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眺めるは……

作者: 冥月 霜華

毎夜、形を変えるソレ

白、赤、青、黄……様々な色に染められるソレ

今宵も二人で眺める空


漆黒にもならず

紺にもならず

曖昧に染まっている空


ポカリと浮かぶソレは

知らぬ顔をして

二人を見下ろす


いつの日か

一人になった時にも


ソレは知らぬ顔をして

ポカリと浮いているのだろう


曖昧に染まっている空を従えて

人々が口々に告げる形や色を受け入れて

今宵浮かぶは天満月あまみつつき


今宵も二人で眺めましょう

いつの日か

時が二人を別つまで


素知らぬ顔の月と曖昧な色の空に

いつか話した月宮殿げっきゅうでん

探しましょう

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― 新着の感想 ―
[良い点] 変わりゆく月の姿から入っていく本作品。 知らぬ顔して空から見下ろすその月は。 丸く円を描く満月だった。 そこから紡がれるストーリーが、いいんです。 色々と考えさせられる雰囲気、これが好き…
2015/09/27 05:17 退会済み
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