
てくてく歩く二人の影は、長く伸びて道路を染めます。
かぁ、かぁ、かぁ、とカラスが鳴いて、街中の子供達へ、お帰りの合図を響かせています。
「ね! 紆異智さんはどこからきたの?」
パッと、ジュナが立ち止まると、紆異智さんへ振り返りました。
地平線に沈みそうな太陽が眩しくジュナの背から差し込み、後光のように光を差します。
紆異智さんは目を細めながら、ジュナの顔を見つめました。
「わたしは……」
そのとき。
「コンバンハ」
「!!?」
ジュナの更に背後からカタコトのような声がして。
二人が一斉に注意を向けると、とても背の高い男性が、影を落として立っていました。
~『ジュナの愉快な次回予告!?』 ~
「だだだだだだだ、ダレぇ~!?」
「お、おおお、落ち着いてください。あれはアレです。電柱の影がそうさせるんです。きっとそうです。わたしの推理は絶対です!」
「チガイマスヨ」
「わああああああああああ!!!? しゃべったぁぁぁぁぁぁ!?」
「ひゃあああああああああ!!!? へんじしたぁぁぁぁぁぁ!?」
「ジカイ。キュウケツ キ ハ ショウガクセイ ! マホウショウジョ ハ テンコウセイ。オタノシミニ」
「「ぜっっっったいちがうでしょぉーーーーーーー!!!!???」」